陰陽=この世界は+と−のバランスで出来ている 【人生工学 第2章①、②】
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では、早速!
今日から仕事や恋愛にも活かせる、もはや成功者にとっては当たり前な本質的な世界観を早速お届けします。それが陰陽です。
突然ですが、あなたは恋をしていますか?現代の恋愛の形は様々ですが、多いのは男性と女性での恋愛。凸型の男性と、凹型の女性が合わさろうとします。下品に聞こえますが、ここに見えるのが世界観の基本の基本、「+と−のバランス」です。
伝えたいことはシンプルで、この世のありとあらゆるものが、+のエネルギーと−のエネルギーで出来ております。そしてこれらがバランスを取った”ニュートラル”の形を目指しています。
この章ではまず、いかにこの世界が+と−で成り立っているか、そしてニュートラルの素晴らしさをお伝えします。そこから早速、「人生をスッキリさせる、ニュートラルな視点の使い方」という実践法までつまみ食いします。
①あらゆるモノゴトが+と−
突然ですが、今ごはんを食べたいですか?お腹がすくという「−」のエネルギーがあると、食べ物という「+」のエネルギーを求めます。そして食べると”お腹が満たされる”という”ニュートラル=平常な状態”になります。この様なことが世界のあちらこちらで起きている。
例えば”昼”があれば”夜”があり、”夏”があれば”冬”があります。現象で言えばたとえば天気。どこかで”高気圧”が発生していたら、その代わりにどこかで低気圧が発生しています。磁石のN極とS極もわかりやすいですね。
根本的には私たち人間も、+と−から成るニュートラルな存在です。私たちの細胞一つ一つも元は原子の組み合わせでできています。その原子は+のエネルギーである”陽子”と、−のエネルギーである”電子”が組み合わさって出来ています。
私たちの周りのいすや机など、あらゆる物質や生命も原子から出来ていますから、もはや全てが+とーのエネルギーによって作られています。
大きな話で言えば宇宙には、超新星爆発という圧倒的な+の放出エネルギーと、ブラックホールという圧倒的なーの引力エネルギーがあります。宇宙ではどちらも繰り返されることによって、たくさんの星を生み出し、宇宙が続いています。この地球も同じですね。
面白いところでは、現代のプログラミングもこの仕組みで出来ています。複雑なパソコンやスマホ、アプリのソフトウェアも全て、元は0と1を並べただけで作られています。
この概念が、仕事や作品、心理にも生きてきます。
モノだけではなく、感情や概念でも+と−が働いています。「ある」があれば「ない」もあり、「好き」があれば「嫌い」もある。そしてこれは生活の至るところで用いられています。
例えばマンガを書くときは、あえて主人公が苦戦する「−」の描写をじっくりと描くことで、勝利という「+」の描写に感動が生まれます。あっさり悟空がフリーザを倒したら、面白く無いですよね?そもそも敵という「−」がいて、ヒーローという「+」がいます。「−」が大きければ大きいほど「+」が輝くのです。有名な映画「君の名は」では、観客の感情の+ーの起伏を描く「感情曲線」をベースに映画の構成が作られたという話もあります。
同様の発想から、マーケティングやセールスでも+と−が用いられています。CMやトークで、「この商品を買ったらこんなに良くなるかも?」と理想のイメージ(+)を作り出す。でも今の現実はそうはなっていない。(ー)このギャップそのものが「ー」のエネルギーとなり、これを埋めるためにもの(+)を買おうとします。
理想を膨らませるのではなく、逆に「このままだとヤバい」という現状の延長という「−」を膨らませるセールステクニックもありますね。
概念としては、高校物理で学ぶ「作用反作用の法則」がわかりやすいです。何かものを押す時には、同時にものから同じ力で押されている。”垂直抗力”とかいうものですね。きっと探せば、あらゆるものが+と−の性質が対になっていると思います。
このように物質だけでなく、感情や概念も含めたありとあらゆるモノゴトが、+と−で成り立っています。そしてこの+と−が釣り合っている状態を「ニュートラル」と呼びます。
人生工学では本来あらゆるものは「+と−から成るニュートラル」であり、このニュートラルを目指すべきだという世界観を取っています。
ニュートラルと聞くと味気ないような気もしますが、何がいいんでしょう?
②ニュートラルの素晴らしさ
本当の意味のニュートラルを知ると、日常のコミュニケーションの見え方がガラリと変わります。改めてニュートラルとは、”+と−のエネルギーのバランスが取れている状態”です。この状態は”最強”と呼ぶにふさわしいほど素晴らしいものです。
例えばカップルの例で考えた時、お互いが同じくらい好きであるカップルは長続きしますよね。あるいは逆にどちらか一方が熱烈に相手を好きで、もう片方もそれをしっかり受け入れてバランスが保てていると長続きしませんか?これらはエネルギーのバランスが取れているからこそ”安定”していると言えます。一方で、カップルの片方だけが「もっと会いたい」と思っている場合、もう片方からすると「重く」なると思います。このようにバランスが本当にあっていない状態だと、そのうち別れてしまいます。
会社でも同じです。仕事の大変さと、もらえるお金ややりがい、評価といった報酬が釣り合っていれば、社員はその会社に残るでしょう。きっと素敵な成長企業になるはずです。仕事が大変なのに報酬トータルが低ければ社員はやめますし、逆に仕事が楽で誰でもできるのに報酬が多すぎる場合も危険です。今度は会社側が立ち行かなくなるかもしれません。いずれ競合が現れて、適切な報酬設定と健全な経営力を発揮してくることでしょう。
バランスのとれたニュートラルは、”美しさ”にも繋がります。
もっと身近な例で言えば、「美しい顔」と言われるのは、男女共に左右対象の顔です。左と右で釣り合っているからこそ、自然と「美しい」と感じてしまうのです。
体においても、食べるカロリー数と運動などで使うカロリー数のバランスが取れていれば、美しい体型を維持することができます。これが乱れたままだと、痩せすぎ、太りすぎにつながってしまう。
バランスが取れたニュートラルは、安定して、美しく、素晴らしい傾向がある一方で、どちらかに偏っている状態というのは、非常にあやういものなのです。
大きな話に移すと、文字通り現実の崩壊につながります。地球が今も毎年、同じように四季がきて美しい花を咲かせるのは、太陽の引力と公転の遠心力がほとんど釣り合っているからです。このバランスが少しずれて太陽の引力が弱すぎたなら、地球はどんどん太陽に近づきどんどん熱くなってしまうでしょう。地球と月でも同様なことが言えて、もしも地球の引力が強ければ月が地球に衝突してしまうことでしょう。日本を襲った原子爆弾も、安定していた原子核が”分裂”してバランスを失うことで驚異的な爆発を引き起こします。
ちなみに驚くことに、この世界には不思議と「バランスを取る力」が働いています。人の感情でいえば「欠けているものを欲しくなる」ことは自然です。こけて怪我をすれば、自然と元に戻そうとします。物質で考えても、電子が増えてイオンとなった元素は、電子を渡そうとしますし、逆に電子がかけた状態であれば電子を得ようとします。
人生工学では、この”ニュートラル”の性質を”考え方”の面で使いこなすと、飛躍的に人生が生きやすくなると考えます。
ーー第2章③につづく↓ーー
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