フラクタル理論 【人生工学 第7章】

前回はコチラ!

では、早速!

II部:発展理論の章  第7章 フラクタル理論(どんな小さなことにも大きな学びがある)

あなたは人生の中で「何を大事に生きていけばいいのか」「自分の進むべき道は何なのか」と考えたことはありませんか?生きていると毎日150回もの選択を求められるらしいですが、特に人生観の根本にあたる選択は悩ましいものです。「どの道を進めばいいのか?」人生工学では明確な答えを出します。直感を信じ、「いまこの瞬間に目の前にある道を突き進め」と。

一体どういうことか。さてⅠ部の内容を発展させ、さらに人生工学の取り扱い方を深めていきましょう。

①フラクタル理論とは
第7章の結論は、「どんな小さなことにも、大きなものにつながる学びがある」ということです。

第2章の「この世の中は+とーのバランスである」という内容、第3章の「この世界はエネルギーである」ということ、第4章の「あらゆるものがつながっている」ことを合わせて考えてみます。すると、大きなものごとも、小さなものごとも+と−のエネルギーであることは同じで、しかもそれらは結局つながっていると言うことになります。これを「フラクタル理論」と呼ぶことにします。

フラクタルは「相似」とも表現されます。「同じ形が続いている」構造のことを言います。わかりやすく例えるなら、玉ねぎのようなものです。玉ねぎは皮を向いても向いても、その中は同じ様に皮が出てきます。これをずっと繰り替えすることができる性質を「フラクタル」と呼びます。正確には、小さなどの部分を切り取っても、大きな構造をと同じになる構造を指します。フラクタルなものを顕微鏡で拡大していっても全く同じ景色が見えることになります。

本章は、この”フラクタル”という概念を、世界そのものに適応して考えてみようと言う提案になります。小さなものも、大きなものに通じているのではないかと。つまり、日常の小さな事柄も、仕事や夫婦生活の成功につながっていたり、ひいては宇宙全体の動き方や時代の変わり方といったスケールの大きな話もつながっているのではないかと考えることになります。

②フラクタル理論のヒント

Ⅰ部でみたとおり、小さな物も大きなものも+と−のエネルギーであると言うことはフラクタルになっています。陽なるプラスのものと、陰なるマイナスのものとがあり、互いに集まってニュートラルになろうとする。月がエネルギー値の高い地球に引っ張られて地球の周りを回り続ける様に、エネルギーが高く人気なアイドルの周りには、ファンがい続けます。でも本当にこの世界はフラクタルなのでしょうか?
実はフラクタル理論にも、根拠となる事実があります。科学的ないくつかの事例をみていきましょう。

たとえばニュートンが木から落ちるりんごをみて、”重力”という宇宙全体に影響する存在に気づいたのも、この世界にフラクタル性があるからでした。地球もりんごも同じ様な丸形で、同様に重力の影響を受けていたのです。

実際に、この世界がわかりやすくフラクタルになっているのではないか?と思う発見がいくつかあります。まず何よりも1つ目に星の構造と原子の構造です。太陽と地球のような、星とその星の周りを回る惑星の構図は、原子核の周りを電子が回る原子の構造と非常ににています。原子は私たち細胞も、いろんな物も構成する小さな単位ですが、それが巨大な規模である星の構図と似ているとはなんとも驚きです。

そして2つ目に、宇宙と脳の構造も似ています。宇宙の大規模構造と、マウスの脳内のニューロンの構造を比べてみたところ、非常に似た形になりました。実際に「脳は宇宙とつながっているのではないか?」という説も出始めています。天体物理学者と脳外科医がタッグを組んで調べたところ、宇宙と脳では本当に細かい構造まで一致していることが判明しました。

最後の3つ目として、ピンとはきづらいかもしれませんが、あらゆる「波形」は同じ様な形を取ることが大きいです。音楽の「Aメロ・Bメロ・サビ」という波形は、映画のストーリー展開と同じ様なゆれ動きになりがちです。また、株価の動き方は、長い時間軸でみても短い時間軸でみても似た形を取ることがあります。あげて下げてを繰り返しつつ、段々と盛り上がっていく。そして急に上がれば急に沈む。音楽も、あげて下げてを繰り返し、サビにかけて段々と盛り上がりつつ、その後は間奏で一気に沈みます。またAメロに戻すための隙間が生まれるのです。株価の展開と音楽さえも似ているかもしれません。自然界にも波形のフラクタルは多々あると言われています。そもそも、リアス式海岸の海岸線や、木の枝、シダの葉なども、フラクタル的な展開をしています。

ではこの世界がフラクタルだとして、どの様に人生に用いるといいのでしょうか?

③フラクタル理論の扱い方

この理論はどんなに小さく思う事柄であっても、それを突き詰めていけば宇宙にも通じてしまう様な大きな気づきや体験があると言うことを示唆しています。例えば成功者へのインタビューや成功者の本を読むと、色々な方が結局同じ様なことを言っていたりしませんか?例えジャンルや道は違っても、突き詰めると同じ様なところにたどり着くと言うことです。

仏教には「妙好人」という概念があります。これは、一見すると普通に畑仕事をしている農家さんだけれども、日常の中から悟りに至っており、徳が高い人を指す言葉です。

目の前の仕事や雑事が「つまらない」と無下にするのではなくしっかりと向き合えば、そこには必ず大きな何かがあります。一見するとなんでもない出会いが、この先の人生を大きく開けるきっかけかもしれません。また日常でふと気づいたことが、実はすごく大事かもしれません。ちょっとしたやり取りの中に、その人のあらゆる考え方や価値観がひそんでいるかもしれないのです。

ー第8章へ続くー ↓




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?