油断すると
すぐに他者に自分の価値観を明け渡してしまう。
「私の事を思って」言ってくれるんだよね?
「私の事が大事だから、」面倒な私に関わってくれるんだよね?
だから私はそれを深く考えず、素直に受け入れて感謝して言うとおりにすればいいんだよね?
うんざりだ。
私が本当に心からこの苦しみから救われる為には、全く真逆の事をしなきゃならない。
人の言うことを聞かない。自分の事だけしか考えてない行動と言動。
端から見たらなんて恩知らずな人の気持ちを考えない嫌な人間、なんだろうな。
うん、そう。
こんな風に思われたくない、嫌われたくない。
人間以下になっちゃうじゃん。
そうなったら私は要らないんだよね?
だったら消ゴムで消すみたいに私の存在ごと消してくれりゃあいいよ。別に拒否らないし、抵抗もしない。
むしろそうしてくれたらどんなに楽か。
って、あれ?
私が怖かったモノはなに?
なりたくなかったモノはなに?
一体何に怯えてヒトに明け渡してきたの?「私」を。
もともと私はヒトの為に存在してない。
誰かの為に生きられないような人間が要らない?
それは誰が決めたの?
人の事を大切にしたり、相手の気持ちになって考えたりという他者を思いやる感情は、自分を除け者にしないと成り立たないものじゃないのにね。
自分があって初めて成り立つ感情なのに。
私はずっと思い込んでた。
私が単純頭で言葉通りにしか理解出来なかったからやね。
でも、もう大丈夫。
自分以外の人には無価値であっても、私は無価値じゃない。そう叫んで堂々と生きてやる。
人の言うことが聞けなくても、恩知らずでも何でもいいや。
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