見出し画像

能登半島地震の個人的記録   1

明けましておめでとうございます。
元日からの地震で被災された方々には
心よりお見舞い申し上げます。


我が家も5時間程度断水となりました。

1月1日、そろそろ私の実家へ行くため、
準備をしていました。
そこへ地震警報ののちに大きな揺れ。
テレビがバタバタ揺れ、ドアが勝手に動き、
軽い物が吹っ飛んでいきます。
ダンナがテレビを抑え、
私は別部屋の子どものところへ。

ようやく揺れがおさまると、
心配になるのは津波。
私の実家は沿岸部なので、
実家に行くことは出来ず、
解除になるのをじっと待ってテレビを観ます。

この時、実家の母は車で買い物に出かけ、
沿岸部から離れていました。
実家には父と、帰省した弟、弟の奥さん、
5歳の姪っ子がいました。
母は自宅に戻れず、
父が弟たちを避難誘導していると信じて
連絡を待ちました。

1時間後、弟の奥さんと姪っ子は
奥さんの実家(沿岸部ではなく徒歩30分くらい)へ行き、
弟と父は、母と合流するため
ショッピングモールに向かって
歩いているとのこと。
無事合流したものの、避難警報は解除されず、
揺れも繰り返します。

実家に戻れず、
弟一家は奥さんの実家へ、
父は私の姉の家(奥さんの実家近く)へ、
母は私の家に泊まることに。
夏ならともかく、
客用布団なんて置いてないのです…。
確率は低くても布団はあった方がいいのか…
でも場所とるので難しい。
今回はいつも3人で寝ているところに
4人で寝て、
上の子のベッドを母に使ってもらいました。
バラバラにはなりましたが、
寝る場所を確保できてよかったです。
布団がないと寒いですからね。

時系列バラバラですが、
地震から30分後くらいに、
お湯を沸かそうと、
やかんに水を入れようとしたところ、
水がどんどん細くなり、
出なくなってしまいました。
えっっっ。
電気、ガスは来ています。
電気のブレーカーみたいに、
何かしなければいけないの?
と思いましたがなす術なし。

地震から1時間後、
今更だけど、水とか無洗米とか
買った方がいい? と思いました。
暗いけど、街はいつも通りに見えます。
近くのドラッグストアに行きましたが、
営業中止でした。
元日も10時から20時まで営業予定でした。
店内に物が散乱しているのが見えます。

コンビニは営業していました。
奥の飲料の冷蔵庫の前は、
ジュースがこぼれて水拭きした後の
ベタベタが広範囲で残っています。
水、無糖のお茶はすでにありません。
レジは長蛇の列で、店内いちばん奥まで
続いていました。
斜めに倒れかけたジュース、
店内に落ちて通路端に寄せただけの食品。
食品が床に落ちたままの異常事態です。

す、すごく直したい…!
レジ待ちの間、ちょっと直しました。

コンビニではダンナに頼まれた
カフェラテと、
米より水を使わない冷凍うどんと、
一緒に行った娘の要望でお菓子を買いました。

あとあとよく考えると、結果論ですが
これは買わなくてもよかった気がします。
被災後のコンビニを経験するのも
興味深いですが、
翌日にはスーパーも店を開けました。
数時間後には水道も復旧しました。
でも、いつ復旧するかわからなくて
不安だから買ってしまうんですね。
今度からは、こういう事態でも、
落ち着いて判断したいと思います。


長くなるので次回に続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?