定年の自分にモヤモヤ

モヤモヤしていませんか
 雇用契約を延長するか、転職するか、
退職して無職を選択したいとも。
一方で、何かやってみようかなぁーと、想像しているかも。
 
定年は、大きな人生の節目のイベントです。 
予定はしていたが、準備は何もしていなかった。

来てしまった定年を、自分の潜在意識が平常心で受け入れられるまで時間がかかり、顕在意識が、それを知ることも時間がかかる。

普段の意志決定は潜在意識に90%任せしていることが通説ですから、そこが変化を嫌っているのです。

心理学が、感情は安定を求めるホメオスタシスという機能があることを明らかにしています。

モヤモヤは、自分の現状を受け入れることで決着をつけれます。
 
受け入れられる訓練をするための詩を紹介します。

 この詩は、岐阜県の滑脳症という障がいを持って生まれた中学3年生“いつきたくや”さんが紡いだもので、2023年6月3日フジテレビのテレビ寺子屋で放映されたものから書き移しました。
ゆっくりと声に出してみてください。

題名:「幸せの意味」
「みんなが不幸ということを、僕は一人幸せに感じている。

歩けないしあわせ、話せないしあわせ、食べられない幸せ、そんな幸せがあることを、世の中の人はみんな知らない。

幸せは満ち足りた物の中にあるのではなく、足らない物の中にあることを僕たちはひそかに気付いている。

小さいときから幸せを追い求めてきたけど、幸せはこの僕のこの体の中にある」

”いつきたくや”さんの文字が調べられないので、恐縮ながらも平仮名表記になっています。

言葉はお母さんが「指文字」で教えたそうです。

ヘレン・ケラーは、サリバン先生から指文字を教わったことを思いだします。

定年といっても、一人ひとり事情が大きく異なります。
助言をすることが何もできません。

私の使命は、私の失敗の経験から、仕事を続けてくださいということを伝えることです。 それが幸福論の教えです。

仕事を続けるために何かしようと想像していると思います。

想像が大きくなると、想像が一人歩きして危険になることが通説となっています。

相談できる人とのつながりが、一人歩きを防止してくれます。
自己効力感の裏付けを取ってください。

失敗を事前に予測する対策として、プレモータム・シンキングという手法があります。

何かモヤモヤしているときは、自分が潜在意識によってまだ受け入れられていない段階にあるのです。自分の気持ちがすっきり晴れるまで、前掲の詩を吟じてみては、どうでしょう。

熱中できるものには天職となる可能性を占めています。

ゲーテのいうように「熱中できるまで続ける」覚悟もあって良いかとも思いますが、天職にするためには自分の一生続ける志の高さが要求されます。

想像は大きな失敗を引き寄せることが通説になっています。

 
 


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