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美しい心は、主体的に生きれば幸せを感じることを知っている

写真のボールは、都立木場公園のグランドに転がっていました。「球児らのボール忘れる師走かな」です。関心がボールから他に移ってしまったようです。

心は、好奇心旺盛で楽しいことが大好きなので、悩みや困難から直ぐに逃げ出してしまいます。

この癖のために人間は、自分の心を操作することが苦手です。

例えば、厳しい訓練や難しい勉強を後回しにすることが、一般的傾向です。

運命を引き寄せたいと思うなら心の癖をコントロールすることです。

ナポレオン・ヒルの教訓に「逆境にはそれ以上の大きな恩恵の種が含まれている。失敗するのは、一日延ばしにする習慣にある」とあります。

原因は、意志決定を潜在意識が90%強握っていること。潜在意識は、前例主義による自動思考をしているので、経験のない新しい事案は、システムエラーになります。

新しいことに対して、変化を嫌い安定を求める心理学でいうホメオスタシスという働きもあります。

辛い悲しいモードは、理性を捉え、心が自信を持てると楽観的になり解決に向かって動き出すことが分かっています。

岐阜県に、滑脳症という障碍を持って生まれた中学3年生の五木拓也さんがいます。現状をあるがままに受け入れて、主体的に生きるようになったことで、感じた幸せを詩しているので紹介します。
言葉はお母さんから「指文字」で教わったそうです。2023年6月3日、フジテレビのテレビ寺子屋で放映されたものを私が書き写しました。

題名:「幸せの意味」
みんなが不幸ということを、僕は一人幸せに感じている。 歩けない幸せ、話せない幸せ、食べられない幸せ、そんな幸せがあることを、世の中の人はみんな知らない。 幸せは、満ち足りた物の中にあるのではなく、足らない物の中にあることを僕たちはひそかに気付いている。小さいときから幸せを追い求めてきたけど、幸せはこの僕のこの体の中にある。

幸せは、困難の中にあるというのです。他人から見ては理解できない、本人が、主体性の中に感じるものなのです。

五木拓也さんが、定年に教えてくれることは、定年後の生活に幸せを感じるためには、足らないと思う中に、自分にとっての生きる意味を探しなさいということです。


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