アラフィフでサラリーマンからスカウトへ転身！そして円デリ業者へ！

プロローグ（22歳）

22歳で大学を卒業し愛知県の某大手自動車部品メーカーに入社し開発の仕事をすることになりました。元々自動車が好きで開発に携わりたいという夢があったからです。しかし入社して暫くしてこんなはずじゃなかったという思いが日に日に強まって行きました。一言で言ってしまうと「つまんない」です。自動車の開発という仕事に対して過度に華やかで美化したイメージを持っていたのが悪かったのだと思います。
現実は黙々とデータ取りやその解析などの単調な作業ばかりでうんざりでした。「これは自分に合った仕事ではない」と判断し３年で辞めてしまいました。
以降「自分に合った、自分の本当にやりたい仕事」探しの旅が始まったのです。

「自分のやりたい仕事」探しの旅（25歳〜39歳）

自動車部品メーカーを辞めてまず就いたのが日雇いの単発バイトのお仕事です。自分のしたいことが分からなくなってるので取り敢えず日銭が必要だし、毎日違うことをしていれば何かヒントが見つかるだろうと思ってのことです。
単発のバイトはドームでのコンサートの準備や撤去、その他イベントの準備、撤去、倉庫内作業、工場内作業、交通量観測などありとあらゆる仕事がありました。飽きないし日払いで給料がもらえるので暫くは続けることができました。でも続かないんです。当時の自分には理由が分からなかったのですが続かず、次の仕事に就きました。ラブホテルでの客室清掃の仕事。これも同じく続かず数日で辞めてしまいました。
こんな感じで次から次へと職を変え警備員、ホストクラブのホストなどありとあらゆる職に就きました。

転期「やってみないことにはわからない！」、「何をするにも遅すぎる事はない！」(40歳）

40歳の頃アメリカ向けの自動車整備マニュアルを作成する仕事をしていて、歳も歳だし本当にしたい事はないのか！？とまだ旅は続いていました。自分が本当に好きなことは？といつものように自問自答していました。そこで思いついたのが「女」です。自動車部品メーカーに入った22歳の頃から毎週のように風俗遊びをしていた自分。「女」、「セックス」が好きではないか？
と思いあたり名古屋のファッションヘルスのボーイとして働くことにしました。
あらゆる仕事をしてきた自分も避けてきた分野があります。接客業です。実は16歳の頃、対人恐怖症を発症して、人がいる場面でとても緊張してしまうという病気です。22歳の頃から精神科に通院、投薬を続けていました（上記のホストの仕事は酒で誤魔化していました）。
そんな自分がボーイだなんて出来るだろうか？と迷いましたがこの頃には「やってみないと何もわからない」という若い頃よりは少しだけ前進した考えも持ち合わせていたのです。
なのでやってみました。緊張はするけどやれない事はない、といった感じでしょうか？
で、入店して暫くすると社長命令が！「キャストの女の子が少ないから連れてこい！」と。
全ての従業員が一人として一人の女の子も連れてくることが出来ない中自分は10人以上連れてくることが出来たのです。ネットで声をかけ面白いように連れてくることが出来ました。それで社長に言われました。「お前みたいに次から次へと連れてくる奴は見たことがない」と。
嬉しかったのですが、手当が手当が付くことがなかったのです。この頃人から聞いたのですがフリーのスカウトならその女の子を他のお店に紹介すれば稼げるよ、って。
ここで、ここ数十年悩んでいた問の答えが出てしまったんです！
「人に雇われている以上何をやっても自分には向いていない！」、「自分で独立して好きなように仕事をするのが向いてるんだ！」
ということでフリーのスカウトとして独立することに決めたのです。対人恐怖症の自分にまさかこんな才能があるなんて！気づけば40歳のオヤジ。長い旅だったと思うと同時に「やってみないとわからない」「人は何をするにも遅すぎることはないんだ」と思いました。

スカウトから円デリ業者へ転身！（47歳）

フリーのスカウトは毎日が刺激にあふれ楽しいものでした。一番最初にお店に入れた子は一生忘れないでしょう。キャバクラへ入店してもらったのですが買取80万円ということでお店から80万円いただきました。
スカウトが女の子をお店に紹介する見返りに頂くお金をスカウトバックと言います。買取制とバック制があって買取制は紹介して1回きり紹介料を頂くもの。バック制は女の子の毎月の売り上げの10%〜15%を頂くというものです。買取制にしたのはこの1回だけです。
自分はスカウトした女の子の90%をデリヘルなどの性的サービスを行う風俗店に紹介していたのですが多い時で20〜30人抱えていました。一人あたり月に100万の売り上げがあると15万が毎月寝ていても入ってきます。それの２0〜30人分なのでかなり儲かりました。
スカウトは順調でしたが7年ほど経った頃飽きも来ていて何か新しい事はないか？と思っている時円デリというお仕事があることを知りました。
円デリとは出会い系サイトやTwitterなどで自分が援助交際を求めている女の子になりすまし同じく援助交際をしたい男性を見つけ本番をする値段、待ち合わせ場所、待ち合わせ時間などを決め、決まったら待機している女の子に行ってもらってお金をもらって本番をしてそのお金を分け合うという仕事です。簡単に言えば売春の斡旋なんですが・・・。
当時の自分は怖いもの知らずでその仕事に飛び込みました。携帯一台あればできるし女の子の集め方も知っている。
だからすぐに始めました。

~part2に続く~