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はじめに

荒れた家庭に生まれると、身を守らないと生きられないから、大人になっても生きているだけで消耗する。

存在を否定されて育つと、自分はいらないと刷り込まれてるので、早く人生が終わらないかなという気持ちがずっとある。

アダルトチルドレンとか毒親などというものと、縁のない人には理解されない。
親不孝だとかあなたがおかしいとか言う人もいるけど、それはどれだけ酷いかを知らないだけ。

全ての生き物には生存本能がある。
戦場に生まれた子供は、生きるために、戦う。
戦争と一緒にするな、戦争よりマシだろうと言われるだろうけど、心を病むほどの環境という意味では違いはないように思う。
大人だって戦争に行くとメンタルを壊す。
機能不全の家庭で生きるために、安心できる人も時間も場所もなく、毎日毎日戦い続けている子供が、大人になってメンタルをやられるのは当然。

機能不全の家庭に生まれると、親の機嫌を取らないといけない。ただ生きるために。
体の虐待、精神的な虐待、言葉の暴力、洗脳。
どれも罪は重いのに、親に自覚はない。

心に傷を負ったまま生きることは、生きづらくとても辛く、一生こうなのかと時々絶望的になる。
なぜこんなに苦しんで生きなきゃいけないのか。

人生は修行、とはよく言ったもので、確かにこれは修行だ。
子供の時から続く、長い長い苦行。

家庭という閉鎖的な中で、何が行われているのか。
親はひた隠しにし、外では仲の良い家族を演じさせる。
子供はそれに従うしかない。生きるために。

幸い、今は発表の場がたくさんある。
もう親の言う通り隠しておくこともない。
書くことで、生きるために親の理不尽に従ってきた幼い自分を癒やしてあげたい。

隠せと押しつけ、暴言で心を傷つけておいて、自分は良い親だと思っているなんの自覚もない毒母への私の反抗。
これから自分の人生を生きるために、生きづらさから解放されるために。



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