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共生って何だろう

近所の川探検・川調べ講座に親子参加。先生が仰るには雨上がりで比較的水はキレイとのことですが、簡易テストの結果は汚水の部類。一応都内だしこんなもんです。雨で水嵩が増すと生活排水も川に流れだすことも要因だそうです。

みんなで川底や水辺の草むらを網ですくっては渡された白いトレーに開けてを繰り返す。生き物なんかいないだろな、と思いきや2-3すくいで、ザリガニの赤ちゃんやヒルや得体の知れないウニョウニョした生き物でトレーは一杯です。

"ああみんな生きてるわ"と素直な気持ちが湧き上がります。子どもは喜んで網を振り回し、大人はトレー持って追いかける感じで30分ほど大捜索です。

集合。トレーにどんな生き物がいるか見ながら先生の解説です。ザリガニやドジョウやら先生たちがとってくるものは流石にレアで大物揃い。話も面白く聞いてますと、実はもう固有種といわれる元からいる生き物なんてほぼゼロらしいです。今回とれたのもぜんぶ外来種。バケツ一杯のアメリカザリガニを見せながら先生の解説も熱が入ります。

次に質問タイム。子どもたちからは固有種を守るためには?の質問連発です。アメリカザリガニを国民が1人何匹づつ飼えばいい、全部オスとメスにわけたら子どもが出来ないし、もし卵が生まれたら捨てちゃえばいいとか、素直な優しさも残酷さもむき出しです。

うーん、そもそもいた生き物も後からきた生き物も同じ生き物だし、人も猿も宇宙人だって、、、と妄想を膨らませるとキリがないです。鎖国、出島、隠れキリシタン、外国人労働者、インバウンド、チャイナマネー、島国根性、日本人っていうのは、トンボだってアメンボだって、頭の中で思考がぐるぐるぐる。

生物多様性と共生社会ってなんだろ?答えなき問いに、今日のトコロは、お互いのリスペクトとグレイトフルな気持ちを持って今を生きよう、というあたりで思考が止まりました。学びと気付きを与えてくれた講座に感謝です。

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