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宇宙戦艦ヤマト 考察−02。
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こんにちは michio★★★です。
先日映画《 宇宙戦艦ヤマト劇場版 》4Kリマスターと《 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち》4Kリマスターを鑑賞してきました。
この2作品は第一作《 宇宙戦艦ヤマト 》が
テレビシリーズのダイジェスト版で大ヒット
して急遽続編《 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 》へとつながるのだと ずっと思ってました。
ところがこの劇場版2作品はしっかり構成されていた物語でした。
今回の記事でも新たな発見を考察していきます。
スターシャ死亡編と生存編があります
《 宇宙戦艦ヤマト劇場版 》1977年公開版
ではイスカンダル星の王女スターシャはすでに死んでいた …という設定でした。
その後 スターシャ生存編が制作され
以後、スターシャ生存編がスタンダードに
なります。
イスカンダル人を絶命から守る
《 宇宙戦艦ヤマト 》のテーマには
種族を絶滅から守るというのが
あるのかな…と感じました。
つまり妹サーシャは火星で命を落とし
女王スターシャが死んでいたら
イスカンダル人は絶滅となります。
また《さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち》に上手くつながりません。
その辺りを考えてみました。
デスラーはスターシャを …
ガミラス帝国デスラー総統はイスカンダル星のスターシャのことを気にかけていました。
おそらく愛していたのでしょう …
スターシャに触れることができないデスラーはスターシャを二重惑星ガミラスから見守っていました。
地球に移住計画を進めるデスラーは
今後スターシャを守ることはできません。
デスラーは古代守をスターシャに
そこでデスラーは古代進の兄 古代守を
捕虜として捕まえて
移送中に座礁して漂流させて
スターシャの元に届けました。
デスラーはスターシャ最愛の妹サーシャの
命を奪ってしまいました。
地球人に波動システムを絶対に
渡す訳にはいきません。
やむを得ずサーシャを攻撃したのでした。
一方では種族の絶滅だけはなんとか
回避させたいとの思いもあり
デスラーはイスカンダル星のスターシャに
地球人古代守を渡しふたつの種族を
絶滅から守ろうとしました。
このデスラー総統の種族を絶滅させてはいけないという考え方も次の《さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち》につながります。
スターシャの気持ち
デスラー総統率いるガミラス星での戦いを
制したヤマトは悲願のイスカンダル星へ
到着します。
そこでスターシャと初対面となります。
スターシャはヤマトのクルーに
こんなことを言いました。
「 しかし、地球を救うのは結局は
あなた方です。
遥々イスカンダルまでやって来させ
あなた方の勇気を力を試したりして
すみませんでした。
でも明日の幸せというは自分の力でしか
獲得出来ないものですからね 」
スターシャは地球人の勇気と力が
どれだけのものかを確かめていました。
これも次の《さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち》につながります。
もうひとつ古代守を地球に返してあげたい …
という気持ちもありました。
決して本心ではありませんが …
妹と間違えるスターシャ
イスカンダル星の王女スターシャは
森雪を見るなり
「サーシャ!!ヤマトにいるなら
なんで連絡しなかったの!!」と完全に
雪をサーシャだと勘違いしてしまいます。
ちょっと待って下さい
いくらなんでも実の妹です。
私は間違えてないと思います。
これは森雪の中にプラーナとして宿った
サーシャに対しての言葉だったと思います。
そしてもうひとつは
女性キャラを描き分けることができない
松本零士先生への真の原作者からの
痛烈な皮肉だと感じました。😄
「松本先生、女性はみんな同じだから
間違えちゃうわ!!」で良いと思います。
サーシャの最期
今回の考察記事の最後は
サーシャの最期について考えてみます。
サーシャの最期は劇場版ではカットされた
ヤマトが地球を目前にしながらも
デスラーがヤマト艦内に侵入して総力戦を
仕掛けてきた場面です。
ヤマト艦内が放射能に汚染されクルーが
ひとりまたひとりと倒れていきます。
「古代くんが死んじゃう!!」と雪は
まだ試運転も終了していない放射能除去装置
コスモクリーナーDを起動させて
成功するものの森雪は絶命します。
ところが雪は死んではいませんでした。
ギリギリ生と死の間(はざま)を彷徨います。ここで初めて自分の中にサーシャがいたことを知ります。
そしてサーシャが雪に話しかけます。
サーシャは自分の肉体がもう消滅してしまい
地球人として生きていけないこと …
( サーシャのもうひとつの使命です )
雪がお姉さん(スターシャ)に古代守さんへの想いをハッキリ言うよう助言してくれたことへの感謝など…
そしてサーシャは消滅しかけている雪の
魂(プラーナ)を自分の魂を使い
蘇生させました。
古代進さんともっともっと生きて下さい と…
そしてサーシャは森雪の肉体から消えます。
雪が目覚めるタイミングで沖田十三艦長が
他界してヤマトに宿ります。
沖田艦長が宿ったヤマトが続編《 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 》で白色彗星帝国と
最終決戦に挑みます。
雪に沖田艦長の命が入ったのは違うと思います。
おまけ 島大介は
《 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 》で
唯一島大介航海班長はヤマトに乗らないと
拒否しました。
これはヤマトにはもうサーシャはいないから
乗りたくないだと思います。
じゃあなんで最後はヤマトに搭乗したの??
準主役だからです。
どうでしょう…
私の考えでは
島大介は最後の戦いで勝っても負けても
最期はサーシャの元へ行く覚悟でした。
だと思いました。
スッキリしましたか …
おまけのおまけですが森雪が
放射能除去装置コスモクリーナーDを起動させ完全に死んでしまい入れものとなった雪に
サーシャのプラーナが宿り
サーシャは森雪として生きていくパターンも
考えてみました。
この場合 島大介は喜んでヤマトに乗り込みますね。
長くなりましたので今回の記事はここまでです。
最後までありがとうございました。
続きます。
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