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#56 誰でも読めるMTG英語 戦闘中に declare するもの

今回のカード

今回のカードはこちら

《狂戦士の激情》

Adventures in the Forgotten Realms Commander」
「フォーゴトンレルム探訪 統率者」の収録カードです
名前の「Berserker(バーサーカー)」がクリーチャータイプにもある「狂戦士」
「Frenzy(フレンジー)」が「狂乱」とか「熱狂」とかです

効果の中に難しい単語が2つほどあるので、今回はそれを中心に訳していきます


declare

上の効果がこちら

Cast this spell only before combat or during combat before blockers are declared.

「cast」は「唱える」で「before」は「前に」なので
「Cast this spell only before combat」で
「この呪文は戦闘前にのみ唱えられる」となります
唱えられる期間を限定する効果ですね
この後に「or」とあるので、唱えられる期間はもう1つありそうです

「during」は「as long as」と同じ「の間」
declare(デクレア)」の意味は「宣言する
それが「are declared」と受動態なので
「during combat before blockers are declared」で
「戦闘中のブロッカーが宣言される前」
日本語カードのテキスト的には「宣言」よりは「指定」になりそうですが、わかればどっちでも良いです


ignore

続いて下の効果がこちら

Roll two d20 and ignore the lower roll

「roll」は#46でやったダイスを「振る」
「two d20」なので「20面ダイスを2個」ですね

動詞「ignore(イグノア)」の意味は「無視する
無視するのは「lower roll」なので「低い方の出目」ですね

やっている事としては「2個のダイスを振った」と言うよりは、「もう1回ダイスを振るチャンスがある」に近いです
実際、現在のルールでも無視したダイスは振らなかったものとして扱われますしね


では、出目によって発動する効果の方も訳していきましょう

1–14 | Choose any number of creatures. They block this turn if able.
15–20 | You choose which creatures block this turn and how those creatures block.

1から14の場合
「choose」なので、対象を取らずに効果の解決時に行える「選ぶ」
「any number of creatures」は「好きな数のクリーチャー」
「if able」は「可能なら」なので
「They block this turn if able」で「それらはこのターン可能ならブロックする」となります

15から20の場合
「You choose」なので「あなたが選ぶ」
「which」は「どれ」なので
「which creatures block this turn 」で「このターンどのクリーチャーがブロックするか」
「how」は「どんな」なので
「how those creatures block」で「それらのクリーチャーがどの様にブロックするか」

基本はブロック強制で、出目が良ければブロックする相手まで自分が選べる呪文ですね
ダイスは2回チャンスがあるので、下になる期待値も高めです


おまけのhomework

今回のおまけ問題はこちら

《Blaze of Glory》

噂の999ドルの「Magic 30th Anniversary Edition」収録のカードです
古い再録禁止カードなので正式な日本語名は無いみたいです
「blaze」には「燃える」以外に「輝く」という意味もあるので、「栄光に輝く」みたいなニュアンスでしょうか

では、このカードの効果を訳してみて下さい

出来る範囲で訳したら、答えは各自wiki↓等で確認してください

それでは、また次回


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