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#65 誰でも読めるMTG英語 proliferate で増やせる物

今回のカード

今回のカードはこちら

《ふくれた汚染者》

2月10日発売「Phyrexia: All Will Be One(ファイレクシア:完全なる統一)」収録の新カードです
名前の「bloat(ブロート)」が「膨れる」や「うぬぼれる」
「contaminate(コンタミネイト)」が「汚染する」を意味します

いつも通り効果を訳していくんですが、まぁ「trample(トランプル)」は問題ないとして
次が新カードらしく、新しいキーワード能力を持っている様です
それに、その下の効果には今まで扱ってないキーワード処理も含まれてます
まぁ今回はどちらも注釈文付きなので、恐るるに足りませんね

さらっと訳してしまいましょう

toxic

まず新キーワード能力

Toxic 1 (Players dealt combat damage by this creature also get a poison counter.)

いつも通り注釈文から
「dealt」は動詞「deal」の過去分詞なので
「Players dealt combat damage」で「戦闘ダメージを与えられたプレイヤー」
さらに「by this creature」と続いてるので
「このクリーチャーによって戦闘ダメージを与えられたプレイヤー」

「also(オーソー)」の意味は「~も」
続く言葉が「get a poison counter」つまり「1つの毒カウンターも得る」
なので、この「も」が示しているのは「通常の戦闘ダメージに加えて」ですね
誘発型効果である事を示す「whenever」が使われてない事や「also」から察するに
#5でやった「lifelink(絆魂)」と同じように、戦闘ダメージと同時に与えられるのでしょう

「このクリーチャーによって戦闘ダメージを与えられたプレイヤーは、1つの毒カウンターも得る」
こんなキーワード能力「toxic(トキシック)」は日本語テキストで「毒性」です

今回のカードは「toxic 1」なので、当然ここの数字が増えれば与える毒カウンターも増えます
逆に言えば、パワーや与えた戦闘ダメージとは関係ないので、慣れるまでは間違えない様に気をつけましょう


proliferate

続いて、下の能力がこちら

Whenever Bloated Contaminator deals combat damage to a player, proliferate. (Choose any number of permanents and/or players, then give each another counter of each kind already there.)

「Whenever」とあるので、これは誘発型効果である事を示す「たび」
カード名はそのまま「これ」と訳していいでしょう
それが「deals combat damage to a player」なので
誘発条件は「これがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、」

そして解決される効果は「proliferate」ただそれだけ
「scry(占術)」や「surveil(諜報)」等と同じキーワード処理なので
これはキーワード能力と同じく注釈文から考えます

動詞「choose(チューズ)」は「選ぶ」
「any number of」なので「好きな数の」
「permanents and/or players」は「パーマネントまたはプレイヤー」

「then」はほとんど意味を持たない「そして」
「each(イーチ)」は「各」とか「それぞれ」の様な意味なので
「give each another counter of each kind」で
「各種類のカウンターをそれぞれもう1つ与える」になり
更に「already there」と付いてるので
「既にある各種類のカウンターをそれぞれもう1つ与える」となります

「好きな数のパーマネントまたはプレイヤーを選び、そして既にある各種類のカウンターをそれぞれもう1つ与える」
このキーワード処理「proliferate(プロリファレイト)」は「増殖する」です

これも直訳なんですが、割と覚えにくい単語ですよね
コツって訳じゃないんですけど
proliferate」の部分を「permanent or player」としたりとか
「proliferate」の部分で「already there」に「another」を加える
とか
どんなにこじ付けでも良いんで、自分がしっくりくる覚え方を探してみるのがオススメです
例え結果としてどれもしっくり来なくても、その探す過程が意外と記憶に残って覚えられたりするので


おまけのhomework

今回のおまけ問題はこちら

《死体傀儡、ヴェンセール》

同セットのこれまた新カードです
名前の「corpse(コープス)」が「死体」、「puppet」が「人形」や「傀儡」を意味します

今日やった範囲の総復習みたいなカードですね
「token」についてわからない方は#15を参照してみてください
それでは、このカードの効果を出来る範囲で訳してみてください

訳し終えたら各自、公式のカードギャラリー↓等で答え合わせをしてください

それでは、また次回

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