【東京・アート旅】ミュージアムぐるっとパス利用鑑賞記〜都現美・深川・庭園美術館・渋谷〜
2023年8月8〜9日、一泊二日で行ってきた東京一泊アート旅、2日目の様子を記していきます。(1日目の様子はコチラ)
起床!
朝早く起床。朝風呂に入った後ベッドでゴロゴロしたりスマホの対戦ゲームしたりテレビ見たりしているうちに朝食の時間になった。
朝食はバイキング。根っからの貧乏性なのでかなりの食材をプレートに乗せ朝食!
締めにアパカレー、これが異常に美味かった。
食いすぎて動けないのでさらに部屋でゴロゴロしてから時間になったのでチェックアウト。
昨日の宴の残骸感のある朝のアメ横を飲食店従業員がせっせと清掃していた。
朝から今日も暑い。
上野駅から銀座線、半蔵門線を乗り継いで今日最初の目的地の東京都現代美術館に向かった。
午前・東京都現代美術館
毎年2回は鑑賞に出かける都現美、アクセスがイマイチなのが難点。清澄白河駅から10分ほど歩くことになるがなるべく先頭車両に乗ってB2出口から行くようになってだいぶ楽になった。
開館時間前に到着。
南側の公園の木陰で少し休憩してから入館。
今回はホックニー展ではなくて
"あ、共感とかじゃなくて。"展を鑑賞。
ここもミュージアムぐるっとパスで入館料割引のサービスが受けることができた。
100%の理解が難しいような作品群。
ただ本展は冒頭で「無理して共感しなくていいよ」と宣言している企画展。
自由視点で楽しんだ。
移動図書館軽トラの脇のレコードプレーヤーでローリングストーンズのべガーズバンケットが流れていた。大好きなアルバム、古い教科書読みながらしばらく聴いていた。
さらに同時開催
"横尾忠則 水のように"
"被膜虚実" 鑑賞。
常設展なのだが内容もなかなか見応えがあった。
横尾忠則の展示は嬉しかった。
この人の頭の中はどうなっているのだろうか。
鑑賞完了。今回も十分満足の都現美でした。
午後①・深川江戸資料館
東京都現代美術館を出て深川資料館通りを進み、"深川釜匠"で昼食。
初の深川めし。こんなにアサリが乗っかってくるとは思わず感激。アサリの味が染み通ったメシとアサリが美味かった。
満腹になり、すぐ近くの深川江戸資料館へ。
こちらもぐるっとパス適用、400円の入館料が無料に。
久しぶりの江戸資料館、何が凄いって中がそのまんま"江戸"なのである。
船宿や長屋、八百屋や街並みなど江戸の深川の様子を再現。
更に時間経過とともに朝昼晩の推移や雨音や猫の鳴き声など様々な自然の音が流れ、江戸時代にタイムスリップ。
特にこの日は夏だからか雷や夕立が音と光で再現されていた。
解説員の方に船宿の役割や商屋の建物の違い、当時の長屋の暮らしぶり、深川と広小路など周辺地域との関連、深川を題材にした落語などマニアックな話を伺うことができた。
果ては当時の江戸の古地図をもとに東京を地理的歴史的に解説いただき大変参考になった。ありがとうございました。
正に江戸テーマパークと言うべき深川江戸資料館、東京都現代美術館来訪の折には立ち寄ることオススメです!
電車で読んでいる山本一力さんの小説、昨日の鈴本演芸場の落語、江戸資料館…脳内は完全に江戸。町人になったような気分で次の目的地に向かった。
午後②・東京都庭園美術館
次の目的地は白金台、東京都庭園美術館。
天候は急変し土砂降り。折り畳み傘を指して向かった。
旧朝香宮邸の庭と建物を利用した美術館
、ここで"フィンランド・グラスアート展"鑑賞。ここでもパス使用、入館料無料。
古い洋館の部屋の雰囲気とフィンランドグラスが最高に合う。
どこを見ても絵になるような展示。
素晴らしかったです。
美術館内のカフェで休憩。
雨上がりの美しい庭園を眺めながらスイーツをいただく。最高の時間。
あぁ、生きててよかった…。
贅沢な時間を過ごした後美しい庭園を散策。大変充足感を感じながら庭園美術館を後にした。
最後に渋谷へ
まだ少し時間があったので渋谷に向かった。
渋谷公園通りギャラリーの"モノクローム 描くこと"展、鑑賞。
いわゆる障がい者アート展。
モノクロで統一された独創的で大胆な作品の数々。
中之条ビエンナーレ2019で初めて知った障がい者アートの世界。この地で観れて幸運だった。
そして最後にシビッククリエイティブべース東京訪問、"メディアアート・スタディーズ 目と遊ぶ"展、鑑賞。
目の錯覚を利用して目の前の像が動くのを楽しむ展示。初期の映像理論を体感で理解すると言う内容だが…
岩井さんの作品に驚愕!!
光の明滅や回転を繰り返す目の前の機械の中の模型や絵がまるで3D映像の様にクネクネ動く。
しかもそれをコントロールする機材としてブラウン管テレビや30年弱前のパソコン、MSX2が!
高校時代友達のを借りて三国志2をやりまくったMSX2、こんな形で現役稼働しているとは!
もっと驚くべきはその時代からこの作品は完成していて、プログラムの特性上当時の機械でしか動かせないとのこと。正にロストテクノロジー!
だからこそのこの作品の味わい、ぜひ個展開催してほしいと伝えた。
最後の最後にこの作品、アート鑑賞旅のいいシメになった。
群馬県中の街中の人を集めた様な賑わいのスクランブル交差点を渡り駅に戻り上野へ。アパホテルで預けた荷物回収しアメ横で家族にお土産買って帰りました。
収支報告!
さて、都合4日に分けて回ったミュージアム巡り。
ぐるっとパスの優待受けられて訪れた博物館・美術館は9館。収支報告!
以上、9,760円がフリーという驚愕の結果に!パス代が(たった)2,500円だから7,260円も得をした。
(あくまでも観たいものがあればだが)東京で美術館巡りしようと思ったら必須だな、このパスは。
また今回初訪のミュージアムが6館。新規開拓や幅広いジャンルのものが見れるという点もよかった。まさしく東京再発見。
ぜひ再度機会を作りミュージアムぐるっとパス利用して東京巡りをしたいと思う。
最後に…
公益財団法人 東京都歴史文化財団様
ありがとうございました!
K.K
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?