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衝撃的な哲学記事(魂転生機関の横暴)

ひとつめのテーマ。この社会について。
この世の事象の群像とその流れが、
PCゲームのような仮想現実である
ことは
(ただし、実際の痛みや快楽も発生するが)
現代において明らかになってきた。

現代社会は成功しろ努力しろとうるさい。
だが、よく言うではないか「ゲームは人生の無駄」だと。じゃあ、このリアル、現実世界が仮想現実たるゲームであると
ほぼ証明されてしまった現代において、
「人生は無駄」ということになってしまうじゃないか。
大変だ。

と言っても、この地球の中で、特にゲームっぽい挙動をしているのは
「人間社会の資本主義の中」という特定の分野
にすぎない(メジャーだが)。

自然界もゲームの一種ではあるが、資本主義のガチなゲームぶり
と比べてしまうとまだ、だいぶルールがゆるい。まだ遊びがあるのだ。

「成功ゲーム」に興じるのもいいが、それはゲームだ。
ある意味で、いや、真実の意味合いにおいて仮想現実なのは
明らかである。
ゲームキャラのステータス(医師、弁護士、社会的成功者)
が高かったところで、本人が死ねば本人にとってステータスは白紙に戻る。
ゲームのキャラがすごかったところで、それは架空の話だ。

だが、我々にとっての現実とはまさに、このゲームしかないじゃないか!
という反論もしたくなると思う。そうですね。
人は自分の生活が仮想現実だなんて思いたくない、受け入れがたいのです。
だから、とりあえず目の前にあるゲームを現実だと思っている。
でも、それもまたゲーム。
つまりは、「本物の現実など存在しない」のです。

「成功ゲーム」に興じる人間たちが、あまりに滑稽で醜く浅はかなので
僕は早々に人生と言う名のゲームから精神的には離脱しました。
しかし、人々にとってこの社会ゲームこそ現実、リアルなので
お金(食料や居住費などになる)もまたゲームの勝利イベントによって
発生します。社会に住むなら、この社会ルールの外では生きていけない。
なので仕方なく僕は普通の仕事もします。やれやれと思いながら。

もう一つのテーマ。魂について。
大富豪ビル・ゲイツの魂
と、
アフリカで生まれてすぐ飢餓で死ぬ子供の魂。もし、
ビル・ゲイツの魂が後者の肉体に宿って生まれていたら
どうなっていただろうか?
生まれてすぐに苦しんで死んで終わるだけである。
逆に、そういった恵まれない子供の中身の魂が
ビル・ゲイツの赤ん坊の肉体に宿って生まれていたら
どうだろうか?それだけで大成功、大富豪のチャンスが濃厚だ。

つまり「どの赤ん坊の肉体に宿るか」によって、
成功ガチャ、ステータスガチャは決まってしまう
のだ。
ここで大いなる疑問がわく。一体どんな組織というか機関が、
「この魂をこの体に転生させよう」と決めているんだろうか?

すでにゾッとした読者も居ると思うが、そう、これは
「社会ステータスという盤石な概念を木端微塵に破壊する大問題」
なのである。魂に関する研究は、ここ地球ではまったくと言って
いいほど進んでいない、もしくはあったとしても一般には隠されているが、
もし「魂転生機関」の存在が明るみに出てしまったら、
社会や人々は世界的な大パニックに陥る。

問題は大きく分けて2つある。
一つは、「作為的に成功者の肉体、あるいは落伍者の肉体に
魂を振り分けているのなら、そんなとんでもない横暴は
民主政治的に言って無効にすべき」という問題。

もう一つは、「自分の実の子供だと思って子供を育てていたのに、
肉体は親の遺伝子に基づくだけで、肝心の中身は赤の他人。気持ち悪い」
という問題
である。そうなると、この社会は容易に崩壊する。
前述の社会ゲームが完全に壊れる、もとい壊すための鍵がそこにある。

こんなことをひっそりと暴露する僕は、
言うならばマトリックスのネオだ。社会の混乱は決して望まないが、
いつか魂転生機関の存在を社会的に白日のもとに晒し、
ゆくゆくは「人々の真に公正な人生」を実現するために尽力したい

思っており、今日もその機会を虎視眈々とうかがっているのであった。

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