若手小児科医・志望へのおすすめの1冊

小児科志望研修医から専攻医1-2年目レベルへのおすすめの本です。

小児科は内科に比べてエビデンスが乏しく、小児科医自体が内科医よりEBMの浸透がゆるめの印象です…。

研修医から専攻医レベルのときに、必要な本って、エビデンスがのってるけど、筆者のやや断定系の意見ややり方がのっている本だと思うんですよね。

大学やこども病院ではなく、クリニックレベルから市中総合病院小児科レベルを想定しています。
そのような環境での、救急対応と入院症例への対応が知りたい内容になるかなと思います。

1位 小児科ファーストタッチ 岡本光宏先生
これが圧倒的1位です。これでほとんどの疾患は対応可能です。やや筆者の先生の断定的な意見もありますが、それは若手の読者を想定されているからだと思われます。

2位 トリセツシリーズ
特に小児感染症のトリセツ REMAKEは、バイブルです。市中小児科の入院の8割は感染症なので、ほぼこれ1冊で対応可能と思えばすごいですよね。
他のシリーズもどれもかなり出来が良いです。

3位 小児感染症の診かた・考え方 上山伸也先生
成人は感染症の名著が多いですが、小児は少ないです。感染症自体は多いのに…。トリセツも良いんですが、やや説明が淡白なので、机でゆっくり読む分にはこちらもかなりよいと思います!

もちろんこの他にも、色々とよい本があるのですが、まず買うとしたら、この辺ではないでしょうか。

特に小児科ファーストタッチさえあれば、内科医の先生でもクリニックレベルでは小児の対応が出来るかと。
知り合いの内科開業医の先生にもおすすめし、本を片手に小児を診療され、自信がついたとことでした。(田舎なので周りに小児科がないので…)

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