教授選と衰退する小児科

最近、医局の教授選がありました。
私としては、医局を半分抜けているようなものですが、その動向を様子見していました。

もちろん誰が教授になるかも注目してましたが、教授選に出馬してない有象無象からそこそこ偉い先生までの動向の方が面白かったです。

教授選のどさくさにまぎれて、かなり多くの先生が医局を辞めてました。開業する人や、クリニックや場末の病院へよりよい待遇を求めて、去っていく人たちを見て、感慨深い気持ちになりました。

小児科に関しては、身につけた専門性も大学病院にいないと意味が無いものがほとんどなので、今後の縮退していく医療においてスキルの価値もどんどん毀損しているのを感じました。どうせクリニックや場末の病院に行くのなら、そのスキルは必要なの?とはなりますね。

元偉い先生がバイト先で、EDの薬の売人と化してるのを見ると、時代の流れを感じます。それはそれで意義はあるのでしょうが、身につけたスキルとは関係ないので…。

辞めていった先生の特徴としては、実家の太くない先生がやはり多かったですね。そのような辞めた先生の背景を分析すると、自分の進路が見えてきますね!

パワーカップル・実家極太・私立医出身なほど余裕ある人などは、選択を先送り出来ますが、そうでない人は、よく考えた方が良いと思いますね。

特に小児科は荒廃のスピードが他の科より、早いので若手の先生はよく考えた方が良いなと、中堅が辞めていく今回の教授選で強く感じました。


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