遠い昔の夏の思い出

毎年夏になると思い出だすのが、小学校低学年の頃、父と夕食の後に散歩に行っていた事です。
家族旅行でもキャンプに行った事でもなく、思い出すのは、こんなささやかな出来事です。

県庁に勤めていた父。
夕食のテーブルにはいつも麒麟ビールの小瓶が1本あったのを覚えています。
夕食が済んでもまだ明るい時は父と私の2人で散歩に出掛けていました。

近くの公園に行って鉄棒をしてみたり、母の姉夫婦が近くに住んでいたので訪ねて行ったり。
とても優しい叔父と叔母で、いつ行っても「良く来たね」と歓迎してくれました。

父も、叔父も叔母も、もう居なくなりました。
この思い出を覚えているのは、もう私1人だけです。

私が居なくなったら、思い出はこの世から消えて無くなるのでしょうか?
夕日を見ながらそんな事を考えます。


ありがとうございました。
また明日。


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