時間内にできる以上のことをしない。

今日の内容は真面目でやる気のある先生には怒られそうですが、だからこそ変えていかないと公教育は崩壊とはいかなくても、日本人の教育レベルは下がり続けていってしまうのではないかと考えています。

教員採用試験の倍率が下がり続けていて、しかも文科省の的外れな施作は目を覆いたくなるばかりです。
実際、私の働く小学校でも大変失礼ながら「その学校で採用試験受かるのか・・・」と思ってしまう先生が何人かおられます。大学が全てではありませんが、その人の能力と全く比例しないとも言い切れません。

では、なぜこんなに教員が敬遠されるのか、もう一言で多忙すぎるが故です。
特に最近の若い方々は給料の額よりも自分の時間を大切にしたいと考えているように思います。教員の給料は決して安くはありません、が実際に働いている時間で換算すると・・・、となってしまいます。

そうすると、現在のように国立大教育学部を卒業しても教職に向かず、いわゆるFランと呼ばれてしまう学校の卒業生が職場に増えてきてしまうのだと思います。
昨年来た教育実習生と8月の終戦の話になったところ、「日本が戦争したんですか?」だけでも耳を疑いましたが、続けて「もちろん日本が勝ったんですよね?」には開いた口が塞がらない、嘘のような本当の話でした。

閑話休題。

では、教員に向かわせるにはどうするか。
私は業務の削減と授業時数の削減だと考えています。

そのために現職の教員は何をするか。

降ってくる仕事の全てをこなそうとしない事です。
残念ながら、現在の管理職の多くは委員会から降りてくる仕事を全て引き受けて、現場に丸投げしてくる方が多いかと思います。
それを真面目な先生方が多くの時間を割いて全てこなしてしまう。
できてしまう、いややってしまうために、「できるなら、これも」という感じで、委員会や文科から次々と仕事がやってくる。

埼玉の裁判で教員の仕事も明確に出されましたし・・・。

法律上、教員は超勤四項目しか残業は認められていません。本当ならそうなるように管理職が委員会にできないとはっきり言って欲しいところですが。それが職員の仕事を管理する管理職でしょうに。

と、言うことでお局教員に言いたい。おしゃべりに花を咲かせてないで、やらなくてはならない仕事に絞って、定時退勤しましょう。

今時間割担当の私が全職員が定時退勤できるように進めていることは、できるだけ空き時間を連続で取れる時間割を組むことです。中学校のように学年を跨いだ時間割作成ができないため、難しいところもありますが、空き時間に仕事を勧めてもらえるように頭をひねる毎日です。
自分も空きコマをうまく利用し定時退勤できるように努めています。

「時間内にできないことはできない」と、管理職や教育委員会、はては文科にしっかりわからせる事がまずは大切なのではないかと。
そうすることで、採用試験の倍率が上がり、質の担保もなされていくのではないかと思います。

駄文をつらつらと書いてしまいました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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