マルトリな親と育てにくい子

④押さえつけ

流産に関することを書いています。
苦手な方や不必要な方はスルーしてください。


前回に続き。
大きくなってから再度、その時の事を母親に謝った。
すると母親は意外な顔をした。

へ?そんな事あったっけ。
流産はしたけどね、あれは何だかスルッと出ちゃったのよ、
その時は、ああダメだったんだ、育たなかったんだ、と思った、
あなたに蹴られたとか、そういう事では無かったと思うよ、
だって蹴られたなんて覚えてないもの。

私が気にしているから嘘を言った、という訳ではなく、
この子は何を言っているのかしら、という顔をしていた。

父にそう言われた、と私が言うと、

あなたたち小さい頃だったからね、
足が当たる、なんて事はあったかもしれないけど、
でも、覚えてないなぁ、そうだったら覚えてるんじゃないかなぁ

と、首を傾げていた。

後付けではあるが、今考えてみると、
父はイヤイヤ期の私をコントロールしたくて、ああいう事を言ったのではないか、と思う。

私の悲しみや絶望は無視し、偶発的な事を利用してまで、父が私をコントロールしようとしたのは何故なんだろう。
私はそんなに育てにくい子だったのだろうか。

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