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【読了】後宮の烏/白川紺子

https://orangebunko.shueisha.co.jp/book/4086801884

アニメ化もされた中華ファンタジー全7巻。
夏王朝は夏王朝でも古代の幻の方ではない(幻ではなくなってきてるらしいですが)、です。

後宮に存在するものの、皇帝がお渡りにならない妃・烏妃の謎から解放されるまでを描いた物語。
特に、6、7巻は主人公の寿雪だけでなく、様々なキャラの「一方その頃」があり、収束していく様がおもしろかったです。だからこそ、神々の争いがあっけなく感じるのが残念ではあります。

キャラクターも、それぞれに過去があって魅力的です。沙那賣家がしっかりと描かれていて、兄弟それぞれに物語があるのが特に良かったと思います。

必ずしも甘い関係で終わらないのもライト文芸の魅力だと思います。


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