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京都・奈良・愛知の話(2日目)

ホテルで朝食を食べた直後に京都駅へ。
正倉院展は17時からの予約なので、前から行きたかった斑鳩の地へと向かいます。

京都駅から法隆寺へは、近鉄とJR、どちらも使用可能。途中で乗り換えが必要です。
今回は、近鉄奈良行きの特急を利用→奈良駅からJRで法隆寺へ、というルートが1番はやく着けそうだったので、このルートを採用しました。

特急券を購入すると「今回は2番線からの発車になりますので、ご注意ください」と駅員さん。
近鉄の駅員さんは親切な方が多くて助かります。


いざ法隆寺へ

法隆寺駅から法隆寺まで、意外と距離がありました。段々と不安になってきます…

これがあると安心できますね
マンホールも法隆寺仕様です

足元の案内にホッとしながら進みます。
途中で餅つきの用意をされてる方々がいらっしゃいました。つきたての餅って、おいしいですよねー。なんなら、つく前の餅米に塩かけて食べても、おいしいです♪

法隆寺への参道

修学旅行では歩かなかったところ。法隆寺の門前は、こんな道があるのですね。

鐘が鳴るなり法隆寺

秋晴れの法隆寺!
阿と
吽!


五重塔

五重塔を見上げながら、座って説明聞いたなーとか、七不思議があったなーとか、修学旅行の思い出が蘇ってきます。
ガイドさんをお願いすれば良かったな、とちょっと後悔。


金堂
上の方の柱には下る龍と
登る龍がいました

法隆寺は毎時0分に鐘が鳴るようです。修学旅行で行った時は鳴らないじゃん!と思っていましたが(笑)、タイミングが合えば鐘の音を聞くことができます。

大宝蔵院にはスロープが設けられていて、車椅子の方でも入ることができるようでした。
古い時期の仏像はほっそりとしていて、おなかだけがぽっこりと。素朴な感じ。
他に玉虫の厨子など。
何気にお金も時間も掛けられていそうなのは、国家事業だったからでしょうか(奈良時代、お経を写す職があったらしい)

夢殿

中宮寺にも行ってみました。
建物自体は高円宮妃殿下の御発願により再建されたもので、周囲に比べると真新しい感じです。
天寿国曼荼羅繍帳(複製)は、当時は煌びやかなものであったろうと思います。

お麩の竜田揚げのおいしさ!

どこで食べようかなーとスマホで検索。
近かったので、cafeこもどさんに行ってみました。

3種の竜田揚げランチ

ヘルシー思考なお店らしいです。
3種の竜田揚げの3種とは、ソイミート・鶏肉・お麩とのこと。
中でも、お出汁しみしみの大和麩の竜田揚げが最高においしかったです!噛むと肉汁ではない汁が出てきます…最高か!!!

おやつも付けました(食べ過ぎです)
シロップ入れと伝票持ちくんもかわいい!

カフェメニューも色々ありそうでした!
行けるものなら、また行きたい!

法輪寺と法起寺

法隆寺の五重塔と合わせて斑鳩三塔というそうです。てくてく歩いてみることにしました

ここでまた法隆寺の鐘の音が聞こえる

まずは法輪寺へ…遠い…レンタサイクル借りれば良かった…本当にこの道で合ってます…?
不安になってきた頃、ようやく辿り着きました。

入り口で、運良く秋季特別展をやっていることを知る…がんばった甲斐がありましたね!
妙見堂の格天井には星曼荼羅が描かれています。手前側だけ鮮やかなのは、改築後には新たに描き加えられたものとのこと。
妙見菩薩は、あまねく願いを叶えてくださると…もっと欲深いお願いをしてくるんだったー!(笑)

法起寺へ、またてくてくと歩いていきます…レンタサイクル借りれば良かった…。

コスモスと共に

この時期、コスモスと三重塔が一緒に撮影できる、ということでちょっとした人気のあるスポットです。
コスモス畑は周囲の農家さんのおかげで保たれています。注意書きは守りましょう。


もりもりのコスモス

駅へと向かい、てくてく…レンタサイクル借りれば…(3度目の後悔)
どこかから、もみ殻を焼く匂いがしてきます。

小学生の頃、近所にもみ殻を焼く家がありました。中に芋を入れておいてくれて、通りかかると「ほれ、持ってけ」と渡してくれるのでした。
もみ殻で焼いた芋は、じっくりと焼かれるのでホクホクで、少し苦みがありました。

もう思い出にしかない光景が、斑鳩の地には、まだあるようでした(さすがに芋は焼いてないと思います 笑)

中宮寺跡の前を通りかかると、ここもコスモスが綺麗でした。駐車場が設けられ、思い思いに写真を撮る人の姿がありました。

日陰の青みがかった色味も素敵です

しかし、そろそろ疲れてきました…歩いたのもありますが、それ以上に暑い…。
バス停を発見し、時刻表を見る…数分前に行っちゃったっぽい…がエンジン音!来たー!
というわけで、無事に法隆寺駅に着くことができました。さっそく消費されるご利益(笑)

天極堂にイートイン!

JR奈良駅まで戻ってきました。どこかで休憩したいなーということで、構内にある天極堂へ。
冷たいものを…と思っていたけれど、柔らかいくず餅も捨てがたい。

あったかやわらか!

ついでに、この時期恒例のくず湯も買っていくことに…今年暑くて飲むだろうか?とこの時は迷ったのですが、1週間後には必須アイテムに…この時期の気温差は恐ろしい。
くず餅手作りキットもありました!

NAOTと杉村篤子さん個展

ならまちへと歩いていき、NAOTを覗いてみることに…旅の友である革のサボは、こちらのお店のものです。

今はもっと育ってます

アトリエの方で個展をやってるよ、と教えていただきました。
「絵を描かれたり、染めたり、カリグラフィーされたり、アロマ作られたりされてる方でね」
「…なんて??」
とにかく、いろんなことをされている方らしい。
時間もあるので、行ってみることにしました。

杉村さんは柔らかい雰囲気を持った方で、色々と説明してくださいました。素敵な絵にカリグラフィー。
アロマスプレーを買わせていただきました。すると、絵葉書を選ばせてくださり、そこへ金のインクでメッセージと名前を書いてくださいました。
カードから溢れ出るセンスと高級感!(お見せできないよ)

正倉院展へ!

昨日から素敵な出会いは続いている旅ではあれど、1番の目的は正倉院展なのであります!

興福寺の五重塔

この五重塔を撮るのが毎年の恒例となりつつあります。夕日に照らされる姿も良いですね!

荷物をロッカーに預けて、いざ中へ!
当時の技術が詰め込まれ、施された細工は本当に細やかです。単眼鏡(もしくは双眼鏡)は、あった方がより楽しめると思います(楽しんだら、一旦待っている人に譲りましょう)

今年1番印象に残ったのは、石山寺を建立するのは辛かった、ということです…逃げた人の補充で来た人が逃げ出したとか…当時は重機もないですしね…。

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