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ユニークについて


ミスチルファンの友人に誘われて行ったap bankフェスで初めてback numberのライブを見てから、結構彼らにハマっている。


backnumberといえば私がまだ高校生だった10年以上も前からJ-popの中心で活躍し続けている超人気バンドで、私もファンとまでは行かないがどんなカラオケでもすべらない選択として、彼らの曲には大変お世話になってきた。

10年前の私はbacknumberのことを皆が好きだからという理由で普遍的な音楽だと思っていたが今になって聞いているとそうではないと感じる。

今気に入っているのは「怪盗」という曲だが、この曲はポップでキラキラ輝くような印象的なイントロから、綺麗な言葉を並べて、手に入らない相手への切ない恋心を歌っている。(個人の感想です)

他の曲でも、ダークなメロディーにのせて希望を歌ったり、大胆な歌詞に弱気な言葉が続いたり、とにかく不思議なアンバランスを感じるのだ。


この絶妙なアンバランスが彼らの楽曲のユニークなのだと直感的に理解した。


変わった音楽を作ることが個性的なのではなく、彼らにしか出来ない音楽を作ることが個性的ということだったのである。


このことから、これまで、個性といえば「普通の人たちからどのくらい離れているか」という見方で測るものだと思っていたのだが、「その人からしかでてこない出力」を掘り下げていくことが個性なのではないかと考えるようになった。


すでに自分の中にある、自分しかわからないないような些細な感覚を膨らませていくことで、ユニークを見出していけるのではないか。


そのように考えたら、自分は、身の回りのことは、世界は、もっと面白くなり得るのではないか。


そんな希望が見つかったのである。


これからは何でも面白がることができそうで楽しみなので、気付きを与えてくれたbacknumberには感謝の気持ちでいっぱいだ。


ちなみにbacknumberはライブがめちゃくちゃ上手くて最高だったので必ずまた拝みに行こうと思っている。


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