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「D言葉の女」にまくし立てられたら、神様が睨みつけてくれた話

だって…
でもね…
だからね…
だいたい…

これすべてDから始まる「D言葉」

このD言葉が使われると
否定、批判、強制などネガティブな場面になってしまう。

その「D言葉」を頻繁に使う女と一緒に仕事をしたことがある。

その職場で彼女は数年私よりも先に入社した。
仕事は彼女から教えてもらったが
職場での立場は対等な関係。

私たちの関係は円滑だった。
私は仕事を教えてもらった先輩として
時には笑いながら仕事をするなど和やかな雰囲気だった。

二人で話していると「D言葉の女」は
「でもね、私はそうは思わない。」
「だってね、所詮〇〇でしょ。」
「だからさ。そう言ってんじゃん。」
てな感じ。

その言葉を聞くたびに
「別の言い回しはできないものか…」
と思っていたが

「私に向けられた言葉ではないし
世の中のいろいろな人や事象に対しての彼女の意見だ
いちいち気にしていたら身が持たない」

と思い最初はスルーしていた。

でも、やはり気になる。。。

自分だったらこんな時なんて言う?と考えて
心の中で「S言葉」に変換した。

「そうだよね」
「それそれ」
「そのとおり」

すると少しは気が楽になった。
今度からこの方法でやり過ごすことに決めた。

そんなある日…

「D言葉の女」の口から出た「D言葉」がついに、ついに、
私に向けられたのだ。

「だいたい、私より遅く入社したくせに!(怒)」

あっ、なんか責められている。
えっ、立場は対等でしょ。

反論したい気持ちはあったがすべて飲み込んだ。
そしてじっと耐えた。
反論したとしてもその何倍もの「D言葉」が私に降り注ぐことが目に見えていたからだ。

危険回避!

すると、そんな「D言葉」が降り注ぐ場面に
たまたま神様が現れた。

「D言葉の女」は神様がそこにいることに気付いていないのか
それとも怒りの沸点に達して冷静さを失っているのか
「D言葉」は終わらない。

私は刺激しないように無言を貫いていたら
ようやく少しおさまった。

あー良かった!

と同時に神様が私たちの前に登場した。

神様は何も言わない。
「D言葉の女」も何も言わない。
そして私も何も言わない。

ただ、神様は「D言葉の女」を睨みつけていた。

ありがとう!神様!


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