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小学校時代の通知表を見返してみたら、人格形成の変遷がわかった。~昭和の通知表には「根性」という文字が存在していた~

<その1>久しぶりに小学校の通知表を見返してみました。
と同時に、私の子どもの頃の性格?人格?について
想い出したことがあります。


◇小学生になる前


子どもの頃は両親が働いていたため
保育園に入園する前までは、近くに住む父方の祖母の家で日中は過ごしていました。保育園入園後もたびたび祖母と一緒に過ごしていた。

祖母は一人で暮らしていたため、よく近所の友人宅にお茶を飲みに遊びに行きました。当然、私も一緒に連れて。

お茶を飲みながらお茶菓子をいただくことは恒例で
祖母たちが話で盛り上がっているあいだ中
唯一の子どもである私は、仕方がないからお茶菓子を食べていました。

それはそれは静かにもぐもぐと。
時には折り紙やぬりえを持っていき、ひとり遊びをしていました。

「静かでいい子だねー。キクコちゃんは。」

大人たちの邪魔をせず静かにひとりもぐもぐと食べたり
ひとり遊びをしているだけで「いい子」という勲章をもらったのでした。

「あー。私は『静かでいい子』なんだー。」
と脳内にインプットされてしまったのでした。
そして、「静かでいい子」は大人に褒めてもらえるんだと思うようになったのでした。

大人になって考えると、
 ・一緒に遊ぶ子どもが他にいないこと
 ・目の前には食べ放題ともいえるお菓子が盛りだくさんのこと
 ・大人の会話には決して入ることはできないこと

私じゃなくてもほとんどの子どもが静かにしているに決まっている。

そんな経験があったからか
しばらくは「静かないい子」のまま成長したのでした。

◇小学校低学年まで

相変わらずの「静かないい子」でした。
小学校では、私の通った保育園出身の子どもは少数派で
クラスメートと馴染むのに時間がかかったのかもしれません。

自他ともに認める「静かないい子」は授業中もそうでした。
姿勢を正し、先生の方をしっかり見て授業を受けていました。
国語の時間、新しく習う漢字を全員で空になぞって書き順を確認しながら書いてみることがよくありました。
真面目に一生懸命取り組んだおかげで、漢字の書き順は今でも得意です。

小学1年生の時の通知表を見てみると…

1年生1学期
「学習態度も良好で学力もついています。リーダーとしての力がつけば申し分ありません。」

1年生2学期
「1学期に比べると活発になり大きい声で話されるようになりました。班長としての役目も十分に果たしてくれました。」

1年生3学期
「学習態度も良好。学力もついています。友達にも親切でみんなと楽しく生活しています。」

 

リーダーにはなっていないけど、
優等生の雰囲気を醸し出していますよね。

2年生も同じ先生でした。
通知表には”若干”の先生の要望が入ってきました。

2年生1学期
「……。学習中、もっと活発に発言してください。」
2年生2学期
「……。班長としての役目も立派に果たしています。」
2年生3学期
「……。欲を言えばリーダーとしての根性、そして進んで発言することです。」

 

発言があまりない「静かないい子」継続中ですよね。
しかも根性が足りないと…。

昭和の通知表には「根性」という文字が存在していました。

◇性格がクラス替えで変わった

何となく自分でもそう思っていたのですが
あらためて通知表を見てよくわかりました。

私、このタイミングで性格?人格?が変わったのでした。
「静かないい子」が進化していきます。

(つづく)

*****
この続きはまた明日。
今日はこの辺で・・・。

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