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僕が思う短答試験対策 総論編

予備試験短答式試験の結果

私は、令和5年予備試験短答式試験に合格したものです。
その結果は、憲法19点 行政法13点 民法24点 商法26点 民事訴訟法20点 刑法26点 刑事訴訟法21点 一般教養33点 合計182点でありました。以下に綴る方法は、私が試験前の2月から開始したものや試験を経た後に感じたことを踏まえて、2024年2.11日に私が現在到達しているものです。おすすめの勉強法をお伝えする、というものではなく私はこういう風にやりましたので1つの例としてご参考に、という感覚が読んでくださると嬉しいです。
私の思想等が入っている部分もありますのでお気をつけください。

基本的な考え方

自分は基本書を読むのが普通の人と比べたら苦にならないタイプなのでそこは考慮。多くの人は過去問ベースでやると聞く。

理解して、定着して、演習して、度胸をつけて、というのが大体の流れ。
→①理解はシンプルにその定義、趣旨、大まかな枠等、ただただ理解をしただけ、という段階。勉強したのに点が取れない、という人が世の中に多いのはこの段階で終わるからだとも思える。②定着は、暗記と分類に分かれる。暗記は身についていることを指す。分類は、単独では覚えているけど同時に出されたら上手く把握できない、というのにも対応するため。この2つをして初めて定着する。③演習は問題を解くこと。出題の仕方、時間配分、自分の頭の使い方等を身につけなければならない。資格試験の定石は過去問から、と言われるが、これは、天才たちは過去問を演習しながら、何が出るか、どのように覚えればいいかを把握するため、①②の段階を事後的に保管することがかえって効率が良くなるからだと思う。つまり、当たり前ではあるが、単に問題を解くだけなら時間の無駄で、①②③を意識しながらやる必要があると思っている(自分はそれが苦手ので、①→②→③→①②→③のようにして、進めていく)。④がいわゆる、本番に慣れているかどうか、みたいな話。本番で緊張して、力が出せないのは、理解の有無とは違う次元の話。一応は模試や日頃の行いでも対策になる気もするが、自分なりに腹を括る方法を用意するしかなさそう。重要なのは、この4段階のどこに瑕疵があるかを意識することな気がする。

定着は分類と暗記に分かれるが、それの根幹は想起にある。初めての理解で1時間かかる人、5時間かかる人は才能。ただ、次に思い出すとき、同じくその時間がかかるならば、単に才能負けしてしまう。そこで、いかに早く想起するかが重要になるはず。その点で一元化教材がかなり有用。一元化教材とは、自分が理解したこと等をまとめるもの、という抽象的な概念で、人ごとに違うが、目的は、想起にあると思う。自分は、刑法と民法は、逐条テキスト。憲法は判例百選。理由は、民刑は条文ベースで問題が出て、憲法は判例ベースで問題が出るから。理解を体系的にしたかったから、体系化を可視化するためにインデックスを貼っている。

問題集は短答パーフェクトがいいと思う。シンプルに全部あるし。

理解する範囲は、まず過去問でいい。過去問以外からも出るけど、憲法以外は選択肢で切れるから、満点を狙いたい人が以外は気にしなくてもいいレベルな気もする。ただ、自分は、そう思いながら、TKCの問題と模試の問題は理解できるようにしていた。司法試験前なら重要判例も読むと思う。

下でいう①②はある程度まとめてやらないと意味がない。③④は記憶を喚起することがいるため感覚をあけてもいい。

具体的な進め方

① 基本書を一章ごと読む(なんとなくでもいいと思うけど、もし雑になるくらいならいきなり問題の方が良さそう。自分は条文と照らし合わせたり、その段階である程度一元化にメモをしたりすることもあった。ただ、ここでメモをするのは過去にこういうところが理解できていない、という理解があったから。だから、まっさらな状態ならメモは多分いらない。)

② 読んだ箇所ごとに該当箇所の過去問(論点ごとに分かれているやつ)をやる。

③ 過去問をある程度解き終えたら、一年分を通してやる

④ TKCの過去問以外の短答ができるやつ(過去問以外の知識が他の人との唯一の差になるから)

→解き方は、一週目は全部とく。その時、わからない択があったら問題自体は正解しても△をつける。間違ったら×をつける(別に全部バツでもいい、気持ち的にそうしていた)。わからない問題に限らず、後で忘れそうな問題については正解していても、一元化にメモをしたりする。その時できるなら周辺の論点もまとめる。二回目以降は、三角と×だけ。どうせ、あとで、過去問は論点ごとじゃなくて通して一周するし。

→一年分通してやるやつの答え合わせは、短答パーフェクトの一番後ろのページを利用して、そこから飛んで解説を読むのが便利だった。

→一年分通してやるやつは、本番みたいに選択肢で絞るとき方をするのもあり(②までの過程で本来理解できているやつだから)。

→一番上では、四段階に分けたが、①-③は相互に密接に関連しているから、どこがどこというわけではなく、あくまでイメージ。

3/1追記
一般教養についてもまとめました


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