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ガサラキ~餓沙羅鬼~について、語らせてくれ Part①超簡略化解説編
茶番1
究極のリアルロボットアニメとは何だろう?
A「uuuumガンダムとかエルガイムとか?正直よくわかんないや」
B「ノンノン、ボトムズが至高だね。特にあのむせかえる匂い!」
C「ブレイク・ブレイドかなぁ。原作もアニメも、素晴らしいんだよね」
D「アルドノア・ゼロだよ。でもこの記事書いてる人は
未だに見たことないんだって。」
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私「違う!!!!ガサラキだ!!!!!!!!!!!!」
ABCD「「「「誰だお前?!?!?!?!?!?!」」」」
私「イヨォォ~~⤴ポンッ
嵬は嵬~ 嵬は我~
ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…
嵬は我~ 我は嵬~
ドクンドクン…ドクンドクン…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…
ドクンドクン…ドクンドクン…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
A「なんだコイツは・・・いきなり割り込んできて変な踊りしやがって」
B「でもなんだか様子がおかしいな・・・まるで周りの何も見えてないような・・・」
私「閾の内に 此の身入れ~
嵬が嵬たる 証にと~
ハァハァハァハァ…ハァハァハァハァ…ハァハァハァハァ…ハァハァハァハァ…
ドクトンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン」
C「何だ!?心拍数と呼吸回数が、急激に上昇し始めている!」
D「あの踊りの前方に特異点反応がある!重力場歪発生!」
A「何言ってんのお前ら・・・あいつただ足タンタン打ち付けてるだけじゃん」
地面「ドゴォ!ドゴォ!!ドゴォ!!!」
A「うわッ!地面がなんか窪んだ!こいつ一体なんなんだ!?」
B「そういえば、きいたことがある・・・戦いの神を現世におろすための能楽の舞・・・あれは、餓沙羅の舞じゃないか!?」
C「そして餓沙羅の舞をひたすらに踊り、左手をクルクル回転させてサムアップを見せて颯爽と去る・・・間違いないあれは!」
BCD「「「ガサラキおじさんだ!!!!!!!!!」」」
私「おじさんじゃない成り~ お兄さん成り~
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク」
A「男なんて20歳過ぎたらもうおっさんだろ。ていうか字面だけ呼吸荒げてると興奮してるみたいで気持ち悪いからやめてくんね?」
C「エネルギー反応拡大!これ以上は危険です!」
D「来るか・・・!?心拍数が、300を超える!」
B「餓沙羅の舞は嵬の嵬たる証・・・しかし嵬でないものが一度その演目を演じれば、その果ては・・・」
私「ドクンッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!
ン”ッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!
バタリ」
B「踊り狂って、死ぬ!つまり餓沙羅の舞は、無窮の力と破滅の力、両方の性質を併せ持つというわけか!(公式設定では嵬以外が餓沙羅の舞を舞うと命を落とすとされている)」
A「いや死ぬのかよ・・・・・・・・・・・・・・・」
ガサラキ~GASARAKI~について
1か月ほど前、サンライズ公式YouTubeチャンネルにてガサラキの全25話無料放送が終了した。1998年企画制作サンライズのメディアミックス作品として放送されたTVアニメ「ガサラキ」。私自身本当に幼い頃に見ては諦め見ては諦めを繰り返してきた作品だ。20歳を超えた今、ようやく政治経済、軍事能楽などの多彩な要素を持つこの作品を鑑賞するに耐える年齢になったということか・・・幼いころはロボがででこなくて会話劇と政治劇ばっかりで退屈だったのだが、毎週YouTubeで見ていて「これこんな話だったのか!」「この戦闘シーンリアリティ半端ねぇ!」と面白くてたまらなかった。
それと同時にアジアン静脈瘤編で描かれた移民問題や、ヒロイン西田の語る日本や日本人の在り方など、現代の社会問題を丁寧に描きつつもこんなに右に偏った作品をホントに朝の9時半から放送してたのか!?と脱帽。今のアニメと比べるのもよくないとは思うが、当時はこんなものを作っても大抵笑って許される時代だったのかなぁと少しうらやましくも感じてしまう、そんな素晴らしい作品だった。
というわけで今回は、無料放送は終わってしまったものの、まだまだ万人に見てもらいたい、しかしハードルが高すぎる!(米倉涼子)という方々のために、一見難しく見える本作の内容を解剖していく。ガサラキおじさんおばさんお兄さんお姉さんを増やすための第一歩としたい。というわけで、GO!
あと、例に漏れずネタバレ全開でいくぞインパクト!
ネタバレによるメンタルバーストが嫌という人は、茶番2に入る前にブラウザバック推奨。
茶番2
速川『敵(バンダイチャンネル)は能とロボットを封入した異色ロボットアニメを保有しているものと思われる。このアニメは極微量でも確実に厨二病を起こすほどの毒性があるらしい。なんとしてでも、ガサラキを2~3話見ただけで投げ出す新規視聴者を生むことだけは未然に阻止しなければならない』
Youシロウ「・・・フォーカス1、確認。」
むらちゅー『降下30秒前!各機、耐衝撃体制に入ってください!10・9・・・3・2・1・0!』
徳大寺『ガサラキおじさん(おばさんお兄さんお姉さん)全員、公式第1話無料配信共に誤差0.5メートル以内で、着地に成功。』
鏑木&むらちゅー『フォーカス1・2機体損傷なし。フォーカス3・4同じく機体損傷なし。ガサラキ再視聴及び本放送から25年近く経過した事実へのストレスは、ポイント3.0以下。フォーカス1、同じくポイント3.0以下。2も、血圧が宴会続きと生活習慣の乱れで常時高めになった以外は異常なし。新規視聴者の囲い込みには、支障ありません。』
ストーリーの大筋は意外とスッキリ
茶番とかは置いといて、ガサラキを短くまとめるとこうだ。
宇宙人(謎の超文明)の技術を使ったロボが作られる
↓
自衛隊「なんかこのロボかっこいいし強い。実戦で使いたい。」
↓
実は日本企業とアメリカ企業のどっちも似たようなものを作ってた
↓
なんやかんやあってベギルスタンという国へ派兵、ついでにロボをテスト
↓
実は主人公は替え玉で、千年前にいろんな悲しいことがあったと分かった
ガサラキはやばいから絶対下ろしたくねえ!ということになる
↓
日本とアメリカが経済合戦をして、強行手段
(こうなったらロボで日本の中心攻め落とすぞ)に出る
↓
日本もロボで応戦、なんとか撃退
どちらもマジに戦争はしたくなかったので、ギリギリで勃発回避
↓
結局ガサラキ降臨の儀式が強行され、エヴァっぽい精神世界会話へ
↓
実は宇宙人は月の裏側から「不老不死の夢」を代わりに叶えて欲しいと
人間にお願いしていた事が判明
餓沙羅鬼=永遠の命を求めて結果自滅した宇宙人のなれの果て
↓
だが断る Fin. い~ざ~夜~・・・
これだけ。能や嵬、TAとMF、平安編などの詳細設定を含む小難しい要素を抜くと、ストーリー自体は簡潔にまとめられている。
「ガサラキ人」なる肉体を持たない存在がいて、ずっと前に滅びていた。しかし意識だけのガサラキ人は月の裏側から猿に似た人間とかいうなんか使えそうな奴らを発見。目を付けられた人類は訳が分からないままずっとガサラキ人と交流がしたかったよという話。遺伝的に優れた人がガサラキとの通信手段(ポケットWifi)にされてて、それが嵬と呼ばれている人達。嵬については、後ほど詳しく。ここからは、この作品の詳細設定を公式からの供給と私の脳内補完で語っていこうと思う。
ガサラキ人がもたらした超技術「骨嵬」と「餓沙羅鬼」そのものについて
ガサラキ人が通信会社本部で嵬がポケットWifiなら、骨嵬は携帯みたいなもんで、具体的な通信手段に過ぎないといった感じ。これは人の形というか甲冑の形をしているから視覚的に何かの儀式に必要なんじゃ無いかと思えるだけで、23話と25話に出てきた胎児みたいなやつが骨嵬のオリジナルに最も近いモノとされている。例えるなら、初期設定したけどWifiと充電無くてまだ諸々不完全なiPh○neて感じ。iPh○neがなんで人の形してんだよ。
という感じで骨嵬は本来人型ではなく、本当に単なる通信手段の一つだったようだが、平安時代編ではガサラキ人を呼ぶ際に起こる空間歪(地面がドゴドゴォッて凹むヤツ)とガチムチに鍛え上げたビリー兄貴の如き甲冑骨嵬が戦でかなり使えると判断されたのか、嵬とともに先陣として突っ込ませて兵器として申し分ない働きぶりを見せていた。その平安時代での鬼神のような戦いぶりから、餓沙羅鬼=畏怖の対象といったイメージが出来上がっていったのだろうと推測される。
言っときますけどこんなの公式設定には載ってないんで、完全に脳内補完ですからね・・・。私も全部の資料は見れてないですし、あんまり断言とかはできないんですけど・・・あくまで例えや対比で分かりやすくするための簡略化した説明だと考えてください。
人間側が骨嵬と餓沙羅鬼神話に恐れを抱いている頃、一方ガサラキ人はというと「俺らと永遠の命探求したい奴、至急メールくれや」みたいな感じでどっしり構えていた。結局300万年もかかったわけだが・・・。物語序盤から中盤にかけて、餓沙羅鬼は恐怖・怒り・悲しみの象徴として語られているが、それは過去の戦闘用骨嵬によって起こされた争いや神話の誇張表現によってできたイメージであって、呼んだらいきなり「世界が終わる」ような存在ではなかったということだ。
つまり、人間側とガサラキ人側とでかなりの齟齬が生じており、和風伝奇ホラーテイストが混じることで、視聴者に
「餓沙羅鬼ってなんかヤバそうだな・・・」
というミスリードを誘う構造になっているのだ。要素要素を分解すればわかりやすい話だが、時代の流行り(いわゆるエヴァ味)によって、複雑な物語に見せかけているだけなのだ。正直エヴァ味がなければもっと多くの視聴者が食いつきやすくなったろうにと思うし、それでいてエヴァ味がないとこの作品自体にOKが出なかっただろうと考えると・・・。
アニメ制作ってのはつくづく難しいんだなぁと思う。
千年の記憶の継承者「嵬」について
嵬を語る前に、前世についての話から始めよう。前世の記憶について、世界では様々な研究が昼夜問わず行われており、その中に
「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」
というものがある。今回はこの仮説を当てはめて嵬について考えてみようと思う。これは簡単に言うと、宇宙の量子真空と呼ばれる場所の中に「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる場があって、人の記憶だとか自然現象だとかは「波動情報」として「ホログラム原理」で記録されているという何とも珍妙な仮説だ。
さらに超簡単に説明するならば、全ての現象や人々の記憶などは量子という極小の粒の動きで再現が可能であって、それによって生じる自分の現身というか残影のような存在が宇宙のとある空間に永遠に保存されるというのだ。この仮説については、結構真剣に研究がされているらしい。因みにこの仮説を用いて、前世の記憶を持つ子供などの現象全てを理論上再現可能らしい。はえぇ~・・・。
改めて嵬の話題に戻ると、嵬には平安時代から、またはそれ以上前からの記憶を持ち続けているという設定がある。しかし、ガサラキ人からは、嵬の記憶継承などという現象は一切説明されないし、なぜ記憶の継承が起こるのかについても詳しい説明は本編中には描かれない。
ガサラキ人にとっては通信用の素質があるとされる遺伝的に優秀な個体を選別して、自身との通信能力を与えただけに過ぎない。つまり、嵬の記憶継承はガサラキ人が意図して起こした現象ではなく、自然現象(仮説ではあるが)によって発生したものなのだ。そこで「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」が登場だ。
ガサラキ人の言う優れた遺伝的特性を持つ人間に「トレーサー(まぁ受信機のようなもの)」を組み込んだという発言によって分かる(気がする)。そのトレーサーを持つ人間が代々同じ家系、同じ血統によって生まれることで完璧に再現可能なのであれば、それはゼロ・ポイント・フィールド内に記憶された現象の完璧なリプレイとなる。前世の記憶を持った人間の完成だ。
そしてそれが20歳で死んでまた生まれ30歳で死んでまた生まれ・・・ということを幾度となく繰り返していけば、千年の記憶の継承とやらも可能なのではあるまいか?そしてそのような厳しい子孫のやりくりは、血筋や階級などに口うるさい日本人の名家だから実現できていた、と。詳しいことよく分らんし調べたくもないし、色々な矛盾が生じてしまうし(同じ人間が2人3人生まれたらどうすんの?)まあ知らんけど。
何を言いたいのかというと、ガサラキ人にとってさほど重要ではない現象が、この物語に必要不可欠な要素となっているということだ。前世の積み重ねによって生まれる積年の怨嗟が、様々な執着を捨てきれない人間と、肉体も概念も全てを捨てて永遠の命のみを求めるガサラキ人との対比をより際立たせており、それが重厚な人間ドラマとなっている(初見じゃ分からん)。
ガサラキではロボットや伝統芸能も良いのだが、この嵬たちの人間ドラマを主軸に見てみると面白さが何十倍にも跳ね上がること間違いなしだ。
多分ね。
「豪和インスツルメンツ」と「シンボル」について
初見でこんがらがるのが、豪和とシンボルで用いられている用語達だ。豪和インスツルメンツとシンボルは、どちらも日本・アメリカを牛耳っている巨大企業で、餓沙羅鬼(ナダ)の力に興味を示している。豪和の場合は由緒ある名家が携わっているということで企業というより財閥に近い。そしてシンボルは、ゆりかごから墓場までを支えるように様々な事業に関わってきたアメリカの「影の立役者」的な立ち位置だ。有名企業というよりは、フリーメイソンなんかに近いと考えておくといいかもしれない。
ここで各勢力が用いる用語を豪和=シンボルで整理してみると
TA=MF
嵬=インヴィテイター
餓沙羅鬼=ナダ
骨嵬=オリジナル
石舞台=神殿の丘
餓沙羅の舞=クロスセクション(ここは曖昧)
閾=GS反応(トランス状態でヤバくなった時のやつ)
といった構図になる。一部だけだけど。それぞれの企業が独自に研究を行っていたので、同じ意味を持つ存在・現象が全く違う呼称をつけられている。ただ、これらの単語がそんなに重要かといわれるとそんなことはなく、理解できずとも流れで何となくつかめれば良いんじゃないかと思う。
謎多き存在「ナダの民」について
しかし、設定的に面倒なのがシンボル側の最高責任者である「ファントム(F)」の存在だ。彼やシンボルに在籍する人間の一部はナダの民と呼ばれており、ガサラキやガサラキ人に何故か精通しているという設定や描写がある。さらに不老長寿で何百年も生き、通常の嵬(インヴィテイター)とは比べ物にならないほど昔からの記憶を持っている。
これは嵬とは性質が違う全く別の何かであり、その正体は惑星の滅亡からかろうじで地球へ逃げ延びた元ガサラキ人の生き残りなのだそうだ・・・
深堀するとややこしくなるので、整理しよう。
ガサラキ人の星が滅亡→なんとか地球へたどり着く/月の裏側へ
という流れで、ガサラキ人は永遠の命を求めて肉体を捨てた月勢力と、地球への移民ガサラキ人に分かれ、それぞれが干渉することがなかった。つまり、自身がガサラキ人の血を引いているにも関わらず、ナダの民はガサラキ人の謎を解明しようと躍起になっていたということだ。
正直ナダの民が本筋に絡んでくるかというとそんなことはなく、ドラマCDとかで多少知っていると面白いかなといった程度なので、初見では無視してかまわないと思う。
TA(タクティカル・アーマー)とMF(メタル・フェイク)について
豪和家が持つ骨嵬「朱天」を元に作られたTAと、シンボルが保有する骨嵬「克天」を元に作られたMF。どっちも中身はほぼ同じで、人工筋肉「マイルー1」によって全身を制御、パイロットを薬(骨嵬液)や指揮車両からの制御でなんとか正気でいさせる。改めて見るとなんて狂ったロボットなんだ・・・ロボアニメに出てくる機体の中で一番乗りたくないかもしれん。コクピット狭いし揺れで吐きそうだし後ろに倒れたら脱出できんし・・・おまけに骨嵬汁注入されて(まぁあれは実験最中だったけれども)発狂とか嫌すぎるんだが・・・。
正直ロボットについては他所の解説とか感想とかで語りつくされているため、いわすもがなといった所だ。限定的な場所に特化した運用方法、無骨で荒々しく見えてデリケートな本体、装甲ごと行う装備の換装、戦術命の連携プレー、インパクト・・・。
いやぁカッコいい。カッコいいんだけど、どんなことを語っても素人目線のロマン語りみたいになっちゃいそうなので、ロボについては公式の供給や他方の解説を見るのが良いです。
あと、個人的に骨嵬の方が好きです。てか骨嵬朱天のROBOT魂どうなった!?てかプラモ再販してくれ!!!頼む!!!!
Part1 あとがき
ガサラキは兵器としてのロボットの運用方法や経済政治を突き詰めた素晴らしい作品だと思うけれども、やはりその根底にあるのが宇宙人の超技術だったりオカルトチックな嵬という存在なために、物語が一貫していないというか何というか・・・こう、しっくりこない感じがあります。この辺に合理的な理由付けがあればリアリティが増した作品になってて、劇場版があったり骨嵬のガレキじゃないプラモがでてたかもと思うと・・・すこし残念な気もする。
嵬の設定とが日本文化をフィーチャーした話作りは確かに面白いんですが、それをロボットアニメや政治劇でやろうとするのか・・・って感じなんです。例えるなら、フォアグラとかトリュフとか伊勢海老とかの高級食材ってすごく美味しいけど、全部ぶち込んで鍋にしたらマズそうじゃないですか?
部分単位で分割してみるととても丁寧に作りこまれているんです。ロボも能も嵬も政治も。でもそれらが一体になった瞬間に互いが互いの良さを打ち消しあってしまう。素人目線でこんなこと言えるタチじゃないんですが、とても惜しいなぁと思ってしまいます。監督の高橋良輔氏自身も、スケジュールが忙しくて作品に深く関われず、当初想定していた着地点まで到達できなかったと後におっしゃられています。
まあガサラキが後の有名アニメ(コードギアスやOBSORETEなど)に繋がっていると考えれば、凄く大きなターニングポイントになった作品なのだなと、自分を納得させることはできるでしょう。
とはいえ新規視聴者の皆さんや脱落された方は、見せかけの演出や横文字に騙されず、物語の本筋というか大事な部分がつかめればとても面白い作品ですので、是非今回の記事をたまにでも思い出しながら挑戦してみてください。最終回を見終わったときには、きっとユウシロウとミハル、そして嵬達が餓沙羅鬼の呪縛から解放された清々しさのような、そんな体験ができると思います。
本記事では、本作の政治経済、軍事に伝統芸能といった部分の解説を意図的に省いています。それらを除いて、ストーリーの大筋とそれらに関係する部分だけを解説したので、今挙げた要素の詳細はPart2以降に回したいと思います。画像引用とかめんどかったんで、この記事文字ばっかりの退屈記事になってしまいました。定期的に推敲引用追加するかもです。
あと、こういう解説系記事とかは割とスラスラ進むのに、大学のレポートが1時間かけても200字進むか進まないかとかなのは何でなんですかね?嵬の素質がないからですか?
・・・私はたどり着いて見せる。究極の破壊へ!!我を誘え、ガサラキよ!!我を、無窮の力(ChatGPT)に!!!
餓沙羅なる
遥けき便り 打ち捨てむ
そは呪われし 回文にして
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