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#014 読書記録(2035 10年後のニッポン)⑤テクノロジー

「2035 10年後のニッポン」(堀江貴文著)最後のチャプターは「テクノロジー」だった。メタバース(仮想現実)はそこまで流行らないという予想は意外だった。しかし、堀江氏の述べている理由を知ると、「確かに」と思った。「メディアで騒がれているから」や「あのメタ社が力を入れているから」など調べもせず、流行りの流されていたと気づいた。
 もう1点、「電気代が安くなる」という主張にも驚かされた。エネルギー価格、物価の高騰と言われているにも関わらず、、、、。読書を通して人の考えに触れることに良さを感じることもできた。

メタバースは流行らない

 メタバースが流行らない根拠として、仮想現実でできることと、そこでやりたいことを満たすことがマッチしない、要するに需要と供給がマッチしないからだ。これまでのチャプターでもまとめてきたが、最終的に人間はリアルな関わりを求めたくなる。人との直接的な関わりが最終的な欲求、すなわち需要である。一方で、メタバース(仮想現実)はメガネを掛け仮想空間でのコミュニケーションである。これは今あるネット上のコミュニティーで十分賄える。
 一方、サービスの付加価値としてのメタバース(仮想現実)は、広がる。ゲーム上で繋がったりコミュニケーションを取ったりすることだ。しかし、これはあくまで付加価値であって、メタバースそのものが新たな社会構造を構築することはない。

電気代は安くなる

 まは、電気代が安くなるとも書かれていた。昨今、電気代高騰のニュースを毎月のように聞いていたので意外だった。しかし、本書に書かれている理由を知って「確かに」と思った。その理由は、テスラ社が充電効率の高い蓄電池と家の外壁で場所を取らず発電できるSolar Roofの開発が行われているから。発電場所を取らず、無駄なく蓄電もできる夢のような技術である。技術の進歩を考えると夢ではなく実現すると思った。さらに、人工の太陽も作られると書かれていた。太陽のエネルギーを人工的に作ることができたら、世界のエネルギー事情は大きく変わる。

まとめ

 今回は5回に分けて、「2035 10年後のニッポン」(堀江貴文著)を読んで感じたことをまとめてみた。10年後の未来は明るい、楽しそうである。しかし、私が知らなかったこと、私の予想とは180度違うこともあった。ただ、以前の私の予想には根拠がなかった。本著には根拠があった。それに気づけたことで自信がついた。そして、やっぱり10年後の未来は明るい、楽しそうと思った。
 しかし、未来を明るく楽しくするためには必要なこともある。それは、「自ら考え行動する力」である。技術が進歩するからこそ、自分には何が必要か判断し、取捨選択する必要がある。もう一つ「コミュニケーション力」も必要である。技術が進歩しても人であることは変わらない。そして、人は人との間で生活していく。だから、「人間」である。その人と人を繋ぐものはコミュニケーションである。
 「自ら考え判断する力」「コミュニケーション力」を高め、その力を教師として子供達にも付けていきたいと思う。

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