ドラクエ11 オマージュからオリジナリティ要素まで 



※スプラトゥーン3、スマブラSP等、アクションゲームから一旦離れ、のんびりまったり系RPGゲームに没頭中。息抜きとして・・。



ドラゴンクエスト11、今更ながらSwitch版をプレイしていますが、変な画面のかくつき、ラグがなく快適に遊べます。従来のDQ作品では画面がかくついたり、ロードが重かったり(最悪の場合はフリーズ)などの不具合が目立ちましたが、さすがはSwitchの性能たるや・・といったところでしょうか。全くケチのつけどころがない。

現在、ナギムナー村という漁村を探索中。白の入江でキナイという人物を待ち続けるロミアの依頼を聞き入れ、キナイがいるであろうナギムナー村に到着。と言いつつ、クラーゴンも倒しているし、人魚のエピソードもすでに見ています。漁村ということで7のフィッシュベルっぽい雰囲気をイメージしていましたが、全然違いました。

ナギムナー村の家屋の横には魔除けの神と言われる沖縄由来の獅子舞(シーサーの前身)が左右に置かれていたり、木造の桟橋が入り組んでいたりと和テイストな雰囲気が広がっていました。フィッシュベルのほうがより漁村に近いイメージでしたが・・。

崖のほうには空砲を構えるおばさんが1人。麓?では人魚と人間のエピソードにまつわる紙芝居を子供に見せるキナイの母親が1人。教会の裏手にはおびただしい数の墓が埋められている「しじまヶ浜」があり、のちの悲恋エピソードも絡んで気が滅入ること請け合い。

しかし、11のストーリーを進めていくと過去作のセルフパロディ的な要素が多いことに気づきますね。例えばロミアから受け取ったマーメイドハープは6のオマージュ。海底に行くための重要アイテム・・というストーリー上の役目もしっかりと踏襲されています。また、その前のストーリーではグロッタの街で「仮面武闘会」が開かれていました。これは4のエンドール武術大会のオマージュですね。BGMも当然同じ。

また、さらにその前のダーハルーネでは露店商として2人の兄弟が激しい(?)商戦をする場面もあり、これは6シエーナの街のドガ・ボガ兄弟がモチーフになっていますね。ちなみに6、11ともに兄が最終的に値引き交渉に折れて破格の安さで(アイテムを)売ってくれる、という展開は共通しています。兄と弟とで商才の差が出てますね。

というか正規価格で売りつけるはずだったアイテムをここぞというばかりに値引きして売り払ったら丸損そのものですが・・。 ダーハルーネはデルカダールの経済力に依存していることもあり、商売の儲けがデルカダールへの供給源となっています。いつかこの兄弟追放されるかも?



ここまで聞くとオマージュ要素が多いドラクエ11ですが、「勇者であるはずの主人公(=プレイヤー)が人々から忌諱の目で見られる」というストーリーは前代未聞でしょう。私もびっくりしました。今作の主人公も4や5の主人公に負けず劣らずの不幸体質・・。

序盤からデルカダールの地下牢に入れられ、そこで出会ったカミュと必死の逃避行の末に脱獄、しかしその後は「悪魔の子」というレッテルを人々から貼られ続け、ことあるごとに冷たい視線を浴びせられる。故郷は滅ぼされる。怒涛の辛い展開が続きますね・・。

しかしながら、勇者の辛い心境を察して慰めてくれるカミュの優しさ。特にこれといった動機はないのに勇者の旅路に同行してくれるシルビア(8のヤンガス枠に近い)。命を投げ捨てて勇者を守ろうとするマルティナや面倒見の良い勇者の祖父・ロウ、ムードメーカー姉妹のベロニカ、セーニャ等、それぞれ仲間キャラクターの魅力が深く掘り下げられており、過去作では根本的な描写が希薄になりがちな仲間のエピソードや交流が十分に見れるのも11の良さですね。


また、戦闘のテンポがとにかく良い!
キャラクターの動きもダイナミックになり、臨場感あふれる戦闘になりました。

ヨッチ族のクエストや縛りプレイなど設定1つでさまざまな遊び方が成立するため、長く遊べるのも11の魅力ですね。



※現在はナギムナー村を去り、ロミアからもらったマーメイドハープで海底王国に行くため海を移動中。現在わかる範囲の知識やストーリーから、ドラクエ11の魅力を少しですが掘り下げてみました。過去作のオマージュ要素も目が離せないところですね。もっとストーリーを進めていけば新しい発見や気づきがあるかもしれませんね。随時更新していきます。楽しみ〜。




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