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アーリーリタイアの日常、夏休みと株式投資

今年の夏は暑かったですね。
東北はようやく秋めいてきました。
以下、夏の思い出、投資の状況など。

1.夏休み

【18きっぷで行く秘境駅と秘湯】

青春18切符で秘境駅へ。
今回は奥さんも付いてきてくれました。

「峠駅」は福島から米沢に向かう途中にあります。巨大なガレージの中にホームがあります。
外観。迫力ある雪避けドームの中に駅はある。中はひんやりとして涼しく、声が響く空間だった。
「峠の力餅」を売るおにいさんがいた。
山あいの滑川温泉「福島屋」に宿泊。街は真夏日でしたがここは気温が低く爽やか。露天風呂は基本混浴。湯治もしている「秘湯を守る会」の宿です。
今回もお安いプラン。屋外でのバーベキューの食事でしたが大満足。霜降りの米沢牛をたっぷり味わいました。
帰途は山形市内を散策した。
空襲被害が少なかった山形市内は古い建物がたくさん残る落ち着いた街でした。


【ゴルジュを越えた先】

岩手・秋田県境の渓流へ。
今まで越えられなかったゴルジュをようやく越える。

ゴルジュ帯を強硬突破。この先に絶好の釣り場があるのだ。
突破すると川は開けてくる。5年越しでたどり着けた念願の場所です。
26~28cmのイワナがたくさん釣れました。

市営の無料キャンプ場は我々だけだった。時折、夜半に森から「ボサッ!」と物音がして不安になった。トチの実が落ちる音だと翌朝に判明した。


【退職の送別会】

この夏、旧取引先のおふたりが退職(65歳)になりました。
それぞれの送別会に呼んでもらいました。

あちこち釣りでご一緒した名古屋のMさんには2024年の卓上カレンダーを作りプレゼントしました(富士フィルムの作成サイトで簡単につくれました)。Mさんは東北の渓流が大好きでした。


ゴルフが好きな湘南のKさんには、ゴルフティーをプレゼント。ティーショットを失敗すると、ビキニ女性はバラバラに砕け飛んでしまい、キャディさんを困らせる結果になります。


【湯治で考えた】
温泉の湯治へ。
読書と温泉と思索にふける。

東鳴子温泉の自炊湯治宿。すべてが「昭和のまんま」で心地よい。四日間逗留。
微炭酸とラジウムが同時に発生する珍しい温泉。他に3種の泉質があり飽きないです。
宿から徒歩40分の酸性湖を散策。湖畔の雑貨店にて。湧き水で沸かしたコーヒーを頂きボーッと過ごす。穏やかな雰囲気の外国人老夫婦は居心地が良いらしくコーヒーをおかわりしていた。
自炊の主食はパスタとパンとパンケーキだった。肉体がタンパク質を求めた為、最終日は肉を焼いた。瓶に入っているのはハウス食品の粉末プリンの素(100円)で作ったデザート…。

湯治で考えたこと
・沖縄「避寒」計画
・新NISA360万円投資先(案)
・冒険と自由について
・日々充実のための修正
・秋のトレッキング計画
・いま必要な株主優待について

読んだ本
・覇王の家(司馬遼太郎)
・わんぱく天国(佐藤さとる)
・沖縄決戦(八原博通)
・冬物語(南木佳士)


2.株式投資

「early retire」した初年の2023年は前年の所得が反映される住民税や割高になった保険料や住宅費の圧力がありましたが、失業給付・株の含み・配当金により「financial independence」 の見込みが立ちました。
(現在値より株価🔺15%の下げ迄が許容範囲)

リタイア生活のルーティンも定まり、日々消費するものについては、株主優待生活によって補填・充実させたいと思っています。

【ポートフォリオ】
・日本株が50%
・米国株とETFが15%
・現金35%
現金は円ですが、円高局面を待ってドルにするつもりです。
(ずっと言ってますが、果たしてくるんだろうか…)

【株式優待で出費を補う】
いまの生活で出費が多いのは「交通費」「宿泊費」「昼食代」「カフェ代」です。
これらを株主優待で補いたいと思います。

・レギュラーサイズコーヒー25杯分。
→ドトール日レス(買い増し)

・昼食代(長崎チャンポン)
→リンガーハット

・航空旅費(往復分)40%割引
→ANA

・宿泊ホテル代(ダイワロイネットホテル)
→大和ハウス工業

・お小遣い(dポイント)
→NTT

わが妻の株主優待は毎年増えていく。いったいこれをどうするつもりなのでしょうか。コマツ。非売品…。


【さて、最後に】

冒頭の本は佐藤さとる作「わんぱく天国」です。
今回湯治宿で40年数ぶりに読み返しました。
(昭和55年12月、 2刷、390円)

戦前の横須賀が舞台で、小学生たちの快活な日々が描かれています。
下記はラスト直前の文章です。
(「按針号」とは少年たちが時間をかけて作り上げた手作りの人が乗れるグライダーです)

少年たちは、按針塚の広っぱに、こわれた按針号をかつぎあげて火をつけた。夕ぐれの中に、ごうせいなほのおがあがり、少年たちの夢を祝福するようにはでな音をたてた。みんなは、ほっぺたにほのおをうつしながら、だまって立っていた。
海はしずかななまり色をしていて、軍艦がいくつか停泊しているのが、小さく見えていた。

佐藤さとる「わんぱく天国」

少年期の終わりと明るい未来を象徴的に表現した美しく感動的な描写だと感じました。

しかし、小学生だった私は、このあとに記述される「ショッキングで悲しい結末」に「言いようの無い喪失感」をおぼえ、しばらく呆然としました。

今回も読了後には、温泉に浸かりながらも、しばし複雑な感慨に耽ってしまいました。

同時にこの本を「大人になるまで、捨てずに取っておいて良かった」「もう一度読めて良かった」と思いました。

ご興味ありましたら、ぜひご一読を…。


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