【#39】「安いから」という理由でAndroidを選ぶとほぼ確実に損する話
スマホをたくさん所持していると、色々な方から「Androidを検討しているけど、安くて良い機種ある?」とよく聞かれる。様々なAndroid端末を持っている僕からすると、「おっ!Androidに興味があるのか!」と乗り気になる。身内や知り合いにAndroidを持っている人がほとんどいないためだ。
しかし話を聞けば聞くほど、相談者の99%が「本当はiPhoneが欲しいけど、金銭的な理由でAndroidにする」ということに気がつく。もちろん相手の要望通りにAndroidの機種をいくつか紹介するものの、相談者の条件と合う端末がほとんどない。結局最後に「無理してAndroidを買うのはやめて、iPhoneを買うべきです」と言って終えることが多い。
今日はそんな話について。
快適に動作するAndroidは普通に高い
冒頭でも説明したが、多くの人がAndroidを選ぶ最大の理由が「本体金額が安い」からだ。スマホにこだわりがない人からすれば、最低限のこと(電話・ブラウジング・メッセージアプリ・SNS・それなりのカメラ機能)ができれば、それ以上特に求めることなどないのだ。
まぁここまではいい。高画質なカメラ性能やゲーム性能を求めているわけではないからだ。しかし問題なのが、先ほど挙げた最低限の要件を「本体価格が5万円以下かつiPhoneと同等レベルで動作する」端末を探していることだ。
正直新品の本体価格(税込)5万円以下で、iPhone同等レベルで動作するAndroid端末などほとんどない。海外メーカーの機種を個人輸入や専門ショップで購入するならあるかもしれないが、国内の正規販売されている中では無いに等しい。※型落ちやMNPでの割引購入を考慮すると見つかる可能性はある。
買う理由が「値段」ならAndroidは買うな
物を購入する時によく言われている話がある。それが「悩む理由が値段なら買え。買う理由が値段ならやめておけ」というものだ。
この話はAndroid選びにも当てはまっており、値段の安さで飛びつくと痛い目を見るハメになる。Androidはメーカーによってサポート期間も違えば設定画面も違う。iPhoneと同じ感覚で使うのは正直難しい。iPhoneからAndroidに乗り換える人ならなおさらだ。
スマホは決して安い買い物ではないし、特に子どもの買い与えるとなると予算は限られる。しかしあまりにも予算をケチって購入すると「安物買いの銭失い」になってしまう。
価格と性能面のバランスを考えたうえで購入するなら問題ないが、そうでないのならiPhoneを購入する方が無難だろう。
iPhoneはリセールバリュー考えれば高くない
iPhoneは販売価格だけ見ると高いとは思うが、「リセールバリュー」を考慮すると、特段高いわけではない。4年前のiPhone 12 Pro 128GBは、当時のAppleストア直売価格で約10.7万円だ。
本投稿作成時では、メルカリなどのフリマアプリで約5万円程度で取引が行われている。新品時の半分の価格で売却できる計算だ。「半額になるのかぁ」と思うかもしれない。だが4年前のAndroid端末で、販売価格の半額で売却できるケースはほとんどない。
むしろ販売開始から1年で売却価格が、販売価格の半額以下になる場合もあり、これが20万弱する高価な機種でも発生する。そう考えると、iPhoneのブランド力は本当にすごい。
スマホは一生使えるわけではなく、人生のうちに何度も買い替える。だからこそ「売却時の値下がり率」なども考慮して機種を選ぶべきだ。
【結論】無理して「安い」Androidを買うな
AndroidはiPhoneと違ってピンキリで、ぶっちゃけハズレと言わざるをえない機種もある。もちろん高価格帯の機種を選べば、ハズレを引く可能性は下がるものの、それならAndroidを買う理由がなくなってしまう。
スマホ購入費を節約したいのは分かるが、先のことも考えるなら我慢せずにiPhoneを買おう。
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