Photo by tsunagalu 春に限らず 2 包み紙武彦 2023年6月8日 00:10 病室の窓際。『想い』或いは『重い』を胸とカバンの奥に仕舞う。使い古された鉛筆や読みかけの本にさえ、匂いがしがみ付いて離れない。どこまでが現実で何処からが夢だったのか。何れにせよ君に夢中であったのは確か。少し黄ばんだワイシャツと日差しの泳ぐ花瓶は突き付ける。つい耽って忘れそうになる。あの日、君と一緒に私は死んだのだ。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 今こんな気分 72,652件 #小説 #今こんな気分 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート