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『篩』

「分け隔てなく接するのに疲れたかい」

どう言う状況であれ、それに関わって踏み込んで反応を示したなら、発端はいつだって自分だということは忘れちゃならない。
度合いにもよるけど、
何事も半々くらいで受け止めておいた方がいい。
振り回されたと感じるのは結構だけど、
自分にも落ち度があることを胸に留めとけば振り幅は小さくて済む気がするんだ。


ああ、確かに綺麗事は必要だし
それを挙げたことによって義務感が生まれるのが人間だよな。
でもこの世は広いから、
「くだらない」と鼻で笑われても踏ん張れる時は踏ん張れる奴がいて当然なんだってよ。
そうなれない奴が僻んで妬んで諦めるし、
そっちの母数の方が圧倒的に多いから、
多数派に迎合する社会では「恥ずかしいこと」みたいに刷り込まれてるんじゃなかろうか。

これは何も解決策を垂れてるって訳じゃなくて、
同類を炙り出すための手段に過ぎない。

ちょっと長くなったけど、
冒頭の「」に続くのは、

「奇遇だね」

だよ。

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