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【読了】ブランディングが9割

こちらの本は、ケーススタディ編ということで、具体的な例を参考にブランディングを学ぶことができます。
もともと同じタイトルで、ブランディングの概要を学べる本が出ているようで、こちらはその続編にあたります。

ケーススタディ編なので、色々な企業が、ブランドについてどのような悩みを抱えているのかがわかります。
そしてその悩みに対しての解決方法も。
具体的な例が書かれているため、どんな施策ができるのかも、具体的に理解できます。

私がこの本を読んだのは、副業として個人の力で稼ぎたいなと思っているからです。
自分というブランドを作って、自分のコンテンツでお金を得ることを目標にしています。

自分という個人をブランディングする話は、この本には載っていませんでした。
どの具体例も企業が挙げられ、売る商品が物体として存在しているケースのみでした。

その点だけが自分の希望にピッタリの本ではなかったです。
とはいえ、はじめてブランディングの本を読んだのですが、とてもわかりやすくて助かりました。

結局のところ、ベネフィットを考えるというのが全てに共通した結論なのかなと思います。
消費者が求めている価値を提供するということは、どの例にも共通していました。

1番最初に取り上げられているのは、除菌スプレーを作っている会社です。
除菌という面ではもちろん機能しており、さらに自然素材という付加価値を付けた商品の売り方についてでした。

自然素材を由来としていることから、緑色を基調とした製品にしたようですが売れなかったとのこと。
それはなぜなのか。

除菌スプレーに求めているのは、1番に、しっかり除菌してくれることだからです。
自然素材を売りにしていると、除菌力に疑いを感じる消費者が多かったようです。

除菌スプレーは多くの製品が、銀色や青色のパッケージを採用しています。
これは除菌のイメージによるものだそうです。
しかしそれを緑色で自然素材をアピールしたため、1番大事な除菌力に疑問を抱かせてしまったことが問題だったようです。

では、どうしたらいいのか。
まず除菌力に問題がないという大前提をしっかりアピールすること。
その上で、自然素材が由来であるという付加価値を説明する必要があるとのことです。

まずは消費者が求めている価値を提供する。
その上で付加価値をアピールすると。
もしくは除菌スプレーを求めている人を入り口にするのではなく、自然素材に関心がある人のコミュニティに売り込みをかけるかの2通りが書かれていました。

他にもなるほどと納得できる、企業の悩みと、その解決策が載っています。
あくまでも企業が例ではありますが、消費者へ価値わ提供することを突き詰めているという点で、個人のブランディングにも役立つ内容でした。

これらを参考に、また副業がんばるぞー。

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