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【読了】推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しか出てこない

タイトルからして完全に同意!

本当に、日々noteやブログを書いていて、「好き」とか「面白い」とかって言葉した出てこなくて困っています。
もっと推しを良く伝えたいのに、言葉が拙いと言うか、語彙力がないというか…。

そんな悩みから、こちらの本に興味が湧き、読んでみました。
もともとは同じ作者さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んだのがきっかけでした。

読後の感想↓


私よりも若い作者さんで、私が理想としているかも知れない職業をされている!と。
どんな経歴で現在のお仕事をされているのだろうと、作者さんに興味をもったことがきっかけになりました。

会社で働き始めると、それまで大好きだった読書から遠ざかってしまった。
本を読む気にならない環境に疑問を抱き、結果として評論家としてお仕事をされていらっしゃるようです。
素晴らしい。

作者さんに興味が湧き、他にどんな本を書いているのかな?と調べて目についたのが、今回紹介する本です。
好きなものについて語る時、本当に語彙力がなくなります。

他の人にも好きなものを共有して欲しくて、なんとか魅力を伝えようとするのですが、まあ驚くほど言葉が出てこないんですよね。
好きなものほど、自分の内にある感情が入り組んでいて、言語化するのが難しい。
つい「なんかいいんだよね〜」で済ませようとしてしまう。

これじゃ推しに貢献できない!
推しを布教して、推しに貢献したい!
そう思って、この本を読んでみました。

書かれている内容は、ある意味単純です。
必要なのは語彙力ではなく、細分化だというのが結論です。
なぜ好きなのか、なぜ良いと思ったのか、どんな感情を持ったのか。
こういうことを自問するして、メモを取ることで、自分の言葉で推しを語れるようになるという内容です。

小学生の頃、読書感想文が書けず、母に相談したことを思い出します。
なんでなのかを細かく書けばいいんだよって言われたような気がします。

ただ、語彙力は必ずしも問題ではないと言ってくれているのが、この本の新しいところだなと思いました。
細かく書いていくためには語彙力は必要になるような気がしていました。
でも確かに、自分の感情を詳細に説明するだけと思えば、そこまで飛び抜けた語彙力は必要ないですよね。

あと本の終わりの方のQ&Aに、一般的によく言われる、好きに理由はないと言うことに懐疑的であると言う作者さんの考えは斬新でした。
個人的にはずっと、好きに理由はないで通してきていました。
世間ではよくそう言うから。

でもそこを疑う視点もあるんだなぁと。
好きも掘り下げれば、もっと言語化して説明できるのかも知れない。
そう思うと、好きで終わらせていた推し語りをやってみたくなってきました。

アレやこれや、好き以外に言うことがないから…と語るのを避けていたものが浮かびます。
今度、それらを語る機会を作ってみたいな。
本を読んだおかげでそう思うようになりました。

7/31には上記の書籍の新初版が販売されるようです。

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