見出し画像

次号、6月30日発行。その一部をご紹介。

一冊を通してのテーマは、『With__』です。

今回の制作にあたっては、コロナから避けては通れませんでした。随所に散りばめられた「新しい日常に歩き出すムード」と「今の気分」。それらを、一冊の写真集としてコンパイルします。

次号のテーマは『With__』。言葉の意味としては「〜と共に」。With コロナに代表されるように、何かと寄り添って、共に生きていく今の気分を表現するという意思表示。

画像1

テーマの「With」の後に続く「___」の空白部分は、それぞれが何かと寄り添うことを意味していて。読む人によって異なるだろうし、何年後かに読み直したときにも、また感じることが異なるはず。


なまじ、考える時間があったので、うっかりハードルの高いテーマに挑んでしまいました。でも、こんな時代に、わざわざ紙に印刷するってのは、フィジカルな記憶装置なので、こういうチャレンジを放棄した時点で、カルチャーマガジンの存在意義を失うことなので、そこは前のめりに。

新しい才能が輝く場所。

こちらの写真は、ヘアとファッションが融合したコーナー『華写』に掲載する『SNIPS LIFE DESIGN』の若手有望株・庄司さんによる作品。若い女の子がメイン読者のフリーペーパー。作り手も常に入れ替わっていきます。
画像2

SNIPSの庄司さんのような、瑞々しい感性の登場があり続けるからこそ、誌面が古びないんでしょうね。「自分も出てみたい」というモデル応募が絶えないのは、若いクリエイターのお陰。

画像6

画像7

全世界が、ほぼ同時に停止して、強制的に、それぞれの自宅に分断された時間。あの何だか分からない「おうち時間」を、平和的なメッセージに変換した作品。

画像5

画像4


堅苦しくなく、肩の力を抜いたアプローチに脱帽。二人のモデルの髪色、花、爪の先に至るまで。素晴らしい才能だと思います。

画像14

モデル二人の個性をヘアカラーでも強調。明るめのブラウンと、ほぼ地毛と同じくらいのブラックにしてコントラストが出るようにしました。

ヘアのポイントは、あえて、スタイリング剤を何もつけずにナチュラルさを表現したところ。寝起きのようにダルい、ヌケたイメージ。

画像3

ベッドの上から「愛と平和」を訴えた「ジョンレノンとオノヨーコ」をイメージソースに、若い感性で生み出された作品です。ベッドの上には、カセットテープとポラロイド写真。デジタル全盛の時代に、手に感じられる温もりを大切にする感じ。

画像8

画像10

画像9

画像11

そして、東京五輪2020。。。

画像12

画像13

最新号の発行は、2020年6月30日です。お楽しみに。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?