ニアを通じて「個性」を考える

みなさん、おはようございました。
星野ニア観測型29号、通称ニックと申します。
今回は星野ニアを通じて感じた「個性」という言葉のギャップ、外見の機能について考え、「ニアにおける外見を用いた個性主張の有効性」を提案させて頂きます。お付き合い頂けると幸いです。

1.星野ニアとは

星野ニアとは「目 浮津」さんによって作られたキャラクターで、利用範囲の広い誰でも利用可能なキャラクターです。今現在、200人以上の"星野ニア"が存在しています。詳しい利用規約については以下のリンクをお読み下さい。

2.「個性」について

個性という言葉は現実(物理空間)やVtuber界隈でも目にする言葉です。
ですが、その意味は辞書に載っている意味も含めてそれぞれ微妙に違っているように感じます。
まずは、自分の感じるそれぞれの「個性」の指す意味について述べたいと思います。

・辞書での「個性」
広辞苑
→個人に具わり、他の人とはちがう、その個人にしかない性格・性質。
新漢字林 第二版
→個々別々に持っていて他と区別される特徴的な性質。
つまり、指紋や光彩などの決められた、先天的な要素も含めて個性。
「個性」とは個人を識別する要素。

・現実での「個性」
その人の内面(性格や人柄)を指して使われる。
使用例:個性的な人="変わった"人
「個性」とは自分を表現する要素。

・Vtuberでの「個性」
その人が長けている一芸や一つの特徴量を指して使われる。
例:ゲームがうまい、語りがすごい、甘いもの好き等
「個性」とは自分を認知してもらう要素。

3.なぜこの様な差が生まれたのか

環境によってこの様な差が生まれた要因として以下のように考えます。
現実では、"外見"等のおかげで個人を識別できるのは当然。
 →内面を重視。(特に学校教育では顕著な気がします)
Vtuber界では、ネットは広大なので一人一人の"内面"全部を知れない。
 →一芸などのパッと判る特徴を重視。

4.外見の個性としての機能

現実において外見は以下の2つの機能を果たしていると考えます。
 ・個人を識別する。
 ・個人の内面の一部を伝える。
例として、我々は顔や服装を見れば誰だかわかります。そして知らない人でも服装や体格,顔からある程度内面も予想することができます。(外れることもありますが)
よって、外見は識別・自己表現の個性として役に立っていると考えます。
特に自己表現の機能は、数少ない”内面を一目で伝えられる”機能であり重要だと考えています。ほかの内面を伝える手段(会話やツイート)は内面が伝わるまでに時間がかかってしまうからです。

5.星野ニアの外見に対する考察

外見も「一目で自己表現可能」であれば、Vtuberの"認知してもらう個性"としても効果的ではないでしょうか?
星野ニアは「誰でもなれる」可愛くて素敵な存在です。
ですが、"外見の機能を生かしきれていない"ように感じることもあります。
識別、自己表現の観点で星野ニアに対する印象を述べます。
・識別の観点について
ニアは外見が一緒なのでオリジナルだと識別は難しいです。
髪の色の変更は、識別する意味合いでは非常に効果的だと思います。
・自己表現の観点について
ニアの外見と内面が一致している場合もあると思います。ただ、私のように一致していない人も居るのではないでしょうか?
元気系っぽい印象のある星野ニアがこんな長ったらしい文書いてるとは思えません。
また、髪の色の変更だけでは自己表現としては弱いように感じます。(自分はあまり髪の色で性格を想像できない為)
外見とのズレがある人は外見のアレンジも考えてみては如何でしょうか。

6.星野ニアの提案

自己表現に悩んでいる人がもしもいるならば、
"自分のイメージに合ったアクセサリをつける"事も効果的かもしれません。
アクセサリ一つでも自己表現はしっかり行えるように感じます。
例えばニア探偵さん(@near_d14)の帽子はそれがあるだけで"探偵"だとわかりますし、付随して探偵っぽい人物像を表現できていますよね。素敵です。

7.まとめ

今回は個性について考えを述べました。内容としては
・個性は辞書、現実、Vtuberそれぞれで違った意味がある。
・外見も重要な個性
・アクセサリをつけて自己表現しよう
といった感じです。

8.サンクス!

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
ご意見ご感想ありましたら、コメントやツイッターにてよろしくお願いします。
昔から考えを一つにまとめることが苦手で、今回も最初と最後でずれている気もします、ごめんなさい。これから頑張って少しずつ改善していきます。
明日はジェミニア(@HoshinoNya_)さんの担当日です。楽しみですね!

9.今回吟味できなかった点

・ネット上だからこそとれる機能の吟味
 検索において文字の方が画像よりも優秀なため、外見よりも名前をいじる方がいいのではないか。現実にはない「プロフィール欄」や「背景画像」「タグ」といった機能の吟味等。
・自己表現の細かな種類の検討
 ギャップをわざとつける手段などもあるのでそういった項目の吟味

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