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作品発表の新たな価値観として【現在進行中のプロジェクトについて:後編】

 本記事は前回の続きになります。もしまだ読んでない方はぜひ、下記のリンクから読んでみてください。


1.もう1つのプロジェクト

 前回は、生徒が創り出した「クロスハッカー」という世界観をメンバーを集って、「VR」と「ゲーム」の2つで形にしていこうというプロジェクト。
 詳しくは、前回の記事をご覧ください!
 それをもって今回は、クロスハッカープロジェクトより以前から動き、いづれ繋がるもう1つのプロジェクトのお話。
 その名も「VR卒業・進級制作展」!

2.「VR卒業・進級制作展」とは

 私が在学している福岡デザイン&テクノロジー専門学校では、毎年2月頃に卒業・進級制作展(以下、卒展)という学生の作品を企業様に見ていただく一大イベントが行われています。
 その卒展をVR上でやったら面白いんじゃね?とふと思いたって、発案したプロジェクトです。

3.きっかけはVirtualMarketへの参加

 正式に企画として立ち上げたきっかけは、昨年12月に開催されたVirtualMarket2023winterへの初参加(一般)でした。
 新しいクリエーター同士の交流やコンテンツユーザーとの交流の場を目の当たりにして、その新鮮さとわくわく感に魅了されたことを今でも覚えています。
 VirtualMarketでは3Dコンテンツの販売ができますが、それと共に生まれるクリエーターとしての宣伝効果があると私は感じます。
 それは卒展と似たものがあり、自分の制作物を誰かに見てもらい、評価を得る。評価の指標や向き合う相手、規模感は違えど本質は同じなのではないかと考えるようになりました。

4.概要・目的

 ここからは、画像も交えながら企画の概要や最終的な目的を話していきたいと思いますが、まず簡単に現在進行中のものをご紹介します!

VR卒業・進級制作展デザインコンペ

 このコンペでは、VR卒業・進級制作展のメインビジュアル・マスコットキャラクター・ブースデザインをグラフィックの専攻を中心に募集しています。
 概要は以下の通りです。

 これまでの文脈から勘づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、今回VR卒業・進級制作展の形式はVirtualMarketを参考にしています。

VR卒業・進級制作展 概要・詳細

◆プラットホーム
 cluster ※理由は前回と同様です。
◆正式アップロード
 24年度卒業・進級制作展開催期間~
◆ワールドイメージ
 遊園地(参考:ぽこピーランド)
 空島
◆形式
 ワールド内の各島に学生作品を展示するブースとギミックあり遊具を配置

イメージラフモデル

このプロジェクトの目的とは?

 最終的なこのプロジェクトを通しての目的はただ1つで、
 ” VR空間を作品発表の場として活用することを1つの選択肢として提示し、学生のクリエイティブ活動に新たな価値観を見出す”
 
ことです。
 卒展は、2日間執り行われて企業様はもちろんのこと、一般の方も参加されるため不特定多数の人に見ていただく事ができます。
 ただ、この2日間が終わればこのような機会は次の卒展までありません。
 年中を通して作品を見ることができ、何より不特定多数かつ様々な方に見ていただくことができる、ここにリアルではできないVRで行うメリットがあると思います。
 そのメリットを少しでも感じてもらい、今後の作品発表の手段として選択肢の幅を広げることが出来れば大成功です。

5.今後の展望について

 デザインコンペの締め切りが7/20なので、改めてコンペ終了後に記事を投稿したいと思います。
 さらに、コンペ終了と同時にX(旧Twitter)アカウントも始動しますので、それも記事の中でお知らせします。
 現時点で考えている内容はー
 ・キービジュアル、キャラクターデザインの発表
 ・制作スケジュール
 ・SNS等について

 です。
 今後は製作段階をnoteやXで発信していきますので、興味がある方はぜひチェックしていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

 さて、ここまで堅く・長々と文章を綴ってきましたが、VR卒業・進級制作展は制作者も参加者もそしてメタバースコンテンツユーザーも楽しめる、そんなプロジェクトを目指しています。
 制作陣一同精神誠意取り組んで参りますので、今後とも何卒よろしくお願いします。

 本記事も最後まで読んでいただきありがとうございました。



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Nia
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