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GW2021.7日間

寝る、庭の草を飾る、Netflixをみる で過ぎた7日間のあいだに考えたことのメモ。何もしていなかった訳じゃない…はず。書いたらわかる…。

ではいこう。


1日目はずっと寝て過ごした。ほんとに1日中寝ていたけど、夜も寝れた。凄。

2日目から4日目はアニメと庭の草取り。バナナフィッシュ、デビルマンクライベイビー、モノノ怪、ちょっとだけ鬼灯の冷徹。

バナナフィッシュ
アッシュ!!かっこよかった…!お金とか損得抜きにして、自分を想ってくれている人が1人でもいるって、凄く救われるね…。愛しか勝たん🥺 私はあのエンドでよかったと思っているよ。トレインスポッティングを見た時の気持ちに似ているような。主人公が身を置く逃れられない過酷な世界(現実世界でもあり、精神世界でもある)に、突然“救い”が現れるんだけど、それは進むことができる道というよりも、すがりつくには脆くて、小さな点のような存在で、“救い”をこれまでの過酷な世界に引きずり込んでしまうような…。アッシュの場合は、それを分かっていて、英二にすがりつききらなかったところもあるよな…。1人で自分の世界に決着付けた感じ…。いつ人に踏みつけられてもおかしくないような道に咲いてる綺麗な花を、ちぎって持って帰るんじゃなくて、写真撮って帰って(または思い出だけもって帰って)、部屋でひとり思い返しては喜んでいるような…(なんだこのおかしな例えは…)
ストーリーを通して、孤独と葛藤が描かれ続けていたように思うけど、あのエンドだからこそ、しっかり孤独と葛藤の強い印象を保てたんじゃないかな?最終回でアッシュも東京へ行って孤独感のないエンディングだったら、ただのどんちゃん騒ぎアニメになっているような気がする。それだけはやめて…辛くても良いからあの輝く刹那は大切にして…(誰)自分が抱える様々な”負“に、1人で決着つけたくなる気持ちめちゃくちゃわかる…わかるけど…私はアッシュみたいに頭も体も強くないし、すがれる救いにはすがりついて生きていこうと思いました。(笑 ) 損得関係なく自分を想ってくれる人は尊いので大切にする&助けてくれる人には助けて貰ったら良いという謎の決心ができた良いアニメ。(極めてヒモみたいな発言だけど大丈夫か?)アッシュのモデルになったリバーフェニックスも大変かっこいい。めっちゃピンした。

デビルマンクライベイビー
絵がなんか…集中できなかった。あの…うーん…ケツアゴ歌舞伎メイクは、私はあまりカッコ良いとは思えなかったな🤔絵柄といい、サバトシーンといい、エログロ系を直接的な表現の、チャカチャカした軽いテイストで描いてるアニメはそんなに好みじゃないのかも??ストーリーは、最初のサバトで金髪くんが人を捌きまくったときになんとなく展開が見えてしまって、わりと単調に感じた。全体的にちょっと薄味な印象でした…物足らない…!!もっと直接的で過激な描写がほしいって言うわけじゃないよ…。逆に比喩表現を沢山使った、もっとしっかり含みのある狂気と怪しさのある感じを期待してたかも…。重厚感も欲しい。耽美だとなお良い。厨二病なので、ダークトーンなアニメにはこういうの期待しちゃいがちだなと気づきました。内山様のパワフルがなり声が聞けたのはよかった。でも、いつもの低気圧ボイスの方が好き。笑 

モノノ怪
狂気、怪しさ、重厚感、耽美を欲していたところに!!!丁度良いところにモノノ怪が!!!うわ〜!!!これこれこれこれ〜〜〜!!!ストーリーが神、絵が神、声が神。なにこれ…七福神on宝船なんだけど…。ホラーアニメらしいんだけど、私にとってはセラピーアニメでした。cali≠gariのわずらいのMAD動画でモノノ怪を知ってから、ずーーーっと気になってたんですよね…。もう、あの、凄く薬売りさんが…最高です!!!セリフの溜め方が好き。最早あれは歌なのでは…!?(それはない) 一言ひとことに聴き入ってしまいますよな。小物もメイクも見とれてしまうし…各章の人の心の闇の描き方がすごく好み。特にのっぺらぼうの話が1番好きかな。絵で1周、声で1周、ストーリーで1周、何周でもできる…耽美で退廃的でミステリアスだけど、ひとを見ていて、冷静にポジティブな薬売りさんの感じほんとに好きだわァ…心の中にいつも薬売りさん居て欲しい…。平沢進様と薬売りさん、両方心に居て欲しいな…。2人もいたら、懐広くならざるおえないね…。

鬼灯の冷徹
オープニングの曲を聴きたくてちょっとだけ観た。この世は地獄!地獄で楽しくやってく!!みたいなアニメやら音楽やらを聴くとめちゃくちゃに元気になるよな…。八十八ヶ所巡礼と鬼灯の冷徹が、今のところ私の知る中で、濃度の高い楽しい地獄要素を摂取できる2大エンタメ(どういう括りなん?)

4日目あたりから、お皿洗うなど、家事をできるようになる。心に薬売りさんが居るおかげだね。割と爽快な気分で1日を過ごしました。普段はほーんとに何も出来ないんよね。帰ってスマホ見て寝るだけ。ひとりで居るならまだ良いんだけど、人と居ると申し訳ない気持ちでさらに落ち込んでしまうよね…。動けば良いだけなんだけど、どうにも出来ない…というか、やる事が視界に入ってない。大学のときは、友達がときどき家に来て台所片付けたりしてくれてた…凄く助けて貰っていたなぁ…。疲れすぎていない限りは、人といると、ある程度できる。疲れすぎてると誰が居ようとできない。1日の半分だけ働きたい…。できるやり方で生きていきたい…と思った…妥協と希望の日でした。

5日目は、おばぁちゃん家と図書館に行った。つくしの盆栽を作るか作らないかで悩みすぎて悪夢みたいな夢をみて、「え…好きにしたらいいじゃん…」とおもって目が覚めた。やりたいことが多いから、やること為すこと、意味が無いといけないと思いすぎて、義務感で動けなくなっているところがあるよね…。この日はまだモヤモヤしている。

6日目と7日目は、ルポールのドラァグレースとファーストインファッション見た。個々人が主催者に評価され続ける環境下で、人と共同作業する時に巻き起こるいざこざを客観的に観れるから、創作系コンペのドキュメンタリーは結構すき。私だけに何かどうしようもない問題があるから人間関係上手くいかなかったり、いざこざが起きてしまうんだという考えから脱出できる。似たようなトラブルを抱えている時には、解決方法のインスピレーションになるのでとても良き。普段の自分の行動とか態度とか、客観的に振り返れる唯一の道具かもしれない…。人間関係だけじゃなくて、自分で何か成し遂げたいと思っている時のヒントにもなる。トラブル解決というよりは、人と力を合わせて目標達成する方法のヒントと言った方が良いのかな…?ルポールのドラァグレースは大学のときからずーっとみているけど、インパクトがあって大成する人って、みんなすごく冷静且つ情熱的。感情的になることももちろんあるけど、それを創作物に出さない。創作には一貫した世界観があって、自分の焦りとか、怒りとか、そういう感情よりも、常に世界観を優先させて創作を続けている感じ。「お金とか名声もあるに越したことはないけど、1番は世界観を表現すること!!!」みたいな勢いに見える。この"世界観"は、結構ざっくりしていて、ひろがりのある、曖昧なものの方がいろんなことに対応できて強そう。それと、苦手なこと、できないことは、自分の世界観に馴染ませるように極力シンプルに済ませている。得意になろうとするような挑戦の仕方じゃなくて、世界観を崩さないように、マイナスをゼロに、異常をノーマルに魅せる工夫が上手い。その上に、自分の得意なことをちょこんと乗っける感じ。得意なことで苦手なことを隠そうとしない。世界観を表現するためにかなり効果的な技術を、自身の得意なものとして身につけている。(なので、完全に世界観と違う課題とか出るとすごく評価悪かったりする…のかな?)人からの助言も聞き入れるけど、必ず自分の世界観と折り合いをつけていて、鵜呑みやまるごと真似をしない。かっこいいなぁ〜〜〜!!!

そんな感じで、心が元気になる7日間でした。

あと、庭に生えている草は、既製品の植木鉢よりも、アヴァンギャルドな、個性的な器に植えると映えると気づいた。

おわり

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