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34. 自分をキーワードで語る

「自己紹介してください」

と言われることが年齢を重ねると無くなってきたような気がする。

自己紹介が必要な場って大きく3つかなと考えていて、

・自分にとって初めてのコミュニティ(会社、学校、習い事とか保育園や小学校とか子どもの学校での父母の集まり、今だと習いごとやオンラインサロンとか?)

・自分、または自分の関わっていることをアピールすべき時(採用面接とかプレゼンとか)

・合コン、飲み会など恋愛系の出会いの場

年を取って、わたしの場合だからなのかもしれないけど3つの場に顔を出す頻度が激減した。(特に合コンとか10年行ってないし、合コンてワード自体最近聞かないから死語だったらどうしようと書きながら怖いBBA)

もともと、わたしは自己紹介というか自己アピールが苦手だった。

今までに優れた何かを残した!やってやったぞ!みたいな感覚は無いし、趣味は興味があったら片っ端から手をつけていくからどれも深さは無いし。特出すべきものがない人間ですから、と控えめに生きてるので。

でも、ここ1年ほどミートキャリアでキャリアカウンセリングを担当しているし、たまにオンラインセミナーで話すこともあるから毎回必ず自己紹介は必要で、目の前のひとに自分を知ってもらってからじゃないと話が進まないという場面が多い。だから、どんな時でも自分を語れるようにしておかないとな、と思うようになり準備していることがある。

これから採用面接が控えているとか、人前で話す必要があるとか、自己紹介や自己アピールが苦手なひとの参考になれば嬉しい。

8つのカテゴリー

自己紹介とか自己アピールとは、言わずもがな

わたしは○○という人間です。

と言えればいい。

でも、この○○に入る言葉は無数にあるから、何について話せばいいかわからなくなることはないだろうか?

そういう方は、項目をね、先に決めちゃいましょう、大枠で。

わたしが推奨しているのは、

出身地/時代/社会人になってからの経歴/趣味/家族/仕事/強み/弱み

この8つのカテゴリーで、それぞれ語れるようにしておくこと。

例えばわたしは千葉県生まれの北海道育ち、大学で東京に上京したんだけど、これだけで自己紹介できる。大項目は出身地だけど、なぜ千葉→北海道に移ったか、大学で東京を選んだのはなぜか、とかいくらでも語ることがある。(田舎が嫌だとか、冬にスニーカー履けないのが嫌だとか、東京ラブストーリーに衝撃を受けて東京に憧れていたなど、出身地だけでエピソードが死ぬほどある笑)

各項目でキーワードを決める

8つのカテゴリーをテーマとして、それぞれの項目でキーワードを決める。

超手書きで恐縮だけど、わたしの場合は写真の通り。いつも手元に置いているメモなんだけど、携帯のメモ帳に残しておくのも良いと思う。

画像1

画像2

こんな感じで。(ちなみに好きなマンガについて語り出すと止まらないし、服についても大学生のとき左右違う色のタイツ履いてたとか話題に事欠かない)

他には、仕事観として自分が仕事で大事にしていることを3つ、強み・弱みも5つずつくらいキーワードにしているので、いつでも引っ張り出して話すことができる。

場に合わせた項目とキーワード選定

もし採用面接の場で話すなら経歴と仕事観と強みを話すだろうし、友達の友達とかプライベートで初めて集まる場だったら出身地と趣味を話すだろうし、自分が話す場に合わせてどの項目とキーワードで話すかを決めておけば安心。

場にあわせた項目とキーワードは、そこへ参加するひとたちの情報からピックアップ出来たら尚良い。犬好きのひとが集まる場だったら犬のことを話す。犬を飼った経緯とか。

採用面接でも同じことが言えて、事前に面接担当者がわかっている場合はSNSでそのひとが何を発信しているか調べてから、自分の項目&キーワードを選んで話せるようにしておく。面接担当者と何か共通項があったほうが、話が早いし、面接もスムーズに進むはず。

良いことを言おうとしない

うまいことを言おうとしてうまく言えたひとをあまり見たことがない、自分も含めて。

普通の料理しかしないのにモテたくて、料理が得意です!!!!と言うとあとで自分を苦しめる。

武勇伝語ってるひとを見て、素敵だなって思うひともそんなにいないでしょ?たぶん。

等身大の自分を語ることが一番相手の興味を惹くし、信頼関係を作ることができる近道だと思う。

好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、得意なことは得意、苦手なことは苦手、でいい。ネガティブなこと言わないようにしなきゃ、とも思わなくてもいい気がする。

自己アピールは強みに焦点を置きがちだけど、強みだけで出来ている人間なんていないし、むしろ弱みを自分でどう感じているかを話せるとぐっと会話が深まる気もするんだけど、どうかな。弱みを自己認識できてるって素晴らしいことだとも思うし。

自分はこれ以上でもこれ以下でもない。そのままの自分で、そのままの自分を語れば良いのだと思う。うまいこと言わなくていいから。

▼自分語り、イマイチできないんだよなーという方は、ぜひキャリアカウンセリングをどうぞ。一緒に考えましょう、自己紹介。

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