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41. 自分が欲しいものをつくる

実はミートキャリア 、先日創業2周年を迎えました。
最初は代表のきたむらが事業内容もかたまらないままひとりで起業したのだけれど、2年経った今、オンラインのキャリアカウンセリングを主軸のサービスとし、フルリモートで副業カウンセラー、運営メンバーを合わせて約40名が一緒に働いています。

世の中にあるスタートアップ企業がどんなスピード感で成長していくかわからないけれど、ミートキャリアは今、確実に成長中だと思います。

わたしはミートキャリアがまだカウンセリング事業をリリースする前から、オンラインイベントやユーザヒアリングをお手伝いさせてもらっていました。

その頃わたしは専業主婦で、「そろそろ働かないとだし、鈍った仕事脳と働く筋肉を取り戻さないとな」程度の感覚でお手伝いしていたのだけど、あれよあれよという間にユーザの方からのお声でオンラインのキャリアカウンセリングを事業として展開することになり、どんなカウンセリングがユーザにとってベストなのかを考えながらの毎日を過ごし、途中でテキストプログラムをサービスとしてリリースすることになり、気づいたらわたしは専業主婦▶︎前職キャスターとミートキャリアで複業▶︎ミートキャリアへフルコミットとなっていました。

船の上で昼寝してたら、いつの間にか沖へ流されていたみたいなことになっていて、数ヶ月前のことがすごく昔のように感じるし、この2年間の体感は5年分くらい!

ミートキャリアのオンラインキャリアカウンセリングって?

一般的にカウンセリング=傾聴と言われていますが、ミートキャリアのキャリアカウンセリングは傾聴中心ではありません。
相談者に必要だと思われる情報はリサーチしてお伝えしますし、解決策を一緒に考えてあーでもないこーでもないも言いますし、時にはアドバイスをすることも相談者と一緒に喜び合うことだってあります。

「キャリア」という言葉がついていますが、わたしたちは人材エージェントではありません。求人紹介は一切行っておらず、転職だけではなく、さまざまなキャリアに関するご相談をお受けしています。

ミートキャリアのカウンセリングで大事にしているのは、カウンセリングが終わったあとに、「あースッキリした〜」で終わるのではなく、今抱えている悩みに対してどんな小さなことでも良いからアクションを起こすこと、行動変容につながるサポートをしたいと考えています。

カウンセリングの中で目標とそれを叶えるまでのスケジュールを決め、具体的な行動プランに落とし込み、相談者の方へ宿題を出します。

いつまでに何をするか、が腹落ちした状態でカウンセリングを終え、よっしゃ!やったるぞ!となったら嬉しいなと。

最近、キャリアサポーターの採用面接の場でミートキャリアのカウンセリングについてご説明すると、「カウンセリング…ではないですね」とか「アグレッシブですね」などと言われることがあります。

たま〜にわたし自身が個人的に落ち込んでる日にこれらのことを言われると、わたしたちが提供しているのはカウンセリングじゃないのか?傾聴中心であるべきか?カウンセリングじゃないワードを使うべきか?などと簡単に迷います(笑)

でもね、すぐに考え直して奮い立ちます。

自分が使いたいサービスをつくる

サービスを販売するときには、だれを対象としたサービスか、売上のこと、マーケティング、広告を打つとか色々なステップがありますよね。

だけど、わたしが個人的に最も大事にしているのは、自分たちがつくったサービスを自分がお金を払って使いたいと思えるか、です。
極論ですが、n=1です。

わたしがもしキャリアカウンセリングを受けるなら、同等に話せる、フラットな視点で対話ができることを望みます。

なぜならばわたし自身が人材業界経験が長く、何千という方のキャリア相談を受けてきて、さらに自己分析が趣味みたいなものだから自分のことは深堀りしすぎて一周まわってるくらいの状態なので、傾聴中心のカウンセリングだと物足りなく感じてしまうのです。カウンセラーの人はこういうこと聴きたいんだろうな、と相談側なのに気を遣ってしまい、求められそうなことを言ってしまうということも多々ありました。
(もちろんそんな風に感じさせないカウンセラーの方もたくさんいると思うけど、まだ出会ったことがありません)

だからね、ミートキャリアのカウンセリングが王道パターンではなくても、自分が使いたいと思えて、ミートキャリアのカウンセリングを受けたいと言ってくださる方がいる限りはこの姿勢は崩さないぞ!と思っています。
※傾聴中心のカウンセリングを否定するわけではないですよ!念のため

フィードバックのあるテキストプログラムこそ、わたしが欲しかったもの!

昨年5月からテキストプログラムを始めました。

テキストプログラムとは、3ヶ月間、担当サポーターと1対1のメール形式でのやり取りを通して自己理解を深めるプログラム。自己分析編、転職準備編、復職準備編があります。

正式リリースまでに紆余曲折がありました。
個人個人の相談をメールやチャットでやり取りする?LINEでいつでも話せるようにする?という案が出たこともあるし、そもそもテキストでカウンセリングをするようなプログラム、無理じゃない?っていじけた日もありました。(すぐいじける)

モニターを募ってお試しでサービスを使ってもらい、レビューをもらって改善しながら今の形になりました。

リリース後もユーザの方からのアンケートをもとに、実は少しずつ内容をブラッシュアップしているんですよ。考えれば考えるほど改善点は出てくるから終わりはないのです!

そして、テキストプログラムの最大の価値はサポーターからの問いかけの返信、テキストでのフィードバックです。

世の中には自己分析に関する書籍やワークがたくさん出ていますし、転職活動についてのノウハウや情報は溢れていて、育休からの復職だって先輩から話を聞くことで備えられる、自力でやろうと思えば出来る、はず。

だけど現実は、自分で自己分析をしても転職活動をしても復職に向けて準備をしていても、自分のやりたいことがわからない、職務経歴書が書けない、育児と仕事の両立が出来ずに苦しいというお話をよく聞きます。

これは、自分のキャリアについて考えるとき、自分だけの視点で終わっているからだと思います。
自己分析をひとりでやると、自分の強みってたぶん…◯◯で終わってしまいます。
◯◯でいいかな?これってほんとに強みかな?大したことなくない?となりませんか?

誰かに聞きたい、どう思う?って。

わたしが使うなら聞きたいんです、プロに。

だから、テキストプログラムはテーマに沿ったワークを作り、ワークの返信に対してサポーターからさらに内省を深められるような問いかけを投げるメール形式にしました。

同じプログラムを利用しているユーザの方同士で、あなたはどう?あの回の返信難しいよね!みたいなことも話してもらえたらいいな、とワーク付きのメールは各回のワーク内容はユーザ全員一律同じ、決まった日の決まった時間に自動配信されるようにしました。

わたしも何人かユーザの方とメールのやり取りをしているのですが、みなさんプログラムの最初と最後では全然違います(語彙力)。まず、文章力が見るからに上がっています。最初こそ、サポーターから色々な問いかけを投げかけますが、だんだんと客観的な視点で自分のことを考えることができるようになり、放っておいても(実際は放っていません、伴走してます笑)自分で書きながら掘り下げて結論まで導き出していて、「書きながら◯◯だとわかりました!」という返信がきます。正直、ニヤニヤが止まりません。

これこそがわたしが欲しかったものです。自分の書いた文章に対してレビューをもらう、必要なところでツッコミを入れてもらいたかったんです。

テキストプログラムは決して、何かの片手間で出来るものではありません。自分のキャリアに向き合うのだから、しっかり時間をとって取り組んでいただきたいです。

でも、本気で自分のキャリアについてじっくり考えたいという方、自分の気持ちや状況を言語化するトレーニングがしたいという方にはぜひ使っていただき、ご自身の変化を感じてもらいたいです。

▼転職準備プログラムの一部を体験できるオンラインイベント!

▼ミートキャリアのキャリアサポーター、興味あるぞ?という方向けのオンラインイベント!

▼ミートキャリアアンバサダーによるもくもく会

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