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38. ネイリストさんから学んだ『今ある価値を最大化すること』

リモートワーク歴1年と少し。

Zoomミーティングでの服装とかメイクとか、リモートならではの身嗜み的なことが話題になっているけど、それはあんまり気にしていない。光の加減とかちょっとカメラから引き気味でいれば、実はメイクが薄いとかマスカラしてないことなんかはバレない(と思っている)から。

ただ、爪だけはひとに見られていなくてもちゃんとしていたい。なぜなら完全に自己満でもあるけれど、毎日絶対に自分の目に入るものだから。

ギラギラとかコテコテにネイルアートしたいわけではなく(イタイBBAにはなりたくないしね)、整っていてほしいし、何か色が乗ってて欲しい。ちなみに今のわたしの爪はドラえもん色である。(イタイBBAか?)

わたしは元々爪が弱く、ネイルサロンに通うも、だいたい3ヶ月で3回ジェルネイルをすると爪がだいぶ薄くなり、1週間で剥がれてくることが常。

だから今までは最大3ヶ月ネイルサロンに通ったらお休みをして、半年から1年経ったらもう一回チャレンジするようなサイクルだった。

が、今のネイルサロンに通い始めて8ヶ月目、月1回ネイルチェンジをしながら最高記録更新中。毎回ちゃんと1ヶ月間ネイルがもつし、剥がれないのだ。

なぜなんだろう?ネイリストさんならではのこだわりがあるのかな?と観察してみた。

これまでたくさんのネイルサロンに行ったけど、今の担当ネイリストさんだけが使っているものが2つあった。『爪楊枝以下の細さの筆』と『ハンディ用硬化ライト』だ。

そして、毎回の施術はめちゃめちゃ丁寧にやってくれていることはわかってるんだけど、他のサロンやネイリストさんと何が違うのか本人に聞いてみた。

まずは、細い筆とハンディ用硬化ライトについて。

<ネイリストさん>
細い筆は、爪に光が当たったときに表面がボコボコしていないように、光がキレイに反射するように細筆で微調整してるんです。

ハンディ用硬化ライトは、爪一本ずつ、カラーを乗せたあとすぐに最高の状態で半分硬化させておきたいんです。あとで手全体を入れる機械とあわせて二段階で硬化してます。

<わたし>
すごい!なるほど!確かに爪の表面はつるっつるでなめらかだし、爪の縁までちゃんと塗られているから剥がれてくることもないんだ!(他のサロンだと縁までトップコートを塗り切れていなくて、そこから水分とか空気が入って剥がれやすくなることが多かった)

<ネイリストさん>
わたし実はネイリストですが、新しいデザインを考えるのが苦手なんです。クリエイティブなひとには憧れるけど、全然思い浮かばなくて。自分にはそういうセンスがないのかなって昔は落ち込みました。

でも今は違っていて、ちょっと恥ずかしいんですけど、埼玉のネイルサロンでワンカラーなら◯◯(ネイリストさんの名前)って言われたいんです。わたし職人気質ですし、完璧に仕上げたい!て思うタイプなんですよね。黙々と拘って、いかに美しいものを完成させるかを追求したいんです。

いくらデザインが良くても剥がれやすかったら意味がないですし、ワンカラーでシンプルでも、完璧にキレイでもちの良いネイルで、できるだけ長くお客様に楽しんでもらうことを大切にしたいなって思って。

わたしはキャリアカウンセリングの仕事をしているので、こういう話はワナワナ震えるくらい大好物。しかもネイルのスクールに行かず、独学でスキルを身につけたらしい。痺れる。ひとが仕事で大事にしていることを聞くのが三度の飯よりも好きだ。

担当のネイリストさんは、自分の弱みを知ってる(クリエイティブなアイデアは浮かばない)、でもそこから逆転の発想で強み(職人気質、シンプルなものを最高にキレイな形に持っていくのは得意)を見つけていて、それを最大化しようとしている。ていうか、できてるすでに。だって、わたしのネイルサロン通い、最高記録更新中だもの。毎月大満足しているもの。

ネイリストという仕事で言えば、多くの方がセンスを磨こうとするのではないだろうか?オシャレでカワイイ、斬新なデザインを表現したい、とか。

でも、そうじゃなくて、自分の職人気質である特性を活かして、超キレイで長持ちするワンカラーを創る!という担当ネイリストさんも素晴らしい。

とにかくデザイン性の高いネイルを求めるカスタマー、どシンプルでも持ちがよい、出来るだけ爪に負荷のかからないネイルを求めるカスタマー。

ネイリストさんの特性によって輝ける場所が違うから、まずは自分の特性を知って、自分がどこで輝けるかを考えたほうがいいな、と改めて感じた。

そのためには自分の苦手を認めること、他の誰かがやってるからといってそこに合わせなくていい。そして、自分が当たり前にやっていること、苦なく出来ることは何かを探し、それを必要としてくれる人や場を探すという感じ。

今もし、自分には強みがないなーとか自分のスキルに自信がないよーという方は、例えば資格をとるとか、新しい何かを身につけるといった付け足すことを考えるのではなく、今自分の中にあるものをよーーーく考えてみてください。絶対武器になる特性があるはず。それを活かせる場所を探したり、欲しがっている人を探せばいい。

▼自分を知るための3ヶ月自己分析・テキストカウンセリング

▼自分の特性って?話しながら整理しましょう!オンラインカウンセリング


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