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ロバート・アイガーが実践する10の原則。

ウォルト・ディズニーのモメンタムになればと思い読んでみました。ディズニーに限らず幅広い層に役に立つ ロバート・アイガー45年の歴史。特にディズニー CEOになってからの14年の歴史を学びました。

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1 前向きである事 。 Be  positive.

 優れたリーダーに共通する点は、前向きである事。つまり、熱意を持って高い目的に取り組むことができる事。難しい選択を迫られた時や、理想的な結果が出ない時も、自分を悲観してはいけない。それは、周囲の人々に伝染してしまいます。

2 勇気を持つ事 。    Have courage.

 勇気がなければリスクは、取れない。変化と競走の激しい業界では、リスクテイクは欠かせない。イノベーションも同様である。真のイノベーションは、人々が勇気を持った時に初めて生み出される。買収・投資・資本配分・クリエイティブな判断では特にそうである。失敗を恐れると創造性は、破壊される。

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3 集中する事。 Things to concentrate on.

最も重要で価値の高い戦略・問題・プロジェクトに時間や能力を全力で注ぎ込む事。また、その中の優先順位を頻繁に周囲に伝える事である。

4 決断する事。  Make   a  decision.

どれほど難しい決断であっても必要以上に遅らせてはいけない。リーダーは、多様な意見にも耳を傾けながらもタイムリーな決断をしなければならない。リーダーが優柔不断だと仕事が進まず、何も生み出せなくなってしまうばかりかチームのやる気が失われてしまいます。

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5 好奇心を持つ事。 Have  curiosity.

心の奥深くに強い好奇心があるとそれが新しい人や場所や考え方の出会いにつながり、市場と変化に気付くことが出来る。イノベーションのキッカケは、好奇心である。

6 公平である事。 Be fair.

強いリーダーは、誰とでも公平に丁寧に接する。他者に共感出来なければ、リーダーは務まらない。また、リーダーは近寄りやすい存在である事も大切である。努力の甲斐なく失敗に終わってしまった部下には、挽回のチャンスを与えよう。リーダーが厳しすぎるとチームに恐れと不安で、風通しが悪くなりイノベーションが止まってしまう。恐れの文化は、組織をダメにする。

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7 思慮深いこと。  Be  thoughtful.

優れたリーダーの特長の中で、あまり評価されないのは思慮深さである。 思慮深さとは、知識を身につけるプロセスである。つまり、思慮深さとは、時間を掛け情報を集めて正しい判断を下すことである。

8 自然体である事。  Being  natural.

ありのままのあなたでいよう。正直でいよう。自分以外の誰かのフリをしてはいけない。信頼は、嘘のないリーダーによって育まれる。

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9 最高を追求する事。 Always pursue the best.

最高を追求するということは、どんな犠牲を払ってでも完璧を求めることでない。改善の余地があれば、もっと良いモノにするために力を注ぐことである。モノを作る仕事であれば、最高の作品を目指そう。

10 誠実である事。 Be sincere.

組織の中で、人やプロダクトに対して公平で誠実であることが何よりも大切である。大きな事にも、小さな事にも、倫理的に高い基準を保つことが大切である。それが、組織の成功に左右する。言い換えると小さな事を蔑ろにすると全てがダメになってしまう。

最後に『二郎は鮨の夢を見る』の話。

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最後に本書で紹介されていた『 すきやばし二郎 』のドキュメンタリー映像にロバート・アイガーも、私個人も感銘を受けています。あまりに感動しすぎてディズニー社員のためにダイジェスト版を作って社員研修で使っているそうです。

二郎さんの言葉をそのまま私なりに解説します。

基本は、最高の寿司をお客さんに食べてもらう事である。つまり、言い換えれば 『 すきやばし二郎の哲学を食べる。 』それにつきます。例えば、たった10席ほどしかないカウンターのお客さんにお寿司の選択肢はない。ただし、そのとき出来る最高のおもてなしをする事である。初めての客でも右利き・左利きを見分け寿司ネタの向きを変える。(これは、取りやすいようにである。)男性・女性でシャリの量も変えて最後まで楽しんでもらう。米の温度にもめちゃくちゃに拘ってます。

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我が家では、息子にいう事があります。家族で夕食団欒のとき、『いただきます〜。』とか言ってんじゃねーよ。ばぁーばが作ってくれた気持ちも一緒に食べるんだぞ!これこそが、『  いただきます。』だよと。。。黙って食卓に座れば、ご飯が出てくるなんて何も成長しないぜ!と語ってます。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。




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