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ジャニーズというエンターテインメントが好きだった話

今日でジャニーズ事務所という名前がなくなる。
私自身、人生の約3分の1、約8年半『ジャニオタ』という括りに所属し、たくさんのアイドルを見、いろんなオタクと出会い、泣いて、笑って、怒って、幸せをもらってきた。

先に言おう。私は別に事務所が好きだったわけじゃない。理不尽〜〜!!って感じることもよくあったし、納得行かないことも沢山あった。文句も結構言ってたし、悔しさでどうしようもない時もあった。実際、事務所を解体しなければならない程どうしようもない状態になってしまってからも、ずっと怒っている。もっと早く対処してくれたら、もっと最初から誠実に対応していたら……。不満をあげたらキリがない。

でも、応援しているタレントたちが『ジャニーズなんで!』と胸を張って自分のことを言う姿が好きだった。『ジャニーズだからできることがたくさんある』と、目を輝かせて、先を見据えた目で、堂々と話す姿が好きだった。タレント達が一番輝ける場所であることを理解していたから、彼らの輝きが見れるなら、なんだって良かった。歌番組に出て、ドラマに出て、バラエティに出て、舞台に出て、ステージの上でキラキラ輝くスーパーアイドルになる姿が見れる『ジャニーズ』という存在が好きだった。例えジャニーズっぽくないと言われても、自分がジャニーズであることに誇りを持っているタレント達が好きだった。

いつ死んでもいいと思いながら生きていた私は、自担に会うまで死ねない、と初めて生きたいと思ったし、コロナ禍で苦しくて辛いときには彼らの出すYouTubeに元気をもらった。Jr.がグループを結成して名前をもらう瞬間を見て大泣きしたこともあるし、自担が出る舞台を公演数の半分以上見に行ったこともある。死ぬ気でバイトから帰宅して配信を見たこともあるし、ライブがあるから!と日本全国飛び回った。バックのJr.目当てでデビュー組に落ちて帰ってきて、そのツアーをほぼ全通するために全国一緒に回ったときは、本当にすごく楽しかった。他にも友達に誘われて入った公演で大泣きしたこともあるし、逆に自軍のライブに友人を誘って一緒に泣いたこともある。

ジャニーズを好きにならなければ出会えなかった人が沢山いて、ジャニーズという一つの繋がりで仲良くなった人がたくさんいる。というか、私の周りは大体そういう人ばかりである。もちろん、価値観の違いで喧嘩別れした人もいるし、悪口言われたことだってある。

でも、それでも、ジャニオタとして生きたこの8年半は、全部全部宝物だし、自担と呼べるような自分の人生の指針に出会えたことも幸せだ。

先代を援護することはないけど、その人のおかげで生まれたエンタメに、その人が才能を見出してくれた、元々は普通の男の子だった私の愛しの自担達に、命を助けられてきた事はこの先も変わらない。

名前が変わっても、自担達はみんな纏めてこの先も応援していくし、私の生きる糧だ。

ジャニーズ事務所、ありがとう。ジャニーズのエンタメに出逢えて私は幸せです。

名前が変わっても、彼らの中に息づくエンタメの在り方を、これからもずっと見続けることができますように。

ジャニーズというエンタメが、芸能が、ずっとこの先も大好きです。