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いい結婚相談所とは何かを真剣に考えてみる【結婚相談所で婚活する前に】

初めまして『西はりまの結婚相談所シラノ』の代表の大谷です。
6時間かけてこの記事を執筆しています。

これは
「飲食、介護、ブルーカラーと渡り歩き恋愛未経験からマッチングアプリを利用して4年。
ベトナム人女性と出会い国際結婚し、娘が生まれる。
娘が生まれて子育てを経験するなかで、
低年収なのに労力と時間を搾取される生活を変えなくては」
と思い結婚相談所を開業した僕からみた見解です。

開業して思ったこと


・そんなに甘くは無いということ。
・結婚相談所を開業することに加盟金さえ払えば、必要なスキルは要らないと言うこと。
・思った以上にこの世は結婚相談所が多く、婚活市場が活性化されライバルがたくさん参入されていること。
・会員は連盟で繋がっていても、やっぱり独身者の取り合いだなと言うこと。(※他相談所の会員を自分の相談所に移籍させるのは海賊行為です。)

です。
まず結婚相談所業務ではなくマーケティングの難しさに直面しています。

いい結婚相談所とはどんな相談所か?

これは僕自身開業に当たって心がけたことです。
それは価格でもサービスでもなく仲人との距離感です。

・仲人がどれだけ会員さまに時間を作ってあげれるか?
・仲人は会員さまに耳ざわりの良い話ばかりをしないか?
・会員さまに悟られるほどビジネスを匂わせた対応をしてないか?
・価格はサポートの内容に対して適切か?
・追加で支払うオプションなどのサポートの内容は価格に対して適切か?
・価格設定が安く見えて、追加オプションや都度費用で客単価を課金させ利益をあげる料金設定なのか?
・仲人自身の意見ばかりになってしまい、会員さまを厳かにしてないか?
・どの会員さまも同じ対応、アドバイスではなく、会員さまのキャラクターを理解したうえで対応を変化させてサポート出来ているか?

もし、僕がまだ未婚で結婚相談所を選ぶならで気になる項目をざっとあげました。
それを意識した上で、料金設定やサポート、会員さまの対応を僕は行っています。

結婚相談所が副業か開業かのちがい

僕個人の意見として、副業として結婚相談所をやるのは大変だと思います。
会員さまを厳かにしない運営を心がけると難しいかなと思います。
本業が忙しくあるため、副業では会員さまに作ってあげる時間が本業=結婚相談所よりありません。
対応も遅くなるでしょう。

後所属している連盟が多い結婚相談所のもどうかと思います。
IBJが公正取引委員会にかけられたのはこういう相談所があるからです。
結婚相談所事業はただの商材ではありません。
会員さま一人の人生がかかってる訳です。
たくさんある商材から会員さまを選ばせるってどういうこと?ってなります。
他に、結婚相談所以外のビジネス商材がある相談所さんは要注意です。
結婚関連ならまだ分かるのですが、あさっての全く関連ない業界だと片手間の商材副業コレクターの一仕事の一環でしかないのかと思ってしまいます。

いい距離感のサービス(サポート)とは?

仲人さんが会員さまのキャラクターをどれだけ理解してくれているのか?
に限ります。

そのためにはとにかく時間を共有してくれる結婚相談所を選んで下さい。
仲人自身が会員さまがどんなキャラクターか分からないとサポートするのも上手く出来ないと僕は思います。


入会だけして後は勝手にやってくださいみたいな相談所は、
安心なだけのマッチングアプリでしかないです。
どうやったらその会員さまにあった相手を見つけてあげるのかサポートするのが仲人の結婚相談所の仕事です。
僕はそれは職務放棄かなとは思います。

僕自身も料金設定で遠方や忙しい方向けの、ほぼオンライン完結のプランを作ってますが、
それは会員さまと僕とで事情が会わしづらく、
共有する時間がたくさん持てないことを了承してもらうためのプランにしています。
月1回1時間のカウンセリングでも個人的に少ないと思います。
仲人なんて必要無くても活動できる方なら月1で行って頂いても問題ないですが、
せめて週1回は婚活状況を問い合わせたり、要望があれば時間を用意する事は必要だと僕は思います。

だから通える距離ってすごく大事です。
お会いしたり、電話通話したり、
仲人とアクセスしやすい関係を作ってくれる相談所は僕はいい相談所だと思います。

仲人のタイプにも注意して下さい

世の中にはいろんな人もいれば、仲人にもいろんな人がいます。

まず開業したての結婚相談所に会員さまが気にするのが、

どんだけ今の婚活システムを理解しているか?

になって来ると思います。
長く続いている結婚相談所が人気なのはそこに実績という説得力があるからですね。

インターネットを使った婚活ですから、今の若い世代の婚活について詳しくないと40代後半、50代以降からの結婚相談所開業は厳しいと思います。
せめてマッチングアプリと結婚相談所の違いを上手く説明出来ることと
『いいね』(お見合い申し込み)をもらう、あげる、うける、断るを使ったシステムの立ち回り方を知ってる相談所さんが僕はいいと思います。

あとは相談所の仲人さんのタイプです。
婚活漫画『婚活バトルフィールド37』(ぜひ、婚活者は読んでほしいです)ではスパルタ型、事務型、甘々型等があると記述されています。

こういう相談所、本当にあります。
最後は貴方さまの活動パターンにあった相性次第になるのですが、
全ての型をかけあわせたハイブリッド型のいる結婚相談所をさがすことを僕はオススメします。

スパルタ型だと
スピード成婚が相談所の主流のため、
条件を落とすことばかり言われ、
体のいい相手をあてがわれたとか

事務型だと
HPにあったようなサポートを受けられると思ったら、一定の距離感があって物足りなかった
勝手にやってろ感が強くて孤独の婚活ロードだったとか

甘々型だと
会員さまの耳ざわりのいい話ばかりで、いつまでたっても自分が結婚出来ない理由が分からず、成婚へ結びつかない
退会できず、ただの時間と月会費だけが無駄になっていくとか

デメリットもあります。
メリットの方はその相談所さんを調べれば皆さんしっかりアピールされてますので割愛します。

僕が心がけているハイブリッド型は全てを兼ね備ええたタイプです。
事務的にムラなく出来るだけ迅速なを行うこと、
会員さまのキャラクターと市場価値を理解して会員さまに会う相手を一緒に模索すること、
会員さまに非があればしっかり厳しい言葉を、
向こうに非があるなら成婚主義を無視してでも引き止め、
相手さまには叱責を込めた理由と、
会員さまのフォロー、

対応を考えてたら本当に副業なんかじゃ足りない時間配分になりそうです。

だから僕自身も誰彼構わずではなく、
入会していただく会員さまを選ぶかも知れません。

条件や状況によってサポートは難しい、初めたとしても厳しくなることを最初に伝えるのも仲人の仕事です。
最初から高圧的だったり上から目線だったり自分本意で人の話を聞かない人はお断りする場合があります。

僕自身がその人が結婚して明るい生活するのがイメージ出来ないからです。
そういった方を入会させると、つなぐ相手会員さまに迷惑になるのでお断りするかもしれません。
そんなタイプは、婚活市場では苦労すると思います。
苦労があって自身の悪い部分に気づく方だと応援できるのですが……。

共通点のない仲人はどうなんだ?

結婚相談所は僕も含め、利益をだすためには会員獲得に努めるのは真理になります。

でも自分と共通点のない、
結婚相談所ってどうなの?と思う訳です。

結婚相談所のHPを見たら、みなキラキラしています。
当相談所も例外では無いです。

自己紹介とかもすごくキラキラしている。
僕の自己紹介なんてカスです。

元ニートとか、コンプレックスありとか、婚活前は恋愛未経験だったとか、
最高年収が252万の低収入だったとか、
社会で生きづらい所もありますし、
働きすぎと思い詰めでオーバードーズに陥ったこともあります。

他の結婚相談所さんと比べると自己紹介からコンプレックスまみれです。
『だが情熱はある』芸人さんみたいに足りないだらけです。

そんな妬み嫉みの相談所代表としては、人間味が無い相談所が多い気がします。

やっぱり自分の良いとこばかりをアピールする人は信用出来ないです。
辛い経験を乗り越えた苦労人にファンが付きやすいのは、皆その人の苦労人生に共通意識が湧きやすいからです。

同じ気持ちを理解してくれる人にしか出来ないアドバイスがあります。

例えば、会員数をたくさん抱えていて売上収入が良かったり、
今まで低収入と言われる業界で仕事した経験のない仲人さんに、

『今の条件を落として、低収入の相手にも目を向けろ!』

と言われても説得力が無いと僕は思うんです。
同じ経験をした仲人なら低スペック婚であっても、その中にある幸せを知ってます。

あとは結婚相談なのに
仲人は未婚で結婚を知らないとか、


地方相談所が担当地域を手広くやってたりとか、
(僕は仕事で車通勤してたり、生まれ育った町だったり、よく買い物にでかけたりする町を担当にさせて頂いてます。)

僕は相談所を選ぶ際は仲人さんのプロフィールや仲人の思いなどをみて自身との共通点や、自身が思い描く結婚後の姿・生活に共通点のある結婚相談所や仲人さんを選ぶことをオススメします。
仲人歴も長く本当に実績のある仲人さんならそれを不安にさせないアドバイス述をもっているかもですが……
最初の段階でその相談所さんを選ぶのは至難です。

最後に

これは当相談所を選んで欲しいと言う理由もありますが、
皆さんに結婚相談所選びを失敗して欲しくないと思うから記事にしました。
そしてこれらのことを意識しながら、頑張って運営している相談所さんはたくさんあります。
その皆さんが、継続しやすい距離感でサポート受けやすい同じ意識の相談所を選んで頂けたらと思います。

その相談所を選んで手厚いサポートで成婚頂けたら記事にしたかいがあります。

これで、当相談所の会員獲得に繋がなっても地域、距離、サポートの限界があります。

なんせ自宅開業の従業員僕一人の小さな結婚相談所です。
それに夫婦共働きの実家暮らしで、父もまだまだ現役です。
年収も360万あればある程度十分な生活が出来ます。
毎月1人〜2人(30万〜60万の売上)入会があれば生活できます。
真剣にサポート重視してたらこれが僕のキャパ限界かもしれません。

手の届くことが出来ない範囲は同じ意識の相談所さんに託します。

また何かあれば無料相談からでもお願いします。

『西はりまの結婚相談所シラノ』
大谷 鷹之

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