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【結婚相談所なんて必要ない!?】運営側から結婚相談所の定義・意味

『西はりまの結婚相談所シラノ』の代表の大谷です。
近年、少子化問題が話題になっています。
その理由の一つとして、
結婚しない、結婚出来ない、
若者が増えた晩婚化ではないかと言われています。

その事から出会いを提供する婚活市場は年々大きくなっています。
相席カフェ(居酒屋)、マッチングアプリ、僕が運営している結婚相談所もそうです。

結婚相談所だけの話になりますが、社会情勢の影響からか年々結婚相談所は増えてきています。
事業として市町村が結婚相談所と同様サポートを行っている地域も増えてきました。
僕が連盟として加盟しているIBJも例外ではなく、加盟店の拡大に力を入れています。
僕も、そのIBJの話に夢と希望を持って加盟した一人です。

しかしながら結婚相談所が増えたことで一つ問題が見られるようになりました。
それは加盟金さえ払えば、どんな法人でも、どんな個人でも結婚相談所を初められると言うことです。
加盟金さえ支払えば、結婚相談所を初めるのに必要なスキルや資格は必要ありません。
会員さま一人に対する客単価も高く、高い利益が見込め、未経験でも初められるため今新規開業にはすごく人気な事業です。
またIBJでは空いた時間でも出来ると広告しているため、副業としての開業も増えて来ています。

もし結婚相談所を皆さんが利用して婚活をするならば、総額数十万は覚悟しないといけません。
IBJでは基本の価格帯を定めており、他の相談所さんも総額で計算したら多少の違いはあれどあまり大差は無いと思います。
後は相談所ごとに一番力を入れているサポートが違います。それに沿った活動をしていくと費用も抑えられたり、反対に倍増したりするなど振れ幅はそこで変わってきます。

前置きが長くなりましたが、では

結婚相談所とはどんなものなのか?

をお話します。
現代の結婚相談所とは、会員さまから代金を頂き、インターネットを使った会員検索システムを用いて、
出会い→友達期間→交際期間→プロポーズまでをサポートする事業です。

IBJではこの出会いをお見合い、
友達期間を仮交際、
交際期間を真剣交際、
プロポーズを成婚と定めています。

入会料や検索システム入力料を会員さまから頂きデータ入力、
他の異性会員さまから申し込みがあり入会した会員さまが受けてお見合いが成立、
お見合い後、お互いの気持ちが会うならば仮交際へ、
一人に絞ってもっと相手を知る関係になれば真剣交際へ、
そして、プロポーズが成功すれば成婚となり成果報酬として我々結婚相談所は成婚料を頂きます。

結婚相談所なんて利用しなくても出会いなんてそこらへんに転がっているよ!

なんて意見もありますが、僕はそうは思いません。
人は誰しも内向的か外交的なタイプに分かれます。
内向的なタイプは街中で「いいな」と思う人を見つけてもナンパするには相当勇気が要ります。

「ナンパすら出来ない奴が結婚なんて望んではいけない」

という意見は外交的な人のエゴイストです。
恋人が欲しい、好きになる人、愛し会える人が欲しいと望むのは誰しもが生まれ持った権利です。

僕はどちらかというと内向的なタイプです。
勇気を振り絞って意中の人に声をかけたことはありますが、その夜は緊張と震えが収まらず眠れませんでした。
頻繁にナンパ出来る人はすごいなと思います。
体調や精神の安定に体力をものすごく使うので僕はそれ以来ナンパはしていません。

後は
・お酒が飲めなくて、出会いが多いお酒の席にあまり出歩く事はない
・職場に異性はいるけど、職場恋愛は付き合った時、別れた時の周囲の対応に困る
・いきなり異性に声をかける事自体が現在では嫌悪されることになってしまう
・自身の行動範囲では異性と出会えない、異性と出会う場所を開拓出来ない、その場所を知らない
・条件の面で、異性として意識されない
・そもそも異性の友達がいない
・恋愛経験がない

など婚活市場を利用する人はそれぞれです。

そんな人がまず利用するのがマッチングアプリです。

携帯とネット環境さえあれば男性は数千円、女性は基本無料と比較的安価で初められます。

だったらマッチングアプリだけで、いいじゃん。大金を巻き上げる結婚相談所なんて必要ないじゃん。

という意見も出てくるでしょう。

しかしながらそのマッチングアプリって本当に安価なんでしょうか?
現実世界で出会いが無くてモテない人がマッチングアプリを初めても、モテる事はありません。
男性は特にそれが顕著に現れます。
女性は『いいね』が抱えきれない程貰えますが、
果たしてそこに既婚者ではなく独身で、
業者でもなくて、
経歴詐称してなくて、
体目的・ヤリ目ではなくて、
結婚まで真剣に考えながらお付き合いしてくれる男性が何人いるか……

恋人から始めたい人にマッチングアプリは有益です。
しかしながら、結婚相手を探したいと言う人には僕はやっぱり結婚相談所への入会をオススメします。

マッチングアプリを4年間利用して結婚した僕だから分かります。
結婚を目指すとなると結構マッチングアプリってお金がかるんです。
月額数千円ですが、アプリ2つ以上掛け持ちは当たり前です。
出会うための『いいね』が無くなれば課金して増やさないといけません。

モテない男性が登録しても『いいね』が女性からたくさん貰える訳もなく、
とりあえず気になった異性は全て数撃ちゃ当たる。
『いいね』数なんてすぐなくなります。

女性は真剣じゃない男性が一定数いるので、慎重になり品定めばかりで前に勧めなくなります。
もし進んでそれが体目的やヤリ目男性だったら心に傷を負うでしょう。
「そうやって、恋愛の失敗を繰り返し人は成長する」
なんて意見はナシです。あまりにもゲスすぎます。
マッチングアプリで出会って犯罪に巻き込まれた案件も最近では増えてきています。
だから会うのに慎重になりメッセージの段階で時間がかかる。
「1ヶ月もメッセージして初回デートすら出来なかった」はマッチングアプリあるあるです。

そして男性は月会費、いいね課金の費用がどんどん増え、
女性は心の傷を負う危険と戦いながら時間だけが過ぎていきます。

マッチングアプリの段階で結婚できたのはまず奇跡です。
本当に僕の場合は奇跡でしかありません。

そんな出会いもなくマッチングアプリに不安を感じる人のために結婚相談所があります

マッチングアプリの登録に必要な身分証明書はもちろんの事、
独身証明書(戸籍証明書)、源泉徴収票など、
結婚相談所はたくさんの個人情報を頂かないと入会できない仕組みになっています。
大金を頂くということは、そういった普段の生活での恋愛やマッチングアプリでの出会いからうまれる不安をやわらげ、
安心して婚活をして頂くサービスになってるからです。
そして結婚相談所での成婚までは早くて3ヶ月、遅くても1年くらいなど、
諦めずに続けれる会員さまならマッチングアプリより短い期間で成婚を目指せます。

最後に第三者として結婚相談所の仲人が入ると言う利点があります。

データを入力するだけ、
お見合いをセッティングするだけ、
お見合いのお断りを代理連絡するだけなのは果たしてそれは結婚相談所(仲人)の仕事でしょうか?

それが自力で決めて活動できる会員さま相手なら、問題ありません。
そのサポートに対しての安価な活動費になってるはずです。

当相談所はプランによってサポートを抑えたプランもあります。
しかし主力となるプランでは原則として、
月1回の面談(相談)を設けています。
それに週1回に進行状況を問い合わせます。
その時の要望に合わせて月1回の面談とは別に時間を設けさせて頂きます。

結婚相談所の強みは、どのくらい会員さまに寄り添ってサポートできるかだと僕は思います。

後は一人で婚活をしていて、上手く行かなかった時の修正力。
たくさんの方と付き合っても結婚出来なかった方、
いつまでたっても相手が見つからず恋愛経験がないままの方、
気づかないうちに同じ失敗をしていませんか?

それを第三者目線で相談し見つけてあげるのが仲人の役割です。

それとその結婚(成婚)、間違っていませんか?
それを気づいてあげるのも仲人の役割です。
成婚しても結婚できず婚約破棄になったり、結婚しても離婚してしまったら大金を払ってまで結婚相談所で活動したかいがありません。

そのような場合に対応したサポート・
料金体制は何かを、
結婚相談所を開業するにあたってたくさん助言を頂き、たくさん考えました。

それについては次回の記事でお話します。

最後に

結婚相談所のお断り代行制度についてですが、
会員さま自身に後腐れなく関係を切るためには必要な制度だと思います。

結婚相談所で活動されてる方なら分かると思うのですが、
入会金や月会費欲しさにどんなタイプ、性格の人でも入会させている結婚相談所って少なからずいます。
そういった相談所に限って間違った会員さまのサポートをしていて、
軌道修正されないまま野放しで活動されています。

もし僕が担当する会員さまがそんな会員さまとお見合いして話が合わなくて、断る時どうするか?
会員さま同士がお互い感情的にならすに断るのは第三者として間に入れます。

相手相談所さんが指摘しなかった間違いを、経由してチクリと言うこともできます。
普通恋愛みたいに面と向かって断って、お互い感情的になってしまい、
婚活に立ち上がれなくなるほど長期間再起不能になることも少なくなります。

「それは恋愛として、成長を怠ってる。過保護だ。」
って意見もあるでしょう。
でもそれが結婚相談所の役割です。
このために結婚相談所があります。

それに会員さまも、しっかり断り断られを繰り返す中で辛い思いをして成長しています。
仮交際→真剣交際と段階を踏んでいった相手なら断られた時や破断になった時の落ち込みは普通恋愛と同じく計り知れないものだと思います。

僕も妻と一度、婚約破棄になり復縁しての結婚でした。
離れた期間の気の狂いようは半端なかったと思います。
狂気で送った『探偵ナイトスクープ』への復縁援助の依頼が採用選考に残る程ですからよっぽどです。

だから落ち込んだ会員さまに
再起できる力を与えるのも仲人の役割です。

それに仮交際以降に進んだ相手や自社会員が、
性的な好意や写真を求めたり、
断ったことで相手のストーカーになってしまったり犯罪行為に巻き込まれる場合があります。

IBJが定めてる結婚相談所では、成婚まで性交渉は禁止しています。
もしそれがあった場合、成婚とみなし成婚料を支払って貰って強制退会になります。

しかしながら、前述のように犯罪行為まがいまで発展した場合、
結婚相談所は入会時に頂いた個人情報を盾に会員さま同士の間に入ることができます。
犯罪になれば警察に通報案件ですからね。

結婚相談所の存在は異性が出会うことによる犯罪の抑止力として関わることもできるんです。

しかしながら婚活市場が大きくなり、結婚相談所が増えたことで、サポートが十分に行き届いてない相談所さんが増えてきました。

そんな結婚相談所さんがあるから

「大金を会員から詐欺って搾取するだけの事業だ!」

と勘違いを生ませてしまうんです。
会員さまが一番いい結婚ができるサポートは何なのか、
当相談所の活動は会員さまに適したサポートなのかを意識しながら
日々運営していきたいと思います。

『西はりまの結婚相談所シラノ』
大谷 鷹之

℡090-2701-7642



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