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底辺画家がもがく話(13)最終話 -画家にとって成功とは何かを考えてみた。-



以下、駄文。

ひとまずこれで「底辺画家が〜」のシリーズは一区切り。
約2年、13話。・・大きな反響もなく細々と続けた漫画だが、自分のため、そして誰か一人でも、ささってくれたらいいと思って続けた漫画である。

結論から言うと、現状底辺画家から脱出したとは1ミリも思ってはいない。
ただ2年前の漫画を描く前と比較すると、間違いなく成果は出ている。

2年の成果を並べる。
・公募展では3回受賞。
・作品は3枚売れた。
・CDジャケットの仕事も得た。
・美術雑誌に1回取り上げてもらった。
・新たなギャラリーから声がかかった。
・絵のファンであるという人もポツポツ現れてきた。

以上、良い結果のみ。もちろん落ちた公募もあるし、望んだ結果にならないことの方が多い。

以前より作品に向き合うようになり、周りの景色も変わってきた。
この漫画を描くことは、心底良かったと思っている。

よく漫画で出てきた、公募展、コンクールへの挑戦。
表現として、賞を得ることがわかりやすい成果の形であるからだ。

ただ、賞をとったところで劇的に何かが変わるわけでないし、
漫画で描いたように、まだまだ先があると思っている。
世界中で個展が出来たり、もっと人に愛される絵を描き続けること、など。
作品はまだまだ足りない。それも知っている。


結局何をもって、画家として成功と言えるだろうか。

周りが当たり前のように言う。
「画家によって価値観はそれぞれだから、こうであれば成功と決めることはナンセンスだ。」
私も今でもそう思ってるし、これも真理だと思う。

ただ、思考停止する。
誤解を恐れずに言うと、この考え方は逃げや甘えや言い訳だ。
私は40手前のある時期から「もっとこうなりたい」に正直になろうとし、やれる事全部やって後悔なく死にたい。そう強烈に思うようになった。
だから漫画で宣言した。・・そして成果は少なからず出た。

改めて漫画を描いてよかったと心底思う。

だらだらと文を書いてしまったが、「底辺~」の漫画は終わるが、絵は今後も描いていくし、今後は漫画での報告ではなく、文章とかになるかな。
気分もよく変わるので、なんとも言えない。

ここまで見て頂いた方々へ。
いつも感想や、いいねスキのひと押し。
「ちゃんと見続けてくれる人はいるんだ・・」
これを知ることは大きな力になりました。

本当にありがとうございました。

※noteは形を変え、まだ続けていきたいと思ってます。



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