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動画で学ぼう

こんにちは。

先週は、様々な外国語講師の方々の前で、ドイツ語の学習についてお話する機会がありました。

言語は違えど、日本語を共通語としているという意味では、特に初心者向けのアプローチに関して学びも多いものでした。
ドイツ語は、文法が日本語よりも英語に近いために、SVOなどの簡単な文章構造はどうしても英語を引き合いに出して説明することが多いのですが、例えばドイツ語の格は、日本語の助詞として説明したほうがずっとわかりやすいものです。

どの外国語学習者にも共通する悩みどころというのが、アウトプットの機会の確保のようです。
タンデムのように、定期的に一人の、あるいは複数の相手とおしゃべりをしながらアウトプットしたり、語学学校に通ったりオンラインでのレッスンを受ける際に多く話すようにする、ということは皆さん実践していらっしゃることですが、なかなか海外にいて日常生活で触れる言葉の量と同じようにはいかないのも事実です。

そこで今回は、一人でできるアウトプットの方法を考えてみました。
アウトプットをしても、都度、ネイティブの方や先生にチェックしてもらうのが難しい、という場合もあると思いますので、ここでのポイントは、一人でアウトプットしても正解がきちんとわかる、というところです。

描写のアウトプット

この練習は、ドイツ語学習においても初級でしつこいくらい練習しますね。物の場所、部屋の間取りや家具の配置など、wo ?(どこ?)で答えられる質問に場所を示す前置詞と3格の使い方の練習を徹底して練習します。
「Bildbeschreibung Deutsch üben (描写 ドイツ語 練習)」とか「Bildbeschreibung Deutsch Lernen (描写 ドイツ語 学習)」など、googleで入力すればたくさんの動画が出てきます。スクリプトもあるので、まずは動画を適時ストップしながら自分で描写してみて、その後に自分で答え合わせが出来ます。多くの動画が見られますので、飽きることなく様々な場面や状況を試すことができます。

ヒアリングのウトプット

さて、ヒアリングは聞き取れなければ始まりません。しかし内容を100%聞き取れることを求めらる場面は、日常生活でも試験でもそうそうないことです。精度は徐々に上げていければいいので、まずは試してみましょう。
耳から入るネイティブの情報を理解しているかどうかをアウトプットして一人で正解がわかる方法。
もちろん、学習テキストに付属しているCDを聴いて問題を解き、答え合わせをする事もできます。
しかし、ここでお伝えするもう一つのポイントは、
「なるべくコストをかけないで、一人で愉快に学べる方法」でもあります。
そこで、ここでもgoogleに解決してもらいます。

検索するワードは「Yoga Anfänger(ヨガ 初級)」「Yoga Deutsch(ヨガ ドイツ語)」なんでもいいです。
ここで出てくるヨガトレーナーの言うことだけを聞き、動画から入る視覚的情報はシャットダウンしながら、耳だけで理解したポージングをしてみる、というもの。

それからそっと画面を見て確認してみてください(笑)。

もちろんヨガでなくとも、何かしらの自分の興味のあるトレーニングがドイツ語で見つかればいいのです。大事なのは、身体の動きを言語化していることです。そうすれば筋トレでも骨盤矯正でもストレッチでもピラティスでもダンスでも、正解はトレーナーの体の動きで視覚的に答え合わせできますので、是非お試しを。

YouTubeやネット、SNSで語学に関しても多くの情報をコストをかけずに入手できるようになりました。
初中級くらいまでは、インターネットでハイスピード独学ができるようになっています。インターネットが発達する前も、もちろんテキストを購入して独学が可能でした。しかしそのためにかけた時間と費用は今、格段に少なく、また安価になっています。

このような状況の中で、何もドイツ語の習得に限らないことですが、グローバルに短期間に語学や技術を習得する多くの人々が生まれています。

皆さんが、わざわざ足を運び、時間、コストをかけてまで学びたいことは、何ですか。

最後まで読んで下さりありがとうございました。



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