男性弱変化名詞②
Hallo, Guten Tag!
企業研修の合間なのに、急性胃腸炎に罹ってしまったようでどうしたものかと思っていたけれど、オンラインで救われましたが、
パソコンまでが遠い(笑)。
ドイツで胃腸炎になった時に処方された薬が真っ黒なオセロのような錠剤でびっくりしたことがありますが、その名の通り、炭。
こんなの↓
クローゼットなどに入れて除湿剤としても使うから、機能が弱っている大腸の水分吸収をサポートするのには理にかなっている気がするけど、これ服用すると、出てくるものもそれなりの色( ̄∀ ̄)。
これと、塩の棒(Salzstange)をかじってればもう大丈夫!
という感じ↓
OS-1飲んでお医者さんに整腸剤を処方されるより、なんかおばあちゃんの知恵袋的な?
脱水症状気味だから、確かに塩分は必要ですが、お粥に梅干しをすり潰したものを混ぜて食べる、などに比べたら消化に悪そうだし、お腹にもいささか荒療治だなぁと思ったことも思い出しました(笑)。
さて、前置きはこのくらいにして今日は前回に続き男性弱変化名詞の第二弾。
男性弱変化名詞の変化球
前回は、Herzという特殊な中性名詞についても少し触れましたが、この変化とよく似た男性弱変化名詞の例外があります。
2格以降が-nか-enで終わるのが男性弱変化名詞でしたが、Herzは意味によっては2格が-ensと特殊な形になる、男性弱変化名詞に似た変化をするものでした。
2格が-nsになる特徴がこれと一緒で、他は男性弱変化名詞の変化と同じもの。
それらの代表が
der Name(名前):
gen. des Namens, dat. dem Namen, akk. den Namen
der Friede(自由):
gen. des Friedens, dat. dem Frieden, akk. den Frieden
der Buchstabe(文字):
gen. des Buchstabens, dat. dem Buchstaben, akk. den Buchstaben
これらはよく知られている男性弱変化名詞の不規則な形。
さて、ここからが深掘り、私の長年のハテナに付き合ってくれると嬉しいです。
これなんだ
それは、これ。
der Nachbar(隣人)
その変化は、
① der Nachbar
des Nachbarn
dem Nachbarn
den Nachbarn
とも、
② der Nachbar
des Nachbars
dem Nachbar
den Nachbar
とも。
なるほどぉぉぉ( ̄▽ ̄;)?
①は完全に男性弱変化名詞の変化。
②は一般男性名詞の変化となんら変わらず。
どっち?
実際の例文を見てみます。
4格で使われる2つの異なる形。
- Wir haben einen neuen Nachbar(私たちには新しいご近所さんがいる)
- keine Unterstützung durch die Familie oder Nachbarn haben(家族やご近所からのサポートがない)
3格で使われる2つの異なる形。
- neben dem ungeliebten Nachbarn(嫌われている隣人の隣で・に)
- sich mit dem Nachbar unterhalten(ご近所とおしゃべりをする)
この違いには、何か説明可能な理由があるのか、ないのか。
しかしどうやら一つ言えるらしいのは、2格で前から名詞を修飾する使われ方をする場合。
- Nachbars Katze
- Nachbars Junge
この場合には必ず②の一般的な男性名詞の変化の形を取り、①の男性弱変化名詞の変化になりません。
ここにも何か説明可能な理由があるのか、ないのか。
普段は基本的には男性弱変化の①の変化を使い、2格だけは確かに
前から修飾する場合は
- Nachbars Katze
- Nachbars Junge
後から修飾する場合は
- die Katze des Nachbarn/ Nachbars
- der Junge des Nachbarn/Nachbars
と(私はNachbarnで使っていますが)、深く考えずに使っています。
特に納得のいく説明を探しているわけでもなく、不思議でいいな、と思っている単語です(笑)。
さて、話は少しそれますが、男性名詞で1格から4格まで全ての語尾が異なる形に変化してしまうラスボス的存在の男性名詞があるのですが、何かわかりますか?
その単語、その意味においてもラスボス的存在です(笑)。
今日のドイツ語
zwischen zwei Stühlen sitzen どっちつかず
今日も最後まで読んてくださりありがとうございました。
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