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現像現場7


フィギュア選手を撮影する機会があったのでこちらを現像します。
目標はドラマティックに!

元画像はこちらです。普段色温度はカメラ任せにしてしまうことが多いので、思いの外黄色い画像になっていました。RAW撮影だと後から補正がなんとでもなるとはいえ、今後、ホワイトバランスもある程度合わせて撮影しようと反省。

まずホワイトバランスを調整します。モデルさんの顔の色を見ながら青みが出ないギリギリまで青方向に振ります。これは現像の好みもあるので、少し黄色みを残した方が健康的なイメージ、きれいなピンクな肌にするなら青方向に振ります。

ハイライトを上げ、シャドウと黒レベルを落としてドラマチックな感じにします。テクスチャと明瞭度を下げて少し柔らかいイメージにします。やり過ぎ要注意なので、丁度良いと感じたところから少し戻すといった調整をしています。

おでこのあたりが暗いのでトーンカーブで持ち上げます。

更に肌の色をピンク色にするために、HSL/カラーでオレンジの①色相を赤方向にスライドし②彩度を下げます。

最後に露出を再調整します。露出はホワイトバランス、ハイライト、明瞭度など、パラメータを変更するたびに変わるので、その都度調整した方がゴールのイメージがわかりやすいです。

周辺減光入れて完成です。更に作品として追い込む時は、PHOTOSHOPで肌のテカリを消したり、顔の影の調整を部分的に行いますが、現像としてはこれで完成です。


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