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産後の100日間は娘が講師で生徒が私と夫の自己啓発塾のようなもの

親という立場になり、間も無く100日。

彼女が笑えばとにかく私も嬉しい
彼女が泣くと私も泣きたい
彼女が痒そうだと心が痛くなり
彼女が痛そうだと変わってあげたくなる

一言でこの期間を表現すると「幸せとストレスの塊」かな。
でも、ストレスと言っても不満などではなく、私の場合は心配がほとんどでした。

自分より大切なモノが出来た

何もかもが初めてのことでハラハラソワソワ
ちょっと吐いたらすぐ病院連れていっちゃって
「何回吐きました?」「え?1回だけですか?」
なんて看護師さんに言われちゃったり
毎日いろいろな心配である意味心が休まりませんでした。

とにかく自分より大切なものが出来たという事なんだろうなと思います。
この子が幸せで安心できているか、健康であるかが日々の私の幸福度に直接繋がります。

食いしん坊だった私が自分の食事についても、どうでもよくなりました。
食事中に娘が眠くなれば食事を中断をして娘と寝る。
以前ならあり得ないです。
だってスーパー食いしん坊ですよ!
私にとって食とは人生のモチベーションであり、アイデンティティであるからです。
それさえも、疎かになるほど娘優先の今。
これも我慢してそうしてるわけでは無くて、私がそうしたいという感情に自然となりました。

欲求不満は子供が出来たら解決する?!

鑑定をやっていると
自分の欲の消し方や自分を埋めたいのですがどうしたら?
この埋まらない承認欲求はどうしたら?
不倫の沼から抜け出したけどやめられません。どうしたらやめられますか?
についてよく質問されます。

今の私の答えは可能性があるなら、子供を授かると解決する可能性が高いですね。
なんてひっそり思っています。
子育て以上に自己を成長させてくれるものは無いと感じるからです。
自分以上に大切なモノが出来たときに多くのことは解決するんじゃないかと思うんですね。

欲の話で言えば、この小さな命を育てて行くためにはエルメスやシャネルの鞄より、オーガニックコットンの布バッグの方が有難いし、モンクレールのダウンよりおゲロやよだれがついても気にならない洗えるダウンが有難たいわけです。
欲の矛先が全く変わりました。

承認欲求については、子供が産まれて育てていけば勝手に満たされる気がします。
世界中どこを探しても、これほど私という存在を全力で欲してくれる存在は他には居ないわけで、私を無償の愛で包んでくれて、全力で愛情表現をしてくれるから、自分の価値もマックスで高いと思えます。
だってこの子は私が居ないと生きていけないわけだから。
だから、ある程度の不満や心の病って、もしかしたら子育てによって治るのでは?
なんて思ったりもしました。

人の悩みってほとんどが自意識過剰からきていると思うんですよね。
自分がこう思われたい、こう思われたくない、とか
なにか欲しいとか、評価されたいとか
なんだか埋まらないとか
けっこう自分自分自分。

例えば遅刻とかって、周りの人の事を考えたらできないと思っていて。
自分のことだけを考えて生きてるからできるわけですよね…大人で言えば不倫もその最たるものだと思います。

自分以上に大切な、そして全く自分都合でコントロールできないそんな子供という存在が、出来ることでなんかそういう自分自分自分みたいなのから解放される気がするんですよね。
私自身が、初めて他人を大切にする気持ちがわかったようなそんな感覚になりました。

感謝不足に気付ける子育て

私はこの子育て100日を振り返って思ったことが
あれ?子育てが辛かった日がなかったぞ!
という事です。
辛いとさんざん言われていたので、覚悟していたのですけど。
全然なかったんです。

そりゃ物理的には色々ありました。
いやーありまくり!笑
でも、必ず毎日思った事は
いやいや、これも親という立場にさせて頂けたから体験できるのだ。
でした。

何やっても泣かれて、夫が抱っこしたら泣き止むみたいなのが繰り返された日には、自分が鬱になりそうにもなりましたが。
そんな事もなんか、幸せでした。
っていうかそれさえ有り難いって本当に思えたんですよね。

この子が産まれてきてくれなかったら、私はこの子育ての道中に度々登場するシンドイ!という体感さえ知らないで死ぬところだったから、そこだけ切り抜くと辛い体験に思える事も、その体験をさせて頂けてると思えたら全てが有り難く思えてきました。
綺麗事じゃなくて、本当に心底思えているんです。

日々の不満はいつでも感謝不足から生まれるし、
日々の心配事も目の前の事への感謝不足で生まれます。
仕事もそうだなって。
目の前のお客様を疎かにして、そこに感謝がなくなって当たり前になってしまい、それを飛び越えてビジネスをやり始めるとやっぱり人はおかしくなる。結果、最後自分がおかしくなる訳ですよね。

子供を授かったことで私の中の感謝というものの取り扱いが変わっていきました。
表面だけでやってた感謝してます風から
(自分的には感謝してるつもりでしたが、今思うもらそれは感謝とは言わないと気付いた事がいくつかある。。。)
本当に心底自然界に対して感謝ができる様になれました。
少しづつですが…
なんか、私がやっと少し人間っぽくなって来た気がしています。
感謝が溢れてくるという感情も私は子供が産まれてから初めて知ったのかもしれないです。

以前までの私の感謝の中身を解説すると、
めっちゃ、ついてる!イエーイ!
ラッキーー♩あざーっす!
ってノリだったと思うんですよね。。
調子乗ってた、勘違いの塊だった
そんな気がしました。

子育ては自己啓発塾のようだ

この産後100日間戦争なんて言われますが、それを終えようとしているわけですが本当に幸せな100日でした。

1番私が成長出来た100日です。
この100日は親が人として必要なものや考え方が身につく大人のオリジナル自己啓発塾みたいなものですね。
講師は小さな小さな娘で、生徒は私と夫。
びっしり99泊100日の合宿制。

本当にありがとうございました。

次のステップを夫婦で踏んで、さらに娘に育ててもらいたいと思います笑

パパとママに沢山の事をこの100日で教えてくれてありがとう。

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